普段は飛行機に乗らないけど、ANAマイルを貯めて無料で旅行に行きたい!
そんなとき、ANAアメックスとSPGアメックスの2つのカードが候補に上がり、最終的にどちらを持とうか悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
どちらも普段のカード利用でのマイル還元率は1%以上、しかもポイントの有効期限がないのでいつまでもANAマイルが貯められるという点で共通しています。
ただ、ANAアメックスは通常のマイル還元率1%なのに対し、SPGアメックスは最大1.25%。
普段の買い物でANAマイルを貯めるならSPGアメックスの方が得なのかと思いきや、ANAアメックスの年会費は7,700円(税込)と、SPGアメックスの34,100円(税込)よりも割安です。
ここまでの内容を表にまとめると、以下のとおり。
![]() ANA アメックス |
![]() SPG アメックス |
||
---|---|---|---|
年会費 (税込) |
本カード | 7,700円 | 34,100円 |
家族カード | 2,750円 | 17,050円 | |
ANAマイル還元率 | 1% | 1〜1.25% | |
ポイント有効期限 | 無期限 |
じゃあ、ANAアメックスとSPGアメックス、どちらのカードでANAマイルを貯めればよいのか?
結論から言うと、年に最低1回はマリオット・インターナショナルのホテルに泊まるのかどうか?これが分かれ目になります。
もしも年に1度はマリオット・インターナショナルを利用するなら、SPGアメックスは実質年会費無料でANAマイル還元率1.25%、ANAアメックスよりもはるかにお得なマイルカードになります。
でも、、、
- マリオット・インターナショナル、何それ?
- マリオット・ホテル、知ってはいるけど、泊まる機会はまずないかな…。
このように感じる人にとっては、ANAマイル還元率は1%と低いものの、年会費が7,700円(税込)のANAアメックスがお得になります。
このページでは、なぜにマリオット・インターナショナルに宿泊すればSPGアメックスの方が得なのか?そしてANAアメックスとSPGアメックスのちがいについてくわしく説明します。
この内容を参考にANAアメックスとSPGアメックス、自分に合ったカードを選べば、効率よくANAマイルを貯めることができますよ。
SPGアメックスは無料宿泊特典で実質年会費が無料になる!
SPGアメックスは、ANAマイル還元率1.25%が魅力ではあるものの、34,100円(税込)という高額な年会費が気になるところ…。
でも、このカードは毎年の継続ボーナスとして世界中のマリオット・インターナショナルで利用できる無料宿泊特典がもらえるのが大きな特徴。
この無料宿泊特典はうまく活用すれば、年会費34,100円(税込)の価値が! そのため、SPGアメックスは年会費実質無料で持つことも可能なんです。
そのため、この無料宿泊特典に魅力を感じ上手く活用できるなら、ANAアメックスよりもSPGアメックスがオススメです。
年会費(税込) | 34,100円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
17,050円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | Marriott Bonvoy 100円=3ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JALなど40社以上 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込み&3か月間の利用金額で最高60,000ポイントプレゼント!
ANAアメックスはマイル還元率1%。SPGアメックスよりもマイル還元率は低いものの、年会費7,700円(税込)と低コストなのが特徴。
また、他社が発行しているANAカードはポイント有効期限が2〜3年と固定されていて延長できないのに対し、このカードは無期限にポイントを貯められる希少なANAカードなんです。
もしもSPGアメックスの無料宿泊特典に魅力を感じず活用できそうにないなら、ANAアメックスはSPGアメックスよりも低コストでANAマイルを無期限に貯められるカードになります。
年会費(税込) | 7,700円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
2,750円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高200万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、最大60,000マイル相当のボーナスポイントが!
まずはANAアメックスとSPGアメックスのちがいをチェック!
ANAアメックスとSPGアメックスのちがいを説明する前に、まずは2つのカードのちがいをザックリと表にまとめました。
![]() ANA アメックス |
![]() SPG アメックス |
||
---|---|---|---|
年会費 (税込) |
本カード | 7,700円 | 34,100円 |
家族カード | 2,750円 | 17,050円 | |
ポイント・プログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マリオット・ボンヴォイ ・ポイント 100円=3ポイント |
|
ANAマイル 還元率 |
通常 | 1ポイント=1マイル 1% |
3ポイント=1マイル 1~1.25%(※1) |
ANA特約店 | 1.5%〜2% | なし | |
ANA航空券の購入 | 2.5% | なし | |
ポイント有効期限 | 無期限(※2) | 実質無期限(※3) | |
ANAマイル 移行手数料(税込) |
6,600円 | 無料 | |
ANAマイル 移行上限 |
なし | ||
継続特典 | 1,000マイル | 世界中の マリオット・ インターナショナルでの 無料宿泊特典 |
|
ショッピング保険 | 200万円 | 500万円 |
(※1)SPGアメックスのマイル還元率は基本的には1%。ただし2万マイル以上まとめて移行するとボーナスとして5,000マイルが加算されることにより還元率1.25%
(※2)ANAアメックスのポイント有効期限はポイント移行コース(年間6,600円・税込)への登録で無期限に
もしもポイント移行コースに登録しないと、有効期限は2〜3年
(※3)SPGアメックスのマリオット・ボンヴォイ・ポイントの有効期限は、最後のポイント増減から24ヶ月
この2つのカードは、上の表の内容だけでなく旅行サービスや付帯保険もかなり異なります。
ただ、このページはどちらのカードがANAマイルを貯めやすいのか?が本題なので、ANAマイルを貯める・使うことに関連するちがいだけを比較しました。
なお、この2つのカードの付帯サービスのちがいについては、ページ後半で紹介しています。
上記の表で注目すべきなのは、、、
- SPGアメックスはボーナスを獲得してはじめてANAマイル還元率1.25%
- ANAアメックスはポイント有効期限を無期限にするために年間6,600円(税込)が必要
- SPGアメックスの年会費31,000円は、継続特典で実質無料になる
この3点になります。
SPGアメックスはボーナスがなければANAアメックスと同じ還元率1%
まず、もっとも重要なANAマイル還元率について。SPGアメックスはANAマイル還元率が最高1.25%と、ANAアメックスの1%を上回ります。
ただ、SPGアメックスのマイル還元率を1.25%にするためには、貯めたポイントを2万マイルの倍数分移行する必要があることに注意しましょう。
もしもポイントからマイルへの移行が2万マイルよりも少なければ、SPGアメックスのマイル還元率は1%。これだとANAアメックスと同じですからね。
SPGアメックスのポイントプログラムであるマリオット・ボンヴォイ・ポイント。このポイントを6万ポイント=ANAマイル2万マイルに移行するごとに、ボーナスとして5,000マイルがもらえます。
6万ポイントなら2万マイル+ボーナスマイル5,000マイル、12万ポイントなら4万マイル+ボーナスマイル1万マイルといった具合です。
このボーナスマイルを獲得することにより、マイル還元率1.25%が実現するというわけです。


