アメックス・ゴールドとSPGアメックス。どちらもアメックスが発行していて、多くのサービスがカブっています。
この2つのカードの特徴のちがいを一言でまとめてしまうと、次のとおり。
- アメックス・ゴールドは、空港でのサービスを中心に旅行サービスが手厚い
- SPGアメックスは、マリオット・インターナショナルでのサービスが充実
結論から先に言うと、アメックス・ゴールドがオススメなのは次のような方。
- 旅行先のホテルがマリオット・インターナショナルに限らない方
- いつかは上位のプラチナ・カードを持ちたいと考えている方
- レストランでコース料理を注文する機会多ある方
一方、SPGアメックスの方がオススメなのは次のような方。
- 年に1〜2回の旅行でマリオット・インターナショナルのホテルに宿泊したい方
- マイルを効率的に貯めたい方
このページでは、「どちらのカードを申し込めばいいのか?決め手が欲しい!」と言う方のために、アメックス・ゴールドとSPGアメックス、2つのカードの違いについてくわしく説明します。
このページを最後まで読めば、年1〜2回の旅行でフル活用できるカードはどっちか? バッチリ理解した上で、何の迷いもなく申し込めるハズ!
アメックス・ゴールドは旅行サービス・レストラン優待が充実!
アメックス・ゴールドは、旅行やレストランのサービスの充実っぷりが大きな特徴。また、アメックス・プラチナへの道も開かれます。
このカードがSPGアメックスよりも優れている点を具体的にまとめると、以下のとおり。
- 手荷物無料宅配サービスが出発時にも利用可能
- プライオリティパスで海外空港ラウンジが年2回まで無料利用できる
- ゴールド・ダイニング by 招待日和で1万円相当のコース料理が1人分無料になる(2名以上での利用が条件)
- プラチナカードのインビテーションが届く可能性がある
つまり、アメックス・ゴールドは将来アメックス・プラチナを視野に入れていたり、年1〜2回の国内外への旅行でいろいろなホテルに宿泊したい方に適したカードだと言えます。
年会費(税込) | 31,900円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
13,200円←1枚目は永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から3ヶ月以内のカード利用で最大40,000ポイントプレゼント!
SPGアメックスはマリオット・インターナショナルでの宿泊が身近になる!
SPGアメックスは、毎年の継続ボーナスとして世界中のマリオット・インターナショナルで利用できる無料宿泊特典がもらえるため、年に最低1回はマリオット・インターナショナルに宿泊できるのが特徴。
この無料宿泊特典は、ホテルに宿泊する時期やグレードによっては年会費34,100円(税込)の価値があるので、SPGアメックスは年会費実質無料で持つことも可能。
また、このカードを持つだけで世界中のマリオット・インターナショナルで上級会員ゴールドエリートとしての特典が受けられる上、カード利用で貯まったポイントをマリオットの宿泊に使えばMAX還元率は2.5%。
つまり、SPGアメックスはマリオット・インターナショナルを利用するならアメックス・ゴールド以上にお得なカードなわけです。
年会費(税込) | 34,100円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
17,050円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | Marriott Bonvoy 100円=3ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JALなど40社以上 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込み&3か月間の利用金額で最高60,000ポイントプレゼント!
