- 「夫婦でSPGアメックスを利用すると、2人でポイントが貯められるからお得…ってことでホントに合ってる?」
- 「SPGアメックスの家族カードはダメって聞いたけど…?」
- 「家族カードがダメなら、どうすりゃいいわけ?」
ご夫婦でクレジットカードのポイントを貯めたいとき、真っ先に思いつくのが家族カード。
確かにクレジットカードの家族カードは、本カードと同じ特典がついていながらも年会費は本カードの半額以上に抑えられていることがほとんどです。

実際、SPGアメックスも本カードは年会費34,100円(税込)であるのに対し、家族カードは17,050円(税込)とほぼ半額。
しかし、SPGアメックスに限っては家族カードを作ることはおすすめできません。
その理由は、このカードの家族カードには、次の2つの重要な特典が付帯しないからです。
- 毎年のマリオット・インターナショナルでの無料宿泊特典
- マリオット・インターナショナルのゴールドエリート会員資格
この2つの特典は、SPGアメックスのメインとも言える特典。この2つのサービスが付帯しない家族カードに年会費が17,050円(税込)かかるとなると、ぶっちゃけ微妙です…。
冷静に考えればSPGアメックスに付帯している手厚い旅行サービスを年会費17,050円(税込)で利用できるのはメリットなのですが、本カードのお得な特典とくらべるとどうしても見劣りしてしまいます。
そこでSPGアメックスに限っては、家族カードを作るよりもご夫婦でそれぞれに本カードを持つことがオススメです。
SPGアメックスに限っては本カードをご夫婦で持てば、2枚とも年会費実質無料でマリオット・インターナショナルのゴールドエリート特典をフル活用できます。
このページでは、SPGアメックスの家族カードではなくご夫婦それぞれに本カードを持った方がいい3つの理由をくわしく説明します。
このページを最後まで読めば、ご家族単位で見ればSPGアメックスの特典を2倍活用できる方法をご理解いただけるはず。家族旅行のためにSPGアメックスを作ろうと考えているなら必見の内容です。
年会費 | 34,100円(税込) |
---|---|
家族カード年会費 | 17,050円(税込) |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | Marriott Bonvoy 100円=3ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JALなど40社以上 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
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このページの目次
あらゆる支払いをSPGアメックスにまとめることをオススメ
まず始めに、SPGアメックスは日常生活や旅行など、あらゆる支払いをまとめることによってポイントを貯めることをオススメします。このカードは、ポイント還元率が簡単に2%を超えるというお得度の高さがメリットですからね。
SPGアメックスを毎月10万円利用すると、1年で貯まるポイントは2万4,000円分。
つまり、SPGアメックスを利用していれば、毎年の家族旅行の宿泊ホテルや飛行機代を2万4,000円分節約できるというわけです。
ちなみに、三井住友カードやJCBカードといった他社クレジットカードの多くは還元率が0.5%。SPGアメックスの4分の1以下が普通です。
また、ポイントがお得と言われる楽天カードでさえ還元率は1%。
カード利用先に関係なく利用金額の2%以上がポイント還元されるSPGアメックスは、クレジットカード全体で見てもトップクラスにポイント還元率が高いと言えます。

家族でポイントを貯める場合であっても家族カードはNG!