とは言え、ANAマイルを特典航空券に交換するときは2万マイル以上になることが多いので、あまり問題はないはず。
ANAマイル2万マイルというと、、、
- ANA国際線…アジア1のレギュラーシーズン・エコノミー、ちょうど2万マイル
※アジア1…香港、台湾、マニラ(フィリピン)、北京・上海とか中国 - ANA国内線…東京から石垣島・宮古島までレギュラーシーズン往復がちょうど2万マイル
- 東京から沖縄本島までハイシーズン21,000マイル
1人分で大体こんな感じ。また、ご夫婦など2人分なら必要マイルは倍になるので、2万マイルをまとめて交換するのはけっこう現実的です。
まとめると、SPGアメックスはカード利用で貯めたポイントを2万マイル単位で移行することが前提のカードです。

ANAアメックスの年会費は実質13,000円
ANAアメックスは年会費7,700円(税込)。SPGアメックスの34,100円(税込)よりもはるかに低いのが魅力です。
マイル還元率も大事ですが、マイルを貯めるためのコストである年会費をどれだけ低く抑えることができるかも重要なポイントですからね。
ただ、ANAアメックスの年会費は実質的に14,300円(税込)だと考えた方が無難です。
どういうことかと言うと、ANAアメックスはポイント有効期限を無期限にするために、ポイント移行コースに登録する必要があります。
このポイント移行コースの登録費が、1年間で6,600円(税込)なんです。