このページの目次
アメックス・ゴールドは空港サービスが手厚い
SPGアメックスとアメックス・ゴールド。
どちらのカードも空港サービスは充実していますが、アメックス・ゴールドはSPGアメックスよりも頭1つ分飛び抜けています。
具体的には、アメックス・ゴールドだけは以下2つのサービスが付帯しています。
- 出発時も利用可能な手荷物無料宅配サービス
- 海外空港ラウンジが年2回無料できるプライオリティパス
SPGアメックスの手荷物無料宅配サービスは帰国時のみですし、プライオリティパスは利用できません。
なので「出発時もスーツケースを無料で宅配したい」という方や、「国内だけでなく海外の空港ラウンジも無料で利用したい」という方は、アメックス・ゴールドがオススメです。
ここから、上記2つのサービスについてくわしく説明します。
1.手荷物無料宅配サービスは出発時も利用可能

手荷物無料宅配サービスとは、スーツケース1個を自宅—空港間で無料配送してくれるサービスのこと。
スーツケースは海外旅行などで必需品ですからね。ほとんどの場合荷物はスーツケース1個にまとめられると思いますので、空港までの電車やリムジンバスの移動が手ぶらになるというわけです。
この手荷物無料配送サービスは、アメックス・ゴールドとSPGアメックスだけでなく、多くのゴールドカード以上のカードに付帯しています。
そんな中でも、アメックス・ゴールドの手荷物無料配送サービスは出発時・帰国時の両方で利用できるという点で大きく優れています。
他社のクレジットカードやSPGアメックスでこのサービスが利用できるのは帰国時だけ。出発時の利用できるアメックス・ゴールドは、かなり希少なカードなんです。
また、アメックス・ゴールドとSPGアメックスだと、このサービスを利用できる空港も異なります。
アメックス・ゴールドは羽田・成田・中部・関西の4空港で利用できますが、SPGアメックスは羽田空港を除く成田・中部・関西の3空港…。
SPGアメックスだと利用者が多い羽田空港で手荷物無料配送サービスが利用できないのはダメージが大きいですね…。
もしも羽田空港でこのサービスを利用したいなら、アメックス・ゴールド択一になります。
手荷物無料配送サービスが 付帯するアメックス |
対象の空港 | サービス内容 |
---|---|---|
|
出発時と帰国時に スーツケース1個を無料配送 |
|
|
帰国時のみ スーツケース1個を無料配送 |
なお、アメックスの手荷物無料宅配サービスについては「アメックスの手荷物無料宅配サービスは出発時も利用可能」でくわしく説明しています。
2.海外空港ラウンジが無料で使えるプライオリティパス

アメックス・ゴールドとSPGアメックスは、どちらも国内+ハワイの空港ラウンジを無料で利用できます。
また、同伴者1名も一緒にラウンジを無料利用できるという点も、アメックス・ゴールドとSPGアメックスは共通しています。
ただ、アメックス・ゴールドにはプライオリティパスが付帯している点でSPGアメックスとは異なります。
プライオリティパスとは、世界130か国以上・1,200か所以上のVIPラウンジを利用できる会員制サービス。
このプライオリティパスの会員になるためには、通常なら年会費99米ドル(約1万円)が必要です。
でも、アメックス・ゴールドを持っていればこの年会費が永年無料になるというわけですね。
アメックス・ゴールドのプライオリティパスだと年2回まで無料で対象ラウンジを利用できるものの、3回目以降は1回につき32米ドル(約3,300円)の利用料が必要です。
そのため、アメックス・ゴールドのプライオリティパスは旅行の頻度が年に1〜2回の方に適していると言えます。
そして、アメックス・ゴールドのプライオリティパスの大きなデメリットは、通常の空港ラウンジサービスとは違って同伴者は必ず32米ドルの利用料が必要となること…。
ブッチャケた話、家族旅行だとイマイチ使いづらいです(涙)
とはいえ、SPGアメックスにはプライオリティパスは付帯していません。そのため、アメックス・ゴールドの方が空港サービスが優れているのは確かです。
なお、アメックスのプライオリティパスについては「アメックスのプライオリティパスは年2回まで無料というオリジナル特典つき」でくわしく説明しています。
アメックス・ゴールドは年に1度
国内ホテルで15,000円の割引
アメックス・ゴールドのザ・ホテル・コレクション・国内ホテルは、カード会員を1年間継続すると対象ホテルで15,000円の割引が受けられるクーポンが、毎年プレゼントされます。
以下のようなデメリットはあるものの、うまく活用できればアメックス・ゴールドの年会費31,900円(税込)が実質15,400円(税込)にまで引き下げられるという、かなり魅力的な特典です(嬉)
- 対象ホテルが有名で高級なところばかり
- クーポンが利用できる条件は2泊以上
- 年末年始やゴールデンウィーク、夏休みは除外日。2泊以上であっても利用できない
なお、この特典対象ホテルは、アメックス公式サイト「ゴールド・カード新特典のご案内」ですべて確認できますよ。
活用できる人がかなり絞られるサービスではありますが、15,000円という大きな割引金額を考えると注目すべきではありますね^^
ほかの旅行サービスは共通
