アメックスのポイントプログラムであるメンバーシップ・リワード。
還元率はよくないという噂もありますが、ポイントをANAマイルに移行すれば還元率1%と、ANAカード並みの高さ!
しかも、ポイント有効期限は簡単な条件を満たすだけで無期限になるという点は、むしろANAカードよりも優れています。
さらに言うと、メンバーシップ・リワードはANAだけでなく海外の航空会社14社のマイルにも移行可能。
このことから、メンバーシップ・リワードは有効期限を気にすることなく行き先や日程に応じて都合のよいマイルに移行できるという、とても使い勝手のよいポイントプログラムなんです。
なので、もしも無期限にマイルが貯められることに魅力を感じるなら、アメックスは付帯サービスを活用するだけでなく普段からメインカードとして積極的に決済することをオススメします。
ただ、メンバーシップ・リワードを還元率1%で移行するには、ちょっとしたコツが必要なんです。
そこでこのページでは、メンバーシップ・リワードのしくみについてくわしく解説しますよ。
このページの内容が当てはまるアメックス
アメックスからは複数のカードが発行されていますが、このページで解説していくメンバーシップ・リワードのポイントが貯まるカードは以下の3種類。
- アメックス・グリーン
- アメックス・プラチナ
- アメックス・プラチナ
ANAアメックスもポイントプログラムの名前は「メンバーシップ・リワード」。
けど、ポイントの交換レートがちがうまったくの別物って考えた方がええで。
グリーンとゴールドはまったく同じポイントプログラムですが、プラチナだけは以下の4点でグリーン・ゴールドより優遇されています。
- メンバーシップ・リワード・プラスの登録費が無料
- ANAマイル移行手数料が無料
- 無条件にポイント有効期限が無期限
- 海外決済でポイント3倍
これら4つについては、このページの中でくわしく解説していきますね。
メンバーシップ・リワードの還元率は0.3~1%と幅広い
アメックスのメンバーシップ・リワードは、カード利用金額100円につき1ポイントが貯まります。
1か月のカード利用金額が10万円なら、1,000ポイントが獲得できるというわけですね。
この100円につき1ポイントは、カード決済だけでなくApple PayやETCカードの利用でもまったく同じ条件。
そのため、ポイントを気にして無理にクレジットカード本体で決済する必要はありません。
他社カードなら国税・公共料金の支払いも通常のカード利用と同じだけのポイントが付与されるのですが、アメックスだけは特殊です。
国税や公共料金の支払いは、ポイントが通常の半分、またはまったく付与されないというデメリットが。
これはちょっと残念ですが、ポイントが半減したとしても無期限でマイルが貯められることには変わりありません。
なので、これらの料金もアメックスで決済することをオススメします。
なお、アメックスでポイントがゼロ or 半減する場面については、以下のページでくわしく解説しています。
そしてもっとも重要な1ポイントの価値なんですが、0.3円~1円以上と大きな幅があります。
メンバーシップ・リワードのポイント交換先は豊富ですが、何に移行・交換するかによって還元率が大きく変わるんです。
メンバーシップ・リワードの主な移行・交換先
メンバーシップ・リワードの主な移行・交換先は、以下のとおり。
- ANAマイル
- ANA SKYコイン
- ANA以外の海外航空会社14社のマイル
- 旅行代金の支払い
なお、上記は還元率が高い順に並べてみました。
メンバーシップ・リワードは、ANAマイルへの移行が1番お得。
せやから、できることならANAマイルに移行することをオススメします。
ほかにも商品券や景品などと交換することもできます。
ただ、特に還元率が高いわけでもない上にクレジットカードのポイント交換先としてありがちなので、ここでは省略しました。
ポイントをこれらのうち何に移行・交換するかによって、還元率が大きく変わるわけです。
そしてさらに、アメックスのポイントはメンバーシップ・リワード・「プラス」に登録することによっても還元率が変化します。
メンバーシップ・リワード・プラスの登録をオススメ
メンバーシップ・リワード・プラスというのは、登録することによってポイント還元率がアップするなどのメリットがある有料プログラム。
年間登録費3,300円(税込)がかかってしまいますが、メンバーシップ・リワード・プラスに登録すれば1ポイントの価値が何と2倍に!