そうなると、ご家庭の出費を1枚のSPGアメックスにまとめるため、家族カードを発行すればいいのでは? という考えが浮かんできます。
でも、ご夫婦でそれぞれに本カードを持っていると、マリオット・ボンヴォイ・ポイントが別々に貯まってしまうのがネックになる…ような気がしますよね?(笑)
ところが、マリオット・ボンヴォイ・ポイントは、簡単に他人にプレゼントできます。そのため、別に家族カードでなくても、結果的にご夫婦で一緒にポイントを貯めることができるわけです。
ここからはいよいよ、SPGアメックスの家族カードのデメリットと本カードのメリットなど、SPGアメックスをご夫婦でそれそれぞれに本カードを持つべき理由についてしわしく説明しますよ。
理由その1.家族カードには毎年の無料宿泊特典がない
SPGアメックスの最大の魅力は、毎年もらえる無料宿泊特典。この特典は年会費34,100円(税込)以上の価値になることもあるため、SPGアメックスは実質的に年会費無料のカードとも言えるわけです。
ただ冒頭でも説明したとおり、SPGアメックスの家族カードには無料宿泊特典が付帯していません。なので、家族カードの年会費17,050円(税込)の負担をなくす or 減らす方法がないわけです。
つまり、本カードなら年会費負担が実質的にゼロなのに、家族カードを作れば年会費を負担しなければならなくなってしまいます。
また、SPGアメックスの無料宿泊特典は1泊2名分ですが、ご夫婦で本カード2枚あれば、無料宿泊特典は1年で2泊2名または1泊4名にパワーアップします。
これで本カード2枚とも年会費実質無料になりますし、無料宿泊特典の活用方法にバリエーションが生まれます。
本カード2枚なら年2泊の無料宿泊
SPGアメックスの本カードをご夫婦でそれぞれ持つと、年間合計2泊の無料宿泊特典が手に入ります。
SPGアメックスの無料宿泊特典は有効期限が1年間なので、1回の家族旅行で2連泊で活用することも可能に。
家族旅行の行き先が北海道や沖縄など遠方だったりすると、2泊以上するのが普通なのでお得度は2倍ですね。
またホテルによっては、12歳以上のお子さんは大人1名としてカウントされるケースがあります。こういった場合はご夫婦とお子さんで、2人部屋を2室予約しなければなけないケースもあります。
ただ、1家族で2部屋も予約して宿泊代金を支払うのはもったいないという気分になるのは事実です(悩)
このような場面でもご夫婦2人分の無料宿泊特典を1度に使えば、2部屋とも無料になります。結局は宿泊代金は無料なので、家族旅行で選ぶホテルの選択肢が広がりますね。
このように、ご夫婦で年2回の無料宿泊特典があれば、より柔軟でお得にホテルを利用できるわけです。
マイルを貯めるだけが目的なら家族カードの申し込みを推奨
ここまで説明したとおり、SPGアメックスの大きなメリットは無料宿泊特典。
ただ、このカードはマリオット・インターナショナルの特典だけでなく、マイルを貯めるのに適したカードでもあります。
具体的にはマイル還元率1.25%という、ANAカードやJALカードと変わらないお得度でマイルが貯められます。さらに、マリオット・ボンヴォイ・ポイントはANAマイルやJALマイルをはじめ、40社以上もの航空会社のマイルに移行できます。
家族旅行の行き先や日程によって利用したい航空会社は変わるはず。
たとえば沖縄や北海道への家族旅行だとANAよりもJALの方が時間帯が都合がよいとか、韓国へ行くことになったので大韓航空のマイルに移行したい、などなど。
SPGアメックスをマイルカードと活用したい方の中には、
「ホテルはマリオネット・インターナショナルに縛られたくない、むしろマリオット・インターナショナルを利用することがない」
という方もいらっしゃるはず。
そういった方にとっては、SPGアメックスの無料宿泊特典は活用する場面がありません。
このようなご家庭に限っては、SPGアメックスの家族カードに申し込んだ方がお得になります。
理由その2.家族カードにはマリオットの上級会員資格がない
SPGアメックスには、無料宿泊特典のほかにもう1つ大きな特典があります。
それはマリオット・インターナショナルでの上級会員であるゴールドエリート会員の資格が自動的に得られること。
ゴールドエリート会員というのは、本来であればマリオット・インターナショナルを年間25泊(驚)利用する「お得意さん」が得られるVIP会員資格です。
具体的には次の4つの優遇が受けられます。
- 空き部屋があれば無料でアップグレード
- 普通なら午前11時や正午のチェックアウトのところ、午後2時まで無料で延長可能(レイトチェックアウト)
- ホテル宿泊でもらえるマリオット・ボンヴォイ・ポイントが25%アップ
- ウェルカムギフトとしてポイントプレゼント
この中でも特に魅力的なのは部屋の無料アップグレード。宿泊する当日、ホテルのランクが高い空き部屋があれば、追加料金なしでグレードアップしてくれるというものです。