アメックス・ゴールドとSPGアメックスの旅行サービスで異なるのは、上記3点だけです。
そのほかの以下の旅行サービスは、2つのカードに共通して付帯しています。
- 最高1億円の海外旅行傷害保険
- 海外旅行中のトラブルに24時間365日電話(無料)で対応してくれる上、医療費や弁護士費用、保釈金と言った予期せぬ費用を立て替えてくれるオーバーシーズ・アシスト
- 空港最寄り駅やバス停からチェックインカウンターまで、荷物を専任スタッフが運んでくれる無料ポーターサービス
- H.I.S.の専任スタッフが旅行の企画・立案をほぼ無料でやってくれるH.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・サービス
- 京都市内の真ん中・高台寺塔頭圓徳院(いんとくいん)内で同伴者3名まで無料利用できる京都観光ラウンジ
SPGアメックスは、「手荷物無料宅配サービス」と「プライオリティパス」の2つが付帯していない分、旅行サービスはアメックス・ゴールドよりも劣っていることになります。
しかし、上記のアメックス・ゴールドとSPGアメックスに共通して付帯している旅行サービスですら、他社プラチナカードと並ぶ手厚い内容ですからね。
上記で挙げた5つのサービスのうち、海外旅行傷害保険を除くサービスが付帯する他社カードは存在しません。
まとめると、SPGアメックスの旅行サービスでも十分手厚いが、アメックス・ゴールドになるとさらに上を行くということです。
なお、上記で挙げたアメックス・ゴールドとSPGアメックスに共通の旅行サービスについては、以下のページでそれぞれくわしく説明しています。
アメックス・ゴールドのレストラン優待は超強力
ここまで旅行サービスについて説明しました。
旅行サービスは2つのカードで共通点が多いものの、アメックス・ゴールドだけに付帯するものもあります。
そして次に説明するのはレストランでの優待サービス。
レストラン優待サービスは、アメックス・ゴールドとSPGアメックスそれぞれに異なっています。
- アメックス・ゴールド…ゴールド・ダイニング by 招待日和(しょうたいびより)
- SPGアメックス…国内SPGグループの直営レストランで15%OFF
招待日和は、主に国内中心の約280のレストランが対象で、1度の利用だけで1万円の割引を受けられるという超強力さが魅力です。
このサービスを年に3度利用すれば、アメックス・ゴールドは年会費実質無料のカードに変身します。
一方SPGアメックスのレストランは、対象レストランが国内SPGグループの直営レストランのみと対象がかなり限定される上割引も15%OFFと、アメックス・ゴールドとくらべるとパンチが弱くなります…。
ただ、アメックス・ゴールドの招待日和は対象レストランにSPG直営レストランは含まれていないので、どちらも一長一短といったところですね。
ここからアメックス・ゴールドとSPGアメックス、それぞれのレストラン優待サービスについて説明します。
アメックス・ゴールドの招待日和は1万円の割引
ゴールド・ダイニング by 招待日和は、アメックス・ゴールドに付帯するサービスの中で最も割引が大きいサービスです。
先ほどもチラッと説明しましたが、1度のレストランの食事で1万円も割引になるサービスは、かなり希少だと言えます。
くわしく説明すると、対象レストランのコース料理を2名分以上注文すると、1名分の代金が無料になるというサービス。
対象レストランのコース料理はお店によって異なるものの、ほとんどが1名分で1万円前後の代金です。
この1名分のコース料理1万円分が無料となるわけですね。
なお、対象レストランは東京・大阪・名古屋・福岡など国内の大都市+ハワイ・シンガポールに散らばっているため、多くの方が活用できるように感じます。
アメックス・ゴールドの年会費が31,900円(税込)であることを考えると、このサービスを年に3回以上利用すれば、アメックス・ゴールドを年会費実質無料で持つことができます。
年4回以上このサービスを利用するなら、年会費以上にお得なわけです。
ゴールド・ダイニング by 招待日和は、アメックス・ゴールドのコスパを左右するサービスだと言っても言い過ぎではありません(笑)
なお、ゴールド・ダイニング by 招待日和については「アメックスでもっともお得なレストラン優待サービス「ゴールド・ダイニング by 招待日和」」でくわしく説明しています。
SPGアメックスはSPG直営レストランで15%OFF
続いてSPGアメックスのレストランサービスについて。
SPGアメックスは、「ゴールド・ダイニング by 招待日和」は利用できません。
その代わり、国内のSPGグループのホテル直営レストランで15%の割引が受けられるという特典があります。
SPGグループは現在、マリオット・インターナショナルと統合しています。
ただ、レストランでの割引サービスは旧のSPGグループだけが対象となっています。
カードの名前が「SPG」のままなのと同じイメージですね。
SPGアメックスのレストランで割引が受けられる対象ホテルは全国21か所。
先ほど説明したゴールド・ダイニング by 招待日和の対象レストランは280か所だということを考えるとはるかに少ないものの、東京・大阪・京都といった大都市に加えて北海道・沖縄などの人気観光地でも利用できる点では、アメックス・ゴールドよりも優れています。