ポイントをまとめて移行することにより、メンバーシップ・リワード・プラスは年間登録費の元は十分に取れるので、ぜひとも登録することをオススメします。
メンバーシップ・リワード・プラスの年間登録費は、アメックス・プラチナだけは完全に無料です。
そのため、カードを手に入れると同時に登録しておくことをオススメします。
メンバーシップ・リワード・プラスの登録は1年単位
じゃあ、グリーンとゴールドはカードの年会費に加えてメンバーシップ・リワード・プラスの登録費も毎年払わないといけないのか?って話になりますよね。
メンバーシップ・リワード・プラスのメリットがあるのは、基本的にポイントを移行・交換するときだけ。
そのため、ポイントを交換するときだけ登録、その後はすぐに解除すればOKなんです。
たとえば入会して3年後にポイントを移行する場合だと、最初の1〜2年はメンバーシップ・リワード・プラスには登録せずに3年目だけ登録。
そしてポイント移行完了後に解除すれば、コストを抑えることができます。
メンバーシップ・リワード・プラスは1年ごとに登録・解除ができますからね。
アメックスのポイントをマイルなどに移行するのは、多くの場合数年に1度というペースになるはず。
なので、毎年のようにメンバーシップ・リワード・プラスの年間登録費を支払うことにはなりません。
メンバーシップ・リワード・プラスの年会費登録費は、ポイントの移行手数料って考えた方がわかりやすいと思う。
これに登録せんとポイントを移行することもできるけど、それやと話にならんぐらい還元率が落ちてしまうからおすすめできへんで。
ただ、たとえポイント移行が数年に1度だけだったとしても、メンバーシップ・リワード・プラスに登録し続けた方が得になる場面もあるんです。
それは、ボーナスポイントプログラムを利用したいとき。
ボーナスポイントプログラムはポイント3倍!
ボーナスポイントプログラムというのは、特定のサービスでカードを利用するとポイントが通常の3倍得られるというサービス。
冒頭でアメックスはANAマイル還元率が1%だと説明しましたが、ポイント3倍ということはANAマイル還元率が3%までアップするということです(驚)
特定のネットサービスに限定されるとは言え、マイル還元率3%は大きな魅力ですね。
では、具体的にどこでアメックスを使えばポイント3倍になるのかというと、、、
- Amazon.co.jp、Amazonマーケットプレイス、Kindle本、Amazon Business
- Yahoo!JAPAN、Yahoo!ショッピング、ヤフオク!、ヤフー官公庁オークション
- iTunes Store(App Store、iBooks、Apple Music)
- JAL公式ウェブサイト
- H.I.S.公式ウェブサイト
- アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン
この6つのサービス。
たった6つとは言え、多くの利用者を抱えるAmazonやYahoo!ショッピングが対象なのは魅力的ですね。
また、H.I.S.公式サイトやアメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインも対象になっているのは、アメックスの付帯サービスが海外旅行に強い点とマッチしています。
かなり多くの人がポイント3倍の恩恵を受けられるのではないでしょうか?