実は、ANAアメックスのポイント有効期限は基本的には2~3年と、ほかのANAカードと何ら変わりません。
ANAアメックスのポイント有効期限は2~3年。
なぜにこのようなアバウトな期間なのかというと、このカードのポイントが失効するのは、ポイントを獲得してから2年後の年度末だから。
たとえば2019年の4月にカード利用で獲得したポイントが失効するのは、2年後の年度末=2022年の3月末。この場合だとポイントが失効するまで約3年の期間があります。
ただ、2019年3月に獲得したポイントだと、失効するのは2年後の年度末=2021年の3月末。これだと約2年でポイントが失効してしまいます。

このANAアメックスのポイントは、年間6,600円(税込)のポイント移行コースに登録し続けている限り、ポイントが絶対に失効しないというしくみです。
ANAアメックスとSPGアメックスの2種類を比較検討している方の多くは、ポイント有効期限を気にせずに長い期間をかけてANAマイルを貯めたいと考えているはず。
そのため、ANAアメックスは入会後3年が経てば、ポイント移行コース(年間登録費6,600円・税込)への登録が必須だと言えます。
このことから、ANAアメックスは本来の年会費7,700円(税込)とポイント移行コース6,600円(税込)の合計14,300円が毎年のコストとして必要なカードだと思っておいた方がいいですね。
ポイント移行コースは、ポイント有効期限を無期限にするためには登録必須です。
ただ、貯めたポイントを特典航空券と交換するためにまとめてANAマイルに移行してしまえば、すぐに解除することをオススメします。
ANAマイルに移行した残ったポイントはわずか。その上ポイント移行コースに登録していなくても2~3年は失効しませんから、登録している理由は何もないわけです。
ポイント移行コースは1年単位で登録・解除を繰り返すことができるので、コストを抑えるためにもポイントをANAマイルに移行した後は忘れず解除することをオススメします。
ANAアメックスのポイント移行コースに登録・解除するもっとも効率のよい方法は、以下の図のとおり。

なお、SPGアメックスはこういったコストのかかるサービスに登録することなく、ポイント有効期限は実質無期限です。
ここまでSPGアメックスのポイント有効期限は「実質無期限」だと説明してきました。
この「実質」とはどういう意味か?具体的に説明します。
SPGアメックスのポイントプログラムであるマリオット・ボンヴォイ・ポイントの有効期限は、最後にポイントの増減があってから24か月間、つまり2年なんです。
つまり、マリオット・ボンヴォイ・ポイントを貯めたり使ったりという動きが2年間まったくなければ失効してしまうという意味。
ただ、SPGアメックスを普段の生活で使っていれば、毎月必ずポイントを獲得することができます。
そのため、毎月ポイント有効期限が延長される形になり、永遠に有効期限を迎えることがないわけです。


ANAアメックスはポイント移行コースに入ったらポイント有効期限が無期限。
もしかしたら「年会費以外にも、まだ金取るんかい!(怒)」って感じる人もいるかもしれんな。
けど、ほかのANAカードやとポイント有効期限は問答無用で2~3年で延長なし。
もしもその有効期限内にポイントをANAマイルに移行できひんかったら失効してしまうことを考えたら、有料でもポイント有効期限を伸ばせるANAアメックスはメリットが大きいと思うで。
あと、ANAと提携してるわけでも何でもないSPGアメックスで、有効期限なしでANAマイルが貯められるんはビックリやな(笑)
SPGアメックスの年会費31,000円は実質無料に!