具体的にレストランで割引が受けられる国内SPGグループのホテルは、以下の表のとおりです。
ホテル名 | カテゴリー | ホテルの場所 |
---|---|---|
ウェスティン都ホテル京都 | 5 | 京都市 |
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル 京都 | 7 | 京都市 |
ウェスティンホテル仙台 | 5 | 仙台市 |
キロロ トリビュートポートフォリオホテル 北海道 | 4 | 北海道余市郡 |
シェラトン北海道キロロリゾート | 5 | 北海道余市郡 |
フォーポイントバイシェラトン函館 | 4 | 函館市 |
ザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, | 7 | 東京都千代田区 |
シェラトン沖縄サンマリーナリゾート | 6 | 沖縄県国頭郡 |
ウェスティンホテル大阪 | 5 | 大阪市 |
シェラトン都ホテル大阪 | 4 | 大阪市 |
セントレジスホテル大阪 | 7 | 大阪市 |
シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート | 5 | 宮崎市 |
フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港 | 4 | 愛知県常滑市 |
シェラトングランドホテル広島 | 5 | 広島市 |
横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ | 5 | 横浜市 |
シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル | 6 | 浦安市 |
ウェスティンホテル淡路リゾート&コンファレンス | 4 | 淡路市 |
シェラトン都ホテル東京 | 5 | 東京都港区 |
ウェスティンホテル東京 | 6 | 東京都目黒区 |
神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ | 4 | 神戸市 |
ウェスティン ルスツリゾート | 6 | 北海道虻田郡 |
また、アメックス・ゴールドの招待日和は、割引対象は基本的にディナーに限定されています。
でも、SPGアメックスの割引はランチ、ディナーやメニューに関わらず15%OFFとなるという自由度の高さも魅力です。
アルコールは15%OFFの対象外なのは少し残念ではありますが、それでも普通の外食よりも高額なホテルの直営レストランで割引が受けられるのは価値が高い得点だと言えますね。
SPGアメックスはマリオット・インターナショナルでの宿泊でも特典が受けられるカードだということを考えると、このサービスはかなり使いやすいと言えます。
旧SPGグループのホテルに宿泊される方なら、ホテルの宿泊代金や待遇とレストランでの食事と、多方面でメリットがあるわけです。
アメックス・ゴールドはプラチナカードのインビテーション対象
アメックスには、アメックス・プラチナ(年会費14万3,000円・税込)やセンチュリオン・カード(入会金50万3,000円&年会費38万5,000円・どちらも税込)といった上位カードが用意されています。
特にアメックス・プラチナは、以前は申し込みができず、アメックス側からのインビテーションによってのみ取得できるカードでしたが、2019年4月8日からは自分から申し込みができるようになりました。
アメックス・プラチナはアメックス・ゴールドの完全上位互換。
アメックス・ゴールドのすべての特典が付帯している上、SPGアメックスに付帯しているマリオット・インターナショナルでの上級会員資格さえ利用できます。
それだけでなく、ヒルトンやシャングリラなどの上級会員資格に加え、国内外900か所以上の提携ホテルで上級会員並の待遇が受けられるファイン・ホテル・アンド・リゾートも付帯しています。
つまり、アメックス・プラチナは手厚いアメックス・ゴールドの旅行サービスの上を行く付帯サービスと、優遇が受けられるホテルの幅が広がることがメリットなわけです。
SPGアメックスを持っていると、どうしても
「上級会員資格が得られるマリオット・インターナショナルを利用しないと損…」
という精神的な縛りができてしまいますからね。
その点、アメックス・プラチナならホテル選びの自由度がアップします。
このアメックス・プラチナは、先ほども説明したとおり今なら自分から申し込むことができます。
ただ、14万3,000円(税込)という高額な年会費を支払いながらアメックス・ゴールドやSPGアメックスをはるかに上回る量の付帯サービスをフル活用するのは、かなり難易度が高いと言えます。
管理人も、アメックス・プラチナを手に入れてから5年ほど、付帯サービスが全然わからずに持っていましたし(恥)
そこで、まずは年会費数万円のアメックスで付帯サービスを実際に体験した上でプラチナカードを持つべきか?判断していただくことをオススメします。
ただ、アメックス・プラチナのインビテーションを待つなら、アメックス・ゴールドを持つ必要があります。
SPGアメックスだとどれだけ待ってもインビテーションは来ませんので注意!