アメックスのボーナスポイントプログラムのメリットは、他社カードみたいに会員専用のショッピングサイトを経由する必要がないこと。
あれって、けっこう面倒臭いんよな…(汗)
アメックスやったら最初に1回だけ登録したら、あとは何も考えずに普通にスマホとかパソコンでアメックスを使うだけでボーナスポイントが貯まっていくから便利やで。
このボーナスポイントプログラムに参加するためには、メンバーシップ・リワード・プラスの登録が必須なんです。
そのため、単にポイント還元率をアップさせたいだけなら、先ほど説明したとおりメンバーシップ・リワード・プラスはポイント交換するときだけ登録すればOK。
でも、ボーナスポイントプログラムに参加するなら、メンバーシップ・リワード・プラスに登録し続ける必要があるというわけです。
アメックスのポイントをANAマイルに移行する場合、ザックリ計算するとボーナスポイントプログラムの対象サービスを年間10万円以上利用すればメンバーシップ・リワード・プラスの年間登録費3,300円(税込)の元が取れます。
※ANAマイル還元率1%、1マイルの価値=1.5円として計算
そのため、もしもボーナスポイントプログラムのポイント3倍にメリットを感じるなら、メンバーシップ・リワード・プラスに登録し続けることをオススメします。
H.I.S.とかで年に1回でも海外旅行に行く人やったら、それだけで10万円決済することになるんとちがうかな?
あと、Amazonも日用品を買ってる人やったら、年間10万円ぐらい簡単に決済する気がするし。
ここまで説明したボーナスポイントプログラムも、基本的にはグリーン、ゴールド、プラチナで共通です。
アメックス・プラチナに限ってはメンバーシップ・リワード・プラスの年間登録費が無料なので、ボーナスポイントプログラムは絶対に登録した方がいいですね。
また、プラチナのボーナスポイントプログラムだけは、海外決済でポイント3倍になるという特典が追加されます。
プラチナだけは海外決済でもポイント3倍!けど。。。
アメックス・プラチナだけは、上記で説明したボーナスポイントプログラムに加え、海外決済(正確には外貨決済)でもポイント3倍に。
海外旅行中に現地で決済する人や海外サイトを利用する人にとってはメリットがありますね。
そのため、アメックス・プラチナに関しては海外では積極的に決済に使いたいところ。
ただ、そもそもの問題としてアメックスは海外での決済に弱いという欠点があります…。
そのため、海外旅行の機会が多い人でもこの特典に限っては活用しづらいように感じます(泣)
俺がタイに行ったときにアメックスで決済できたんは、空港の中とマリオット・インターナショナル(ホテル)の会計ぐらい。
1泊2,000円ほどのホテルとか大型のショッピングモールでも、アメックスは使えんだ…(泣)
とは言え、海外決済の3%がANAマイルで還元されるのはかなりお得なので、海外旅行中はアメックス・プラチナで決済ができないか?
とにかく確認するようにしましょう。
そして、メンバーシップ・リワードは簡単な条件を満たすだけでポイント有効期限が無期限になるのも大きな魅力。
そのしくみを、ここから解説していきます。
ポイント有効期限は簡単に無期限に!
メンバーシップ・リワードは、入会したときはポイント有効期限は2~3年。
ポイント有効期限が「2~3年」というアバウトな表現である理由を説明しておきますね。
メンバーシップ・リワードのポイント有効期限は「ポイント獲得から2年後、初めて迎える年度末」なんです。
そのため、4月に獲得したポイントは2年11か月、3月に獲得したポイントならちょうど2年と、ポイントを獲得した月によって有効期限が大きく変わります。
多くのクレジットカードのポイント有効期限は2年。
そのことを思うと、メンバーシップ・リワードのポイント有効期限は少しだけ長いことになります。
そして、メンバーシップ・リワードの大きな特徴は、ポイントを1度でもポイントを移行・交換すれば、その後は永遠に有効期限が無期限になること。
そのため、カードを手に入れてからポイントが失効してしまうまでの間に、とにかく1度だけはポイントをマイルなどに移行することをオススメします。
ANAマイルにポイント移行できるのは最低1,000ポイント。(メンバーシップ・リワード・プラスに登録したとき)
この1,000ポイントを貯めるには10万円のカード決済があればOKです。
ポイント有効期限が失効する2~3年の間に10万円の決済なら、ほとんどの人が条件を達成できるのではないでしょうか?