ANAアメックスとSPGアメックス、どちらがANAマイルを貯めるのに得なのかの1番大きな決め手になるのが、冒頭でも説明したとおりマリオット・インターナショナルに宿泊するかどうか?
SPGアメックスの継続特典としてもらえる無料宿泊特典は、年会費34,100円(税込)以上の価値として利用することも可能なんです。
なので、もしもSPGアメックスの無料宿泊特典を活用できるなら、実質的に年会費無料でANAマイルを無期限に貯めることができる優良カードだと言えます。
ANAアメックスは先ほど説明したように、マイル還元率1%で実質的に毎年14,300円(税込)のコストが必要なカード。
でも、SPGアメックスはマイル還元率が最大1.25%とANAアメックスよりもお得な上に年会費が実質無料となれば、持たない選択肢はありません!
一方、もしもSPGアメックスの無料宿泊特典を活用することができなければ、年会費31,000円+税をモロに負担しなければならないことに(泣)
そうなると、せっかくのマイル還元率最大1.25%も高額な年会費のせいでお得度が下がってしまうというわけです。
そこで、SPGアメックスでANAマイルを貯めるかどうかの分かれ目となる無料宿泊特典について、くわしく説明します。
無料宿泊特典は毎年もらえる
SPGアメックスの無料宿泊特典は、入会してから1年ごとに毎年もらえる特典です。
入会初年度はこの特典を受け取ることはできませんが、入会2年目以降は毎年必ず無料宿泊特典がもらえます。
無料宿泊特典をもらう条件は、SPGアメックスを解約せずに継続して持っていること。たったそれだけ。
このカードを持ってさえいれば、仮に1年間まったくカードを利用しなかったとしても無料宿泊特典はもらえるわけです。
そのため、入会2年目以降はこの特典で年会費を実質的にゼロにできるわけですね。
入会初年度は無料宿泊特典がありません。
その代わりと言っては何ですが、入会初年度の年会費は入会キャンペーンで実質的に抑えることができます。
SPGアメックスに入会して3か月以内に10万円をカード利用すれば、ANAマイル1万マイル相当のポイント(具体的にはマリオット・ボンヴォイ・ポイント30,000ポイント)がもらえます。

このポイントは3ポイント=1マイルの価値がありますから、30,000ポイント=1万マイルになります。
入会キャンペーンの3か月間で10万円のカード利用は、けっこう多くの人がクリアできる条件ではないでしょうか?
SPGアメックスに入会すると同時に、ANAマイルを貯めるためにこのカードでありとあらゆる日常生活の出費を支払うようにすれば、多くの人が1~2か月で条件をクリアできる気がします。
ANAマイル1万マイルというと、使い方にもよりますが15,000円~5万円ほどの価値があります。
※1マイルの価値が国際線エコノミーの特典航空券だと1.5円~2円、ビジネスクラスなら3~5円(驚)ほどの価値になることが多いです。
そのことを思うと、SPGアメックスの初年度年会費34,100円(税込)は入会キャンペーンで抑えられる or ヘタをすると年会費以上に得になると言えますね。
世界中のマリオット・インターナショナルで利用できる
さて、SPGアメックスで毎年もらえる無料宿泊特典。一体どんな特典なのかというと、世界中のマリオット・インターナショナルに1泊2日・2名までなら無料で宿泊できるという特典。
このページを読んでいる人は飛行機に乗らずにANAマイルを貯めたいはずなので、無料宿泊特典を活用するなら国内のマリオット・インターナショナルになると思います。
国内のマリオットホテルは具体的には以下の表のとおりで、約40のホテルが存在します。
都道府県 | ホテルの名前 |
---|---|
北海道 |
|
宮城県 | ウェスティンホテル仙台 |
東京都 |
|
千葉県 | シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル |
神奈川県 | 横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ |
長野県 |
|
山梨県 | 富士マリオット・ホテル山中湖 |
静岡県 | 伊豆マリオット・ホテル修善寺 |
愛知県 |
|
滋賀県 | 琵琶湖マリオット・ホテル |
大阪府 |
|
京都府 |
|
兵庫県 |
|
和歌山県 | 南紀白浜マリオット・ホテル |
広島県 | シェラトングランドホテル広島 |
徳島県 | ルネッサンス リゾート ナルト |
宮崎県 | シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート |
沖縄県 |
|
全国的にホテルがあるので、年1回の家族旅行などでも比較的利用しやすいですね。
無料宿泊特典が利用できるのは50,000ポイント以下のホテル
ただ、ここで気をつけなければならないのが、先ほど説明したマリオット・インターナショナルすべてでSPGアメックスの無料宿泊特典が利用できるわけではないこと。
無料宿泊特典が利用できるのは、マリオット・インターナショナルの中でも一定以下のランクのホテルだけなんです。
具体的に説明すると、世界中のマリオット・インターナショナルは、マリオット・ボンヴォイ・ポイントを使って無料宿泊することも可能です。
そのとき必要なポイント数は実際の宿泊代金ではなく、ホテルのカテゴリーとシーズンによって固定されています。
そして、SPGアメックスの無料宿泊特典で利用できるのは、宿泊のための必要ポイントが50,000ポイント以下のホテル・シーズンに限られているというわけです。
マリオットインターナショナルの宿泊に必要なポイント数
カテゴリ | スタン ダード |
オフピーク | ピーク | 国内のホテル |
---|---|---|---|---|
1 | 7,500 | 5,000 | 10,000 | 日本では該当なし |
2 | 12,500 | 10,000 | 15,000 | |
3 | 17,500 | 15,000 | 20,000 | |
4 | 25,000 | 20,000 | 30,000 |
|
5 | 35,000 | 30,000 | 40,000 |
ほか多数 |
6 | 50,000 | 40,000 | 60,000 |
|
7 | 60,000 | 50,000 | 70,000 |
|
8 | 85,000 | 70,000 | 100,000 |
|
日本だと、主に高級ホテルで有名なザ・リッツ・カールトンが無料宿泊特典の対象外となっています。
このことから、できるだけ必要ポイントが50,000ポイントに近いホテルでこの特典を利用した方が得なわけです。もっと言うと、同じカテゴリーでも宿泊代金が高額なホテルで特典を利用した方が、お得度が高くなります。