もちろんSPGアメックスに使い慣れてからアメックス・プラチナに申し込み、その後SPGアメックスを解約するという方法もありますが、ハッキリ言ってカードの申し込みや解約の手続きは、けっこう面倒臭いです…。
インビテーションならアメックスから送られた申込書にサインするだけでカードが発行されますし、元々持っていたアメックス・ゴールドを解約する手間もありません。
それに、インビテーションを目標にカードを持つのは楽しいですよ(笑) この気持ちがわかるのは管理人だけではないはず!
まとめると、アメックス・ゴールドやSPGアメックスよりもホテル関連サービスが充実したアメックス・プラチナの取得を視野に入れるなら、まずはアメックス・ゴールドを持った方がスムーズなわけです。
SPGアメックスはマリオット・インターナショナルの上級会員になれる
ここまでアメックス・ゴールドのメリットを中心に説明して来ましたが、SPGアメックスだけの特典もあります。
それがマリオット・インターナショナルでの特典。
これはSPGアメックスだけに付帯し、アメックス・ゴールドでは利用することはできません。
そもそも、SPGアメックスはマリオット・インターナショナルと提携して発行されているカードですからね。
一方アメックス・ゴールドは、ここまで説明したとおり旅行やレストランでの優待サービスは優れていますが、ホテルでの優待サービスがほとんど付帯していないんです(泣)
SPGアメックスの特典を具体的に説明すると、マリオット・インターナショナルの上級会員資格ゴールドエリートが自動的に付帯すること。
ゴールドエリートは、通常ならマリオット・ゴールドインターナショナルで年に25泊すると得られる資格です。
1つのホテルグループで年に25泊もできるのは、出張が多いビジネスマンや経営者、世界中を旅して回っている人くらいでしょうか…?
ゴールド・エリートは、そういったマリオット・インターナショナルの「お得意さん」のことを言います。
SPGアメックスを持っていれば、マリオット・インターナショナルを1度も利用したことがなくてもゴールド・エリートの資格が得られるというわけです。
そんなゴールド・エリートで受けられる優遇は、具体的には以下の4つ。
- 部屋の無料アップグレード
- 午後2時のレイトチェックアウト
- 宿泊で貯まるポイントが25%アップ
- ウェルカムギフトとしてボーナスポイント
特に魅力的なのは、部屋の無料アップグレードと、午後2時のレイトチェックアウト。
部屋のアップグレードとレイトチェックアウトは本来だと有料のサービスなので、お得度が高いと言えます。
また、25%多くポイントが貯まるという特典は、結果としてホテル代の節約につながります。
まとめると、SPGアメックスを持っていれば、年に1〜2回マリオット・インターナショナルを利用するだけの方であっても、無料アップグレードやレイトチェックアウトといったゴールドエリート会員の特典が利用できるわけです。
そのため、家族や彼女さんとの旅行で、
「年1〜2回以上の旅行でマリオット・インターナショナルを利用する」
という方、
あるいは、これからは年に1〜2回マリオット・インターナショナルに宿泊するライフスタイルを目指したいという方にとって、SPGアメックスはオススメのカードなんです。
ポイント還元率にこだわるならSPGアメックス
そして、SPGアメックスはアメックス・ゴールドとくらべた場合だけでなく、クレジットカード全体で見てもポイント還元率が高いのが大きなメリットです。
そのため、
「クレジットカードのポイントで飛行機代やホテルの宿泊代のコストを抑えたい!」
というポイント重視の方にも、SPGアメックスはオススメできるカードです。
特にSPGアメックスは、カード利用で貯めたマリオット・ボンヴォイ・ポイントをマリオット・インターナショナルの宿泊で利用すれば、還元率が2.5%以上になることも。
一般的には、クレジットカードのポイントは1%も還元されれば「高還元率」と言われます。
有名な楽天カードが、ちょうど還元率1%のカードですね。
SPGアメックスの還元率は楽天カードの2.5倍(驚)
また、SPGアメックスのポイントは提携40社以上の航空会社のマイルに移行しても還元率1.25%と魅力的です。
ANAマイルがもっとも貯まりやすいANA VISAワイドゴールドカードは還元率1.3〜1.5%と、SPGアメックスよりも少し高い程度、JALマイルに至っては、JALカード(還元率1%)よりも還元率が高いという現象が起きています。
なお、SPGアメックスはANAとJAL、両方のマイルに移行できる希少なカードだという点が優秀です。