アメックスのポイントは以下2つのどちらかを満たす場合、ポイントを1度も交換したことがなくても無期限になります。
- メンバーシップ・リワード・プラスに登録している
- アメックス・プラチナを持っている
ボーナスポイントプログラムのポイント3倍のためにメンバーシップ・リワード・プラスに登録し続けているなら、無理にポイントを交換する必要はありません。
また、アメックス・プラチナのポイント有効期限は無条件に無期限です。
このように、メンバーシップ・リワードは1度だけポイントをマイルなどに移行すれば、その後はずっと無期限にポイントを貯められます。
他社のANAカードでもポイント有効期限は2年や3年とキッチリ決められていることがほとんど。
つまり、アメックスは無期限にANAマイルを貯められる希少なカードなんです。
俺も、無期限にANAマイルを貯めたいっていう理由から、アメックス・プラチナをメインカードとして普段から決済に使ってるで。
ここまで何度も説明しているとおり、メンバーシップ・リワードの還元率がもっとも高いのはANAマイル。
でも中には、、、
- ANAマイルには興味がないから、ポイントをほかのものに使いたい
- ANAマイル以外にもどんな移行・交換先があるのか気になる
こういった人も一定数いらっしゃるはず。
そこで、メンバーシップ・リワードのポイント移行・交換先と還元率について解説していきますね。
もっとも還元率が高いのはANAマイル
ここまで何度も説明しているとおり、メンバーシップ・リワードの還元率がもっとも高いのはANAマイル。(還元率1%)
メンバーシップ・リワード・プラスに登録していれば、1,000ポイント=1,000マイルに移行できます。
もしもメンバーシップ・リワード・プラスに登録していない場合の移行レートは2,000ポイント→1,000マイル(還元率0.5%)。
これはさすがにもったいないので、ANAマイルに移行する直前に必ずメンバーシップ・リワード・プラスに登録することをオススメします。
ANAマイル還元率1%と言えば、もっともANAマイルが貯まりやすいANAカードとほぼ同じ。
しかも、アメックスは無期限にマイルが貯められるという点ではANAカードよりも優れています。
そのため、無期限にANAマイルを貯めたいと考えているなら、アメックスをメインカードとして日常生活のあらゆる出費の決済に活用することをオススメします。
メンバーシップ・リワードのポイントをANAマイルに移行するときは5,500円(税込)の移行手数料が必要です。
ただ、ANA一般カードも同じようにマイル移行手数料がかかるので、これはアメックスだけのデメリットというわけではありません。
ここまでの内容だと、
「それならANAカードでマイルを貯める意味がないのでは…?」
と感じる人もいらっしゃるはず。
マイル還元率がほぼ同じ上、アメックスなら無期限にマイルを貯めることができますからね。
でも、メンバーシップ・リワードのポイントをANAマイルへ移行できるのは年間4万マイルまでという上限が。
ANAマイル4万マイルあれば、ハワイへエコノミークラスで往復できる特典航空券が手に入ります。
ANAカードならこういった上限がまったくありません。
そのため、ヨーロッパやアメリカといった遠方への旅行であったり、マイルでビジネスクラスやファーストクラスを利用したいなら、アメックスだと不便すぎます。
複数年に分けて計画的にポイントをANAマイルに移行しなければなりませんからね。
これだとポイント有効期限が無期限であるメリットがありませんし、メンバーシップ・リワード・プラスや移行手数料といったコストも膨らんでしまいます。
俺がマイルを使うんは、いつもタイ行きの35,000マイル(笑)
4万マイルの上限以下やから、アメックス・プラチナでも問題ないねん。
もしもアメックスを手に入れる現時点で「4万マイル以上まとめて移行したい!」と決めているなら、アメックスは付帯サービスを利用するためのサブカードとして持つことをオススメします。
ただ、カードを持つまでは「4万マイルで十分!」だと思っていても、実際には4万マイル以上移行したくなることもあるはず。
そういったときは、ANA SKYコインに移行するという選択肢があります。
ANA SKYコインなら4万マイルなどの移行上限がない
ANA SKYコインというのは、マイルとは別のANAのポイントのようなもの。