もしかしたら、SPGアメックスの無料宿泊特典はカテゴリが低いホテルでしか利用できんからガッカリする人もおるかも。
ただ、マリオット・インターナショナルはそもそもが高級なホテルやから、どこに泊まっても十分快適な設備&サービスやから、そのへんは大丈夫やで!
宿泊ホテル・利用時期によっては年会費以上の価値が!
このように、SPGアメックスの無料宿泊特典はどのカテゴリー・シーズンにホテルで活用するかによってお得度が変わります。
そのため、通常なら1泊の宿泊代金がSPGアメックスの年会費34,100円(税込)以上のホテルでこの特典を利用すれば、SPGアメックスは年会費無料どころか年会費よりも得できるカードになるというわけです。
たとえば東京ディズニーリゾートのすぐ近くにあるシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル。このホテルはゴールデンウィーク中の土日に2人で1泊すると41,800円というなかなか高額な宿泊料金が必要です(汗)

でも、SPGアメックスの無料宿泊特典を利用すれば、この41,800円が無料になるというわけです。このカードの年会費が34,100円(税込)であることを考えても、1万円近くお得になっています。
また、無料宿泊特典は予約さえ取れれば年末年始やゴールデンウィークといった繁忙期でも利用できるため、宿泊料金が高騰しているタイミングに活用できれば、よりお得度が増すわけです。
もしも無料宿泊特典の価値を最大限に高めたいなら、こういったホテルで無料宿泊特典を利用することをオススメします。

SPGアメックスの無料宿泊特典は、マリオット・インターナショナルを使う機会がある人やったら、ホンマにお得やと思うで。
あと、もしも今までマリオット・インターナショナルを使ったことがない人でも、これからは年に1~2回は宿泊するようなライフスタイル憧れるんやったらSPGアメックスを持つのも1つ。
管理人もアメックス・プラチナの特典を利用したいだけの理由でバンコクのマリオットホテルに宿泊したことがあるけど、高級すぎてええ経験になったで(幸)
家族でマイルを貯めるなら、家族カードではなく
それぞれに本カードを持つことをオススメ
このページを読んでくれている人の中には、ご夫婦などでアメックスを持ち、家族で一緒にANAマイルを貯めたいと考えている人もいらっしゃるはず。
そんなときは、奥さんが買い物で使うために家族カードに申し込むのが一般的です。一般的には、家族カードは次のようなメリットがありますからね。
- 本カードとくらべて年会費が低い
- ポイントが本カードに集約されるため、ANAマイルに移行するときに便利
- カード利用代金の支払いも本カードに集約されるので、家計管理にも役立つ
特に年会費が安いのとポイントがまとめられるのは、ANAマイルを貯める上で目に見えるメリットです。
そのため、ANAアメックスに関しては家族単位でANAマイルを貯めたいなら、家族カードを活用することをオススメします。
ただ、SPGアメックスは家族カードに申し込むことをオススメしません!もしご夫婦で一緒にANAマイルを貯めるとしても、ご夫婦それぞれに本カードに申し込むことをオススメします。