行き先や日程によって、貯めたポイントを都合のよい航空会社のマイルに移行して活用できるわけです。
そのため、マリオット・インターナショナルを利用しない方であっても、SPGアメックスをマイルを貯めるカードとして活用することができるわけです。
一方、アメックス・ゴールドも、SPGアメックスには劣るもののマイル還元率1%と優秀です。
アメックス・ゴールドのポイントはSPGアメックスとは異なるメンバーシップ・リワード。
このポイントはマイルや電子マネー、商品など、さまざまものと交換・移行できますが、もっとも還元率が高くなるのがANAマイルなんです。
SPGアメックスには劣るものの、航空会社と提携していないクレジットカードなのにマイル還元率1%というのはかなり優秀だと言えますね。
そのため、アメックス・ゴールドを日常生活で積極的に利用してポイントを貯め、ANAマイルに移行するのも十分にお得です。
なお、アメックスのメンバーシップ・リワードについては「アメックスの「メンバーシップ・リワード」7つのポイント交換先を徹底解説」でくわしく説明しています。
まとめると、カードのポイントのお得さを求めるならSPGアメックスが最高で2.5%、マイル還元率1.25%と驚異的なのでオススメです。
アメックス・ゴールドはAmazonやYahoo!でマイル還元率3%
ここまで説明したとおり、ポイントの面ではアメックス・ゴールドよりもSPGアメックスの方が非常に優れています。
しかし、アメックス・ゴールドのボーナス・ポイント・プログラムは、特定の利用先だとSPGアメックスよりも還元率が高くなります。
具体的には、以下のサイトではポイントが3倍(つまりマイル還元率3%)。
- Amazon
- Yahoo!JAPAN(ショッピング、ヤフオク!、官公庁オークション)
- iTunes Store
- JAL公式ウェブサイト
- I.S.公式ウェブサイト
- アメリカン・エキスプレス・トラベルオンライン

ボーナス・ポイント・プログラムの対象サイトは現状6つ。やや少ないという気もしますが、AmazonやYahoo!JAPAN、iTunes Storeなど利用する機会が多いサイトが対象となっているのが魅力です。
また、年1〜2回の海外旅行の手配にH.I.S.やJALを使えば、旅行代の3%がポイント還元されます。
仮に飛行機・ホテル代やツアー代金が20万円だったとしたら、3%にあたる6,000円分がポイントとして還元されるわけですから。
どちらもポイント有効期限は無期限
アメックスとSPGアメックスは、どちらもポイント有効期限が無期限です。
アメックス・ゴールドは、入会当初はポイント有効期限が最長3年と決められています。しかし、1度ポイントを交換するなど、簡単な条件を満たすだけでポイント有効期限が永久に無期限となります。
SPGアメックスは、最後にポイントの増減があってからの有効期限が1年。
つまり、1年以内にポイントを獲得したり使ったりすると、その都度有効期限が1年伸びるということです。
SPGアメックスで100円以上決済すればポイントを獲得できます。そのため、SPGアメックスを定期的に使えば、ポイントが失効する可能性はゼロだと言ってしまってもいいでしょう。
なので、アメックス・ゴールドとSPGアメックス、どちらもポイントの有効期限で悩む必要はありません。
旅行をしなかったり、ホテルや飛行機を使わなかったりしてポイントを活用できなかった年があったとしても、次の年の旅行などで使えばいいだけです。
なお、アメックスのポイントの有効期限については「アメックスのポイント有効期限は簡単に無期限になる!そのしくみをくわしく解説」でくわしく説明しています。
SPGアメックスの無料宿泊特典は年会費以上の価値がある
SPGアメックスには、アメックス・ゴールドにはない「継続ボーナス」があります。
継続ボーナスとは、カード会員を1年続けると毎年もらえるボーナスのこと。
継続ボーナスは、世界中のマリオット・インターナショナルで1泊2名までで利用できる無料宿泊特典となっています。
この無料宿泊特典の特徴は、宿泊する時期やホテルによっては年会費34,100円(税込)以上の価値があること。
年末年始やGWといった旅行代が高くなる繁忙期に活用すると、3〜5万円といった宿泊代金が無料になることもあります。
ただ、管理人は無料宿泊特典の最大のメリットは、強制的にマリオット・インターナショナルに宿泊できることだと思っています。
無料宿泊特典の有効期限は1年間ですが、活用しないともったいないという気持ちになりますよね?