思っていたよりも豪華な部屋に追加の負担なしに泊まれるので、家族揃ってテンションが上がることは間違いありません(喜)
ところが、家族カードは上級会員資格も対象外です。
つまりSPGアメックスの家族カードは、無料宿泊特典と上級会員資格という2つの価値が高いサービスが抜け落ちてしまっているんです。
家族カードでもアメックスの海外旅行保険や空港ラウンジサービスといった手厚いサービスは付帯しているのですが、本カードの個力的な特典がスッポリと省かれているのは致命的です(悲)
本カード2枚なら家族4人で上級会員のVIP待遇
先ほど、SPGアメックスの家族カードには上級会員資格が付帯していないと説明しました。じゃあ、それによってどんな不具合が発生するのか?くわしく説明しますね。
SPGアメックスの本カードの上級会員資格は、本人と同伴者1名の計2名に適用されます。
そのため3人以上の家族旅行だと3人のうち2人だけが上級会員の待遇を受けられますが、1人だけは一般会員扱いとなります。
具体的にいうと、家族のうち2人だけが無料アップグレードやレイトチェックアウトといったサービスを利用できて、残りの家族は利用できないという変な現象が起きます。
家族のうち2人だけが上級会員の特典として午後2時にチェックアウト、そして残りの家族は通常どおりの正午のチェックアウトといった具合ですね。
同じ家族でチェックアウトの時間が違ってもまったく嬉しくありませんし、むしろ不便です(汗)
ところが、ご夫婦でそれぞれSPGアメックスの本カードを持っていれば、ご夫婦と同伴者2人=合計4人が上級会員としての待遇を受けられます。
そのため、SPGアメックスの特典を3〜4人での家族旅行で利用するなら、ご夫婦で2枚の本カードを持っておかないと上級会員としての優遇をフル活用できないわけです。
ご夫婦2人だけでの旅行なら家族カードで問題なし
上記では、ご家族が主婦+お子さんの3人以上でマリオット・インターナショナルに宿泊したときに、SPGアメックスのゴールドエリート会員の特典をフル活用できないことを説明しました。
ただ、ご夫婦2人だけでマリオット・インターナショナルに宿泊するなら、本カード1枚で2人まで上級会員としての待遇が得られるため、何の問題もありません。
そのため、もしも「毎年の無料宿泊特典を2人分もらっても活用できないから、1人分で十分」だというご夫婦なら、奥さんは家族カードを持った方がいいですね。
SPGアメックスの家族カードは年会費が17,050円(税込)かかってしまいますが、無料宿泊特典を有効活用できないならコストを極力抑えることができます。
理由その3.ポイントは他人間で移動できる
ここまでの内容をおさらいすると、SPGアメックスの家族カードは無料宿泊特典と上級会員資格、2つの魅力的な特典が付帯していないという致命的なデメリットがあります。
なので、年に1〜2回はマリオット・インターナショナルに宿泊したいと考えているご家庭には、ご夫婦でそれぞれに本カードを持つことを推奨したいです。
ただ、ご夫婦でそれぞれにカードを持つとなると、気になるのはカード利用によるポイントが別々に貯まってしまうこと。
ほとんどのご家庭は、貯めたポイントを家族単位で活用したいはず。そのため、ポイントは本カードにまとめることができる家族カードの方がいいのでは?という気分になります。
でも、SPGアメックスの利用で貯まるマリオット・ボンヴォイ・ポイントは他人に簡単に送ることができます。
そのため、奥さんの本カードで貯まったポイントを旦那さんに送り、そして旦那さんのポイントをホテル宿泊やマイル移行に活用できるわけです。
これならご夫婦別々にポイントが中途半端に貯まってしまい、結局活用できない…(泣)という事態は起こりません。
年に1度はポイントをまとめることをオススメ
ご夫婦でそれぞれに貯めたポイントは、年1度などのサイクルで定期的に送ってまとめておくことをオススメします。
マリオット・ボンヴォイ・ポイントを他人に譲渡できるのは1,000ポイント単位、年間5万ポイントまでという条件があります。なお、手数料はかかりません。
もしも数年にわたってそれぞれに大量のポイントを貯めてしまうと、年間5万ポイントの制限にひっかかってしまっていざポイントを使いたいときにすべて移行できません。
ちなみに、マリオット・ボンヴォイ・ポイント5万ポイントは、SPGアメックスを約167万円カード利用すれば貯まります。
そのため、167万円をカード利用するまでにポイントを譲渡してご夫婦でまとめておけばOK。
もしもご夫婦2人ともカード利用金額が多く、それぞれに年間5万ポイント以上貯まってしまう場合、ご夫婦でポイントをまとめることはできません。
その場合はポイントをまとめず、以下のような活用方法が考えられます。
- ホテル宿泊の1泊目は旦那さん、2泊目は奥さんのポイントを活用
- ホテル宿泊は旦那さん、往復の空港券のマイルは奥さんのポイントを活用