なぜSPGアメックスは同じ家族でもそれぞれに本カードに申し込んだ方がいいのかと言うと、、、
- 家族カードは無料宿泊特典がもらえないので、年会費16,500円(税込)はモロに負担しなければならない
- カード利用で貯まるマリオット・ボンヴォイ・ポイントは他人に譲渡可能!なので家族のポイントを一旦まとめてからANAマイルに移行すれば、無駄なく特典航空券と交換できる
こういった理由から。
ご夫婦それぞれに本カードを持っていれば、当然ながら無料宿泊特典もそれぞれにもらえるため、年会費実質無料でマイルを貯めることができるのが大きな魅力です。
でも、SPGアメックスの家族カードのもっとも大きなデメリットは、無料宿泊特典の対象外であること。つまり、家族カードの年会費17,050円(税込)を実質的に引き下げることができないわけです。
普段のカード利用でANAマイルを貯めるためだけに毎年17,050円(税込)の年会費を支払うのは、かなり効率が悪い気がします。
なお、SPGアメックスの家族カードは年会費以外にも、いろんな意味で微妙です。その理由は以下のページでくわしく説明しています。
無料宿泊特典を活用できるならSPGアメックスが絶対オススメ!
ここまでANAアメックスとSPGアメックス、ANAマイルを貯めるために選ぶ大きな分かれ目は、SPGアメックスの無料宿泊特典を活用できるかどうか?これが大きなポイントだと説明しました。
この特典をうまく活用することができれば、SPGアメックスは年会費無料でマイル還元率1.25%というクレジットカード全体でみても高い水準でANAマイルが貯まる超優良なマイルカードです。
ただ、「マリオットのホテル、別に興味ないから泊まることはないかな…。」という方にとっては、SPGアメックスの年会費34,100円(税込)は完全なコストになってしまいます。
この場合、普段のカード利用だけでANAマイルを貯めるなら、年会費が7,700円(税込)、家族カードなら2,750円(税込)と少ないコストで済むANAアメックスの方が適していますね。

SPGアメックスを選ぶ基準は、毎年の無料宿泊特典に魅力を感じるかどうか?
ここで気をつけて欲しいのは、SPGアメックスを実質年会費無料にするために、無理して年1回マリオット・インターナショナルに宿泊しようとせんこと。
そうなるとANAマイルをできるだけ効率よく貯めるって目的から外れてしまうから注意してな。
2つのカードのちがいはほかにもある
ここまで説明したとおり、日常的な食費やガソリン代、光熱費といった支出でANAマイルを貯めるのに適しているカードは、、、
- 年1回マリオット・インターナショナルに無料宿泊できる特典を有効活用できる…SPGアメックス
- SPGアメックスの無料宿泊特典に魅力を感じない…ANAアメックス
このようになります。
そして、この2つのカードはどちらもアメックスのカードだけあって、旅行サービスを中心にまだまだ多くのサービスが付帯しています。
SPGアメックスはもともとの年会費が34,100円(税込)と高額なだけあって、ANAアメックスよりも全体的に充実しているのが特徴ですね。
日本国内での日常生活でANAマイルを貯めたい人にとってはほとんど活用できる場面がないものばかりですが、簡単に紹介したいと思います。
ANAアメックスはANA特約店・航空券でボーナスマイル