そうなれば、無料宿泊特典を利用できるように仕事やほかの用事よりも優先して旅行の予定を入れると思います。
そのため、これからはマリオット・インターナショナルを定期的に利用するライフスタイルを目指しているなら、この無料宿泊特典がちょうどいいきっかけになるわけです。
管理人も昔は漠然と海外旅行に行きたいという願望はあったものの、お金や仕事の都合を言い訳にしてなかなか実現しませんでした。
「本当に海外旅行に興味あるのかよ!」と言われると辛いところではありますが、いくら楽しいことであっても、新しい行動を起こすのはけっこう大変なものです。
そういった方にとっては、SPGアメックスの無料宿泊特典はお得なだけでなく、大きくな役割を果たしてくれるはずです。
一方、アメックス・ゴールドには継続ボーナスは存在しません。そのため、年会費31,900円(税込)の負担を実質的に抑えることはできません。
ただ、先ほども説明したとおり、アメックス・ゴールドには「ゴールド・ダイニング by 招待日和」があります。
このサービスを年3回以上活用できれば、結果的に年会費以上の割引を受けることができます。
アメックス・ゴールドは家族カード1枚が年会費無料
アメックス・ゴールドは、家族カードの年会費が1枚に限って無料になるという特典があります。
これは「アメックス・ゴールドを家族旅行や夫婦旅行でどんどん使ってくれ」と言わんばかりの特典ですね(笑)
家族カードは、本カードとほとんど同じように旅行サービスなどが利用できます。そのため、とりあえずは奥さんの家族カードも申し込むことをオススメです。
万が一不要だったとしても、年会費が無料なので家計にはまったくダメージがありませんからね。
ただ残念なことに、アメックス・ゴールドの家族カードには「ゴールド・ダイニング by 招待日和」は付帯していない点に注意してください。
一方SPGアメックスの家族カードは、コスパが悪いので持つ意味がほとんどありません。
年会費が17,050円(税込)かかる上に、マリオット・インターナショナルの上級会員資格と毎年の無料宿泊特典が付帯していませんから…。
SPGアメックスを使って夫婦でポイントを貯めたいなら、夫婦それぞれにSPGアメックスの本カードを持った方がいいですね。
奥さんが専業主婦の場合でも、旦那さんに収入があれば審査は問題ありません。
また、SPGアメックスのポイント「マリオット・ボンヴォイ・ポイント」は、簡単に他人へ譲渡できます。
そのため、ご夫婦で別々にポイントを貯めても簡単にまとめられるので、年1〜2回の家族旅行で無駄なく活用できるというわけです。
なお、SPGアメックスの家族カードについては「SPGアメックスの家族カードは微妙…夫婦で本カードを持つことを推奨する3つの理由」でくわしく説明しています。
アメックスゴールドとSPGアメックスの2枚持ちもできるけど。。。
アメックス・ゴールドとSPGアメックスは、1人で両方のカードを持つことも一応可能です。
ただ、2つのカードはカブっている旅行サービスがあまりに多いため、コスパや使い分けを考えると「2枚とも持つ」ことはあまりおすすめできません。
もし2枚持ちをすれば、アメックス・ゴールドの出番は以下に限られます。
- 出発時の手荷物無料宅配サービス
- プライオリティパス
- ゴールド・ダイニング by 招待日和
せっかくのアメックス・ゴールドのサービスをこれだけしか利用しないと思うと、ちょっともったいないですね…。
もしもアメックス・プラチナのインビテーションを目標にするなら、普段からアメックス・ゴールドで決済することになります。
そうなると、SPGアメックスで決済する機会が減ってしまい、せっかくの高い還元率が活かせません。
この2枚のカードを同時に持つメリットを強いて挙げると、基本的にはSPGアメックスでポイントを貯め、アメックス・ゴールドはゴールド・ダイニング by 招待日和だけを使う形になる気がします。
アメックスゴールドとSPGアメックスのちがいまとめ
このページでは、アメックス・ゴールドとSPGアメックス、旅行サービスやレストラン優待サービスが似通った2枚のカードの違いやそれぞれのメリットについて説明しました。
まとめると、アメックス・ゴールドのメリットは大きく分けて4つあります。