ただ、旦那さんと奥さんが2人とも年間167万円以上決済するご家庭は少ないと思うので、年に1度はポイントをまとめると考えていただいて大丈夫ですね。
アメックス・ゴールドは家族カードの年会費が無料
ここまでの内容で、SPGアメックスは家族カードを発行するよりもご夫婦それぞれに本カードを持った方がメリットが多いことをご理解いただけたかと思います。
SPGアメックスの家族カードを発行した方がよいご家庭は、2人分の無料宿泊特典を活用できないパターンです。
マリオット・インターナショナルには宿泊しないが、効率よくマイルを貯めるためだけにこのカードを持つご夫婦にとっては、家族カードを発行した方が年会費のコストを抑えることができます。
ただ、中には「夫婦それぞれに本カードに申し込むのも、家族カードに年会費を支払うのも、どちらも抵抗がある…」という方もおられるかもしれません。
そういった方なら、アメックス・ゴールドを持つという選択肢もあります。

アメックス・ゴールドは家族カード1枚に限っては年会費が永遠に無料という特典があります。本カード会員の年会費31,900円(税込)さえ支払えば、ご夫婦でアメックス・ゴールドを利用できるわけです。
アメックス・ゴールドのポイントはSPGアメックスと同じように有効期限は実質的に無期限で、旅行・レストランでのサービスは他社プラチナカード並の手厚い待遇です。
ただ、アメックス・ゴールドのポイント還元率は、SPGアメックスよりも明らかに見劣りします。
ですので、せっかくSPGアメックスでマリオット・インターナショナルの特典を活用したり効率よくポイントを貯めようと考えておられるのなら、ご夫婦それぞれにSPGアメックスの本カードを持つことをオススメしたいです。
なお、アメックス・ゴールドについてくわしくは「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックス・ゴールド)は高いステータスと海外旅行サービスが特徴」でくわしく説明しています。
配偶者に収入があれば審査は問題ない
ここまでの内容を読んでくださった方のほとんどは、SPGアメックスをご夫婦それぞれに持ちたいと感じていらっしゃるはず。
ただ、ネックになるのが審査。もし奥さんが専業主婦 or パートだとしたら、アメックスの審査に通過できるのか?不安を持つ方は多いように思います。
結論から言うと、SPGアメックスは専業主婦(主夫)やパートでも審査に通過できる可能性大です。
専業主婦のため本人が無収入だとしても、旦那さんに収入があればOK。SPGアメックスは、高級なイメージとは裏腹にクレジットカード全体で見ても手に入れやすいカードだと言えます。
SPGアメックスの家族カードについてまとめ
ここまで、SPGアメックスは家族カードではなくご夫婦それぞれに本カードを持つべきだということを、その理由と合わせて説明しました。

SPGアメックスは、毎年もらえる無料宿泊特典で年会費が実質無料になるため、ご夫婦でそれぞれに本カードを持った方がお得です。家族カードだと無料宿泊特典がないので、家族カードの年会費17,050円(税込)は純粋なコストとなってしまいます。
さらに、家族カードにはマリオット・インターナショナルでの上級会員資格も付帯しません。
本カードの上級会員資格を利用できるのは本カード会員+同伴者1名なので、ご夫婦での旅行では何の影響もないものの、お子さん連れだとご家族全員が上級会員としての待遇を受けられない危険性もあります。
でも、ご夫婦でSPGアメックスの本カードを持っていれば、本カード会員2名+同伴者2名=4名まで上級会員のサービスが利用できるというわけです。
そのため、3人以上の家族旅行でマリオット・インターナショナルの上級会員資格を得たい場合や、無料宿泊特典を2泊以上利用してSPGアメックスの年会費を家族単位で実質無料にしたい場合は、夫婦それぞれで2枚の本カードを持つことをオススメします。
年会費 | 34,100円(税込) |
---|---|
家族カード年会費 | 17,050円(税込) |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | Marriott Bonvoy 100円=3ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JALなど40社以上 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
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SPGアメックスの還元率の高さを活かすには、スーパーやコンビニ、ガソリンスタンドと言った日常生活の支払いをすべてこのカードにまとめることが重要。
SPGアメックスよりもポイントが得なカードはなかなか存在せんからね。