ANAアメックスのマイル還元率は基本的に1%。ただ、ANAと提携している「特約店」やANA公式サイトでの航空券購入は、この1%に加えて0.5~1%程度のボーナスマイルが得られるという特典があります。
この特典、一見日常生活でANAマイルを貯めるのにお得な気がしますが、実はあまり意味がありません。なぜかというと、ボーナスマイルは通常のポイントとは異なり有効期限が2~3年と限られているから…。
特約店で得られるボーナスは、ANAアメックスのポイントではなく直接ANAマイルとして加算されるんです。
このページを読んでいる人は、有効期限を気にせずANAマイルをマイペースで貯めて特典航空券を手に入れたいと考えているはず。
そうなると、せっかくもらったボーナスマイルだけは有効期限で失効してしまう可能性が高なります。そのため、この特典は日常生活の支出だけでANAマイルを貯めたい人にとってはあまり魅力がありません。
なお、ボーナスマイルがもらえるANA特約店の主なところは以下のとおりとなります。
セブンイレブン | ![]() |
イトーヨーカドー | ![]() |
スターバックス (スターバックスカードにチャージ) |
![]() |
マツモトキヨシ | ![]() |
ENEOS | ![]() |
エッソ | ![]() |
モービル | ![]() |
ゼネラル | ![]() |
ヤマダ電機LABI | ![]() |
セブンイレブンやENEOSのような普段利用しやすいところでボーナスマイルが得られるのは魅力なのですが、直接ANAマイルに加算されて失効してしまう可能性が高いことを考えると、大きく期待しない方がいいですね。
海外旅行保険・海外での電話サポート
ANAアメックスとSPGアメックスは、どちらも海外旅行で必須とも言える海外旅行保険と海外からの電話サポートが付帯しています。
2つのカードは海外でのトラブルに24時間365日、日本語で電話対応してくれるという点で共通していますが、SPGアメックスの方がはるかに優れたサービス内容となっています。
もともとの年会費が34,100円(税込)と7,700円(税込)、約4倍もちがうので、当然と言えば当然ですね(汗)
海外旅行保険は、SPGアメックスならこの1枚で十分OKです。一方ANAアメックスは、ハッキリ言って使い物にならないレベルなので注意しましょう(泣)
そのため、もしも貯めたANAマイルで海外旅行へ行くときは、ANAアメックスを持っているなら必ず海外旅行保険はほかの方法でカバーする必要がありますね。
以下のとおり、ANAアメックスとSPGアメックスの海外旅行保険を比較しました。
補償内容 | ![]() ANA アメックス |
![]() SPG アメックス |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 最高3,000万円 | 最高1億円(利用) 最高5,000万円(自動) |
疾病・傷害 | 最高100万円 | 最高300万円(利用) 最高200万円(自動) |
賠償責任 | 最高3,000万円 | 最高4,000万円 |
携行品損害 (年間最高100万円) |
1旅行30万円 | 1旅行50万円 |
救援者費用 | 最高200万円 | 最高400万円(利用) 最高300万円(自動) |
適用条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
キャッシュレス 診療 |
なし | あり |
ANAアメックスの海外旅行保険がダメな理由は、以下の2つです。
- もっとも利用する可能性が高い海外での病気・ケガの補償が100万円と少ない(SPGアメックスなら300万円まで補償)
- 現地の病院で一旦自分で医療費を支払い、帰国後に保険金を受け取る(SPGアメックスならアメックスが直接病院に保険金を支払ってくれる)
海外旅行保険の病気・ケガの補償は、最低でも300万円は欲しいところ。ANAアメックスの100万円だと、万一のときに保険でカバーできずに自腹を切らなければならない可能性がけっこうあります。
あと、致命的なのは医療費の全額を一旦自分で支払わなければならないこと。
海外の医療費は日本よりもはるかに高額。風邪やちょっとしたケガでも数万円、数十万円といった金額になることは珍しくありません。
海外旅行中だと、病院で支払わなければならない医療費を用意できない可能性が高いのが落とし穴なんです。

そもそも、海外旅行で「病院へ行く可能性もあるから、100万円ぐらい持って行こう!」と考える人はまずいませんし、海外で現金を調達するのは意外と難しいものです。
日本のキャッシュカードは海外のATMではほとんど利用できません。また、クレジットカードの海外キャッシングもほとんどの場合だと限度額が数十万円程度…。
(ちなみに、アメックスは海外キャッシングが利用できません)
そのため、ANAアメックスの海外旅行保険は実用性ゼロだと言ってしまってもいいぐらいです。
なお、SPGアメックスの海外旅行保険だと、アメックスが直接病院に医療費を支払ってくれます。
そのため、万が一海外で病院に行く必要が出てきたとしても、お金の心配をせずに治療を受けることができるというわけです。
ここまで説明したとおり、特に海外旅行保険はANAアメックスよりもSPGアメックスの方が大きく優れています。
日常生活でANAマイルを貯めるには何の問題もありませんが、特典航空券で海外旅行へ行くときは、ANAアメックスを持っているならほかのカードや優良の海外旅行保険でカバーしましょう。
空港ラウンジサービス
ここから紹介する付帯サービスは、ANAアメックスとSPGアメックスとでまったく同じものです。
まずは空港ラウンジサービス。