1ポイント=1円の価値で、ANA公式サイトで航空券やツアー代金などの支払いに利用できます。
このときの還元率は1%。
1,000ポイント→1,000コインまたは1万ポイント→1万コインに移行できます。
上記の還元率は、メンバーシップ・リワード・プラスに登録したとき。
もしも登録していないと、移行レートは3,000ポイント→1,000コイン(還元率0.3%)に大幅ダウンします。
ANAマイルとANA SKYコインは、表面上の還元率は同じ1%。
ただ、ANAマイルは交換する特典航空券によっては1マイル=1.5円~2円、ビジネスクラスだとそれ以上の価値があります。
そのため、基本的にはANAマイルに移行して特典航空券と交換した方が得です。
それにも関わらず、あえてANA SKYコインに移行するメリットは以下のとおり。
- ANAマイルのような移行上限がない
- 国内線など、路線によってはANAマイルよりも得な場合がある
- ANA SKYコインを交換した航空券は、マイルやプレミアムポイントが貯まる
先ほども説明したとおり、ANA SKYコインなら年間移行上限がないため、ポイントさえ貯まっていればいくらでも移行できます。
そのため、1ポイントあたりの価値は下がってしまうものの、貯まったポイントを有効活用できるというメリットが。
ほかにも、国内線だとANAマイルに移行して特典航空券と交換すると、1マイル=1円以下の価値になってしまう場合があります。
このような場合だと、ポイントをANA SKYコインに移行して航空券を予約した方が得ですね。
そして、ANAの上級会員を目指すなら、会員ランクの判定に必要なプレミアムポイントを貯めることができるというメリットも一応あります。
ANA上級会員を目指すなら、アメックスよりもANAカードを持った方が確実に得です。
ANAカードなら、マイルやプレミアムポイントのボーナスが得られるという点で、アメックスよりも優れていますから。
ここまで説明したとおり、ANAマイルの上限4万マイルを回避する方法として、ANA SKYコインへの移行という選択肢があります。
ただ、ANAマイルを貯める人の中には、ANAではなく提携航空会社を利用するためという人もいると思います。
それだと、ANA SKYコインに交換してもANA便しか予約できないので意味がありません(泣)
そんなとき、メンバーシップ・リワードのポイントはANA以外のマイルに移行することも可能なんです。
ANA以外のマイルも年間上限なし!その代わり還元率0.8%
メンバーシップ・リワードは、ANAをはじめ17社の航空会社のマイルに移行できます。
メンバーシップ・リワードはANAだけでなくJALマイルにも移行が可能。
ただ、JALマイルだけは移行レートが1ポイント=0.4マイルとほかの航空会社よりも悪いので要注意!
JALマイルにポイント移行するのはハッキリ言って損なので、貯まりに貯まったポイントをどうしてもJALマイルとして使いたい!という状況でなければ、移行しないことをおすすめします。
ANAマイルには年間4万マイルという移行上限がありますが、これはあくまでANAだけ。
ほかの航空会社のマイルだと、上限なく無制限にポイントを移行することができます。
ポイントをマイル移行できる航空会社のうち、日本で住んでいて恩恵を受けられる可能性が高いところと言えば、、、
- シンガポール航空
- チャイナエアライン(中華航空)※台湾
- タイ航空
- デルタ航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
主にこんな感じでしょうか。
シンガポール・台湾・タイは、日本でも人気の海外旅行先で、日本からの直行便もたくさん出航しています。
また、アメリカのデルタ航空はハワイ行きの直行便が出ているので、活用できる場面がありそうですね。
先ほど説明したとおり、JALマイルへの移行は交換レートが悪すぎるのでおすすめしません。
でも、JALと同じワンワールドに所属するブリティッシュ・エアウェイズのマイルに移行すれば、JAL国内線の特典航空券をJALよりも少ないマイルで交換できます。
そのため、JAL派の方はメンバーシップ・リワードのポイントを直接JALマイルに移行するのではなく、ブリティッシュ・エアウェイズに移行することをオススメします。
ANA以外のマイルだと還元率は0.8%(メンバーシップ・リワード・プラス登録時)にダウンしてしまうものの、年間移行上限がないというメリットがあります。