- 手荷物無料宅配サービスが出発時にも利用可能
- プライオリティパスで空港ラウンジが年2回無料
- 「ゴールド・ダイニング by 招待日和」で1万円相当のコース料理が1人分無料になる(2名以上での利用が条件)
- プラチナカードのインビテーションが届く可能性がある
そして、SPGアメックスのメリットは以下の4つ。
- 世界中のマリオット・インターナショナルで毎年1泊2名まで利用できる無料宿泊特典がある
- SPGグループのホテル直営レストランで食事代金が15%OFF
- マリオット・インターナショナルの上級会員「ゴールドエリート」に自動的になれる
- ポイント還元率は最高で5%以上と、クレジットカード全体でみても優秀
管理人の意見としては、
「将来的にアメックス・プラチナを持つことも視野に入れたい方」や「旅行の宿泊先としてマリオット・インターナショナルだけに縛られたくないという方」にはアメックス・ゴールドがオススメです。
一方、「ポイント還元率を重視している方」や「これからは積極的にマリオット・インターナショナルを利用していきたいと考えている方」には、SPGアメックスがオススメです。
ただ、迷ってしまうのも無理はありませんし、どちらも他社プラチナカード並みの魅力的な特典が付帯しています。
今後どういったスタイルの旅行を楽しみたいか?という基準で選べば、どちらを選んでも後悔することはまずないはずです。
アメックス・ゴールドは旅行サービス・レストラン優待が充実!
アメックス・ゴールドは、旅行やレストランのサービスの充実っぷりが大きな特徴。また、アメックス・プラチナへの道も開かれます。
このカードがSPGアメックスよりも優れている点を具体的にまとめると、以下のとおり。
- 手荷物無料宅配サービスが出発時にも利用可能
- プライオリティパスで海外空港ラウンジが年2回まで無料利用できる
- ゴールド・ダイニング by 招待日和で1万円相当のコース料理が1人分無料になる(2名以上での利用が条件)
- プラチナカードのインビテーションが届く可能性がある
つまり、アメックス・ゴールドは将来アメックス・プラチナを視野に入れていたり、年1〜2回の国内外への旅行でいろいろなホテルに宿泊したい方に適したカードだと言えます。
年会費(税込) | 31,900円 |
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家族カード 年会費(税込) |
13,200円←1枚目は永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から3ヶ月以内のカード利用で最大40,000ポイントプレゼント!
SPGアメックスはマリオット・インターナショナルでの宿泊が身近になる!
SPGアメックスは、毎年の継続ボーナスとして世界中のマリオット・インターナショナルで利用できる無料宿泊特典がもらえるため、年に最低1回はマリオット・インターナショナルに宿泊できるのが特徴。
この無料宿泊特典は、ホテルに宿泊する時期やグレードによっては年会費34,100円(税込)の価値があるので、SPGアメックスは年会費実質無料で持つことも可能。
また、このカードを持つだけで世界中のマリオット・インターナショナルで上級会員ゴールドエリートとしての特典が受けられる上、カード利用で貯まったポイントをマリオットの宿泊に使えばMAX還元率は2.5%。
つまり、SPGアメックスはマリオット・インターナショナルを利用するならアメックス・ゴールド以上にお得なカードなわけです。
年会費(税込) | 34,100円 |
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家族カード 年会費(税込) |
17,050円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | Marriott Bonvoy 100円=3ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JALなど40社以上 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込み&3か月間の利用金額で最高60,000ポイントプレゼント!