このサービスは、国際線や国内線を利用するときの航空での待ち時間を特別待合室である空港ラウンジですごすことができるというもの。
空港ラウンジはフリードリンクで、ソファーに座りながらスマホを充電しながら飛行機の搭乗時間を待つことができるのがメリットです。
そのため、飛行機を利用する機会が多い人の中にはこの空港ラウンジサービスを利用したいがためだけにクレジットカードを持つ人もいるほどです。
空港ラウンジサービスは多くのクレジットカード(ゴールドカード以上)に付帯するサービスですが、ANAアメックスとSPGアメックスが優れている点として、同伴者1名も空港ラウンジを無料利用できることが挙げられます。
多くのカードだと、カード会員1人だけしかラウンジを無料できず、一緒にいる家族や友だちはラウンジの利用料金1,000円前後(ラウンジにより異なる)を支払わなければなりません。
1,000円というと払えと言われれば払えるけど、飛行機の待ち時間に休憩するためだけに1,000円払うのって、けっこう微妙ですよね…。
その点ANAアメックスとSPGアメックスなら、特典航空券で家族で海外へ行くときに便利なわけです。
しかも、同伴者1名無料は家族カードにも当てはまります。ANAアメックスでご夫婦で本カード+家族カードを持っていれば、合計で同伴者2名も空港ラウンジを無料で利用できるというしくみ。
ご夫婦+お子さん2人の家族旅行でも、家族全員で空港ラウンジを利用できるというわけですね。
SPGアメックスは先ほども説明したとおり、家族カードはあまりに微妙なのでおすすめしていません。でも、一応言うと家族カードでも空港ラウンジサービスは同伴者1名が利用可能です。
なお、アメックスの空港ラウンジサービスについては、以下のページでくわしく説明しています。
手荷物無料配送サービス

手荷物無料宅配サービスは、海外旅行から帰国したとき、空港から自宅までスーツケースのような手荷物を1個、無料で配送してくれるサービス。
このサービスも空港ラウンジサービスと並んで人気です。
具体的には、成田・中部・関西の3つの国際空港の受付カウンターで航空券とアメックスのカードを提示して荷物を預ければ、翌日には自宅に配送してくれます。
空港からリムジンバスや電車を乗り継いで帰宅するなら、スーツケースを転がして移動しなくてもよいのはメリットが大きいですね。
なお、アメックスの手荷物無料宅配サービスについては、以下のページでくわしく説明しています。
まとめ
このページでは、ANAアメックスとSPGアメックス、ANAマイルを貯めるならどちらが得なのか?そして2つのカードのちがいについて説明しました。
この2つのカードを選ぶポイントを最後にもう1度まとめると、SPGアメックスの無料宿泊特典を活用できるかどうか?これに尽きます。
SPGアメックスはANAマイル還元率が最高1.25%なのが最大の魅力です。
ただ、普段のカード利用だけでANAマイルを貯めることを考えると、34,100円(税込)という年会費は一見コスパが悪いように感じます。
でも、このカードは使い方によっては年会費以上の価値がある無料宿泊特典で年会費を実質無料にできるのが大きなポイント。
もしこの無料宿泊特典をうまく活用できれば、このカードは年会費実質無料な上にANAアメックスを上回るマイル還元率でANAマイルを貯めることができる超オススメカードです。
年会費(税込) | 34,100円 |
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家族カード 年会費(税込) |
17,050円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | Marriott Bonvoy 100円=3ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JALなど40社以上 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
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ただ、SPGアメックスの無料宿泊特典を活用できそうにないなら、年会費7,700円(税込)のANAアメックスでマイルを貯めた方が、結果的にお得になります。
ANAアメックスはマイル還元率1%とSPGアメックスとくらべると劣るものの、SPGアメックスの約4分の1の年会費で無期限にポイントを貯めることができるのが魅力です。
無期限にポイントを貯めるためには、入会3年目以降はポイント移行コース(年間登録費6,600円・税込)への登録が必要になるため、毎年14,300円(税込)のコストがかかってしまいます。
ただ、それでもSPGアメックスの年会費34,100円(税込)よりもはるかに少ないコストでANAマイルを貯めることができるのがメリットです。
年会費(税込) | 7,700円 |
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家族カード 年会費(税込) |
2,750円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高200万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
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まぁ、ご夫婦とか2人以上の国内線、あとはもしも1人分でも国際線やったら25,000マイル以上になることがほとんどやから、あんまり問題ないで。
ただ、万が一ボーナスマイル5,000マイルをもらっても特典航空券の交換に使わへんねやったら、SPGアメックスよりもANAアメックスの方がええかも。