俺も、タイ国際航空に乗るためだけにANAマイルを貯めてるで。
理由はタイ国際航空よりもANAの方が、タイ行きの必要マイルが少ないから。
ただ、もしもビジネスクラスでタイへ行きたいって思ったら、必要マイルは多いけど移行上限がないタイ国際航空のマイルに移行するな。
ここまで説明したとおり、メンバーシップ・リワードの交換先としてもっともお得なのはANAマイル。
4万マイルという年間移行上限がありますが、ANA SKYコインや海外の航空会社のマイルへの移行という選択肢も用意されています。
そのため、メンバーシップ・リワードのポイントはお得に活用できるというわけです。
ただもしかしたら、、、
「海外旅行の航空券はホテルと一緒に予約したい!」
という人もいらっしゃるかも。
いつも旅行予約サイトでホテルとセットで予約している人にとっては、マイルやANA SKYコインは魅力がないかもしれません。
そういった人なら、アメックスの旅行予約サイトでポイント払いをするという選択肢があります。
アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインでの支払い
アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインは、アメックスがエクスペディアと提携して運営している旅行予約サイト。
トラベル・オンラインでは、エクスペディアが取り扱っている航空券やホテルをネットで予約できます。
なお、アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインについては、以下のページでくわしく解説しています。
メンバーシップ・リワードのポイントは、このトラベル・オンラインの支払いに1ポイント=1円(還元率1%)として利用可能。
マイルとくらべると1ポイントの価値は下がりますが、還元率1%としてポイントを活用できれば十分お得と言えるレベルです。
還元率1%となるのは、メンバーシップ・リワード・プラス登録時。
もしも登録していないと、1ポイント=0,4円の価値(還元率0.4%)にまで下がってしまうことに注意しましょう。
旅行に行くときはいつも航空券とホテルと一緒に予約する人にとっては、マイルよりもポイントを活用しやすいと言えますね。
ほかの交換方法は還元率が悪すぎるのでおすすめできない
メンバーシップ・リワードのポイントは、ほかにも多くの移行・交換先があります。
たとえば、
- ホテルグループのポイントプログラムへの移行
- 共通ポイント(楽天ポイントとTポイント)への移行
- カード利用代金への充当
など。
ただ、ここまで説明したマイルやANA SKYコイン、トラベル・オンライン以外での使い方だと、還元率は1%を下回ります。
なので、あえてアメックスでポイントを貯めて移行・交換するメリットはありません。
もしもここまで説明したマイルやANA SKYコイン、トラベル・オンラインに魅力を感じないなら、アメックスはメインカードにしないことをおすすめします。
具体的には、アメックスは付帯サービスを利用するためのサブカードとして持ち、自分が活用できるポイントがお得に貯まるメインカードを別に持つという使い方がオススメ。
なお、メンバーシップ・リワードのポイントを還元率1%未満で移行・交換できるものは、以下の表のとおりです。
メンバーシップ・リワード・プラスに | |||
---|---|---|---|
登録 | 未登録 | ||
日本旅行の支払い | 1,000ポイント =800円 (還元率0.8%) |
1,000ポイント =400円 (還元率0.4%) |
|
ホテルグループ | マリオット・ボンヴォイ | 1,000ポイント =990ポイント (還元率0.99%) |
2,000ポイント =990ポイント (還元率0.495%) |
ヒルトン・オナーズ | 1,000ポイント =1250Hオーナズポイント (還元率1.25%) |
2,000ポイント =1250Hオーナズポイント (還元率0.625%) |
|
共通ポイント | 楽天ポイント | 3,000ポイント =1,500ポイント (還元率0.5%) |
3,000ポイント =1,000ポイント (還元率0.25%) |
Tポイント | 3,000ポイント =1,500ポイント (還元率0.5%) |
3,000ポイント =1,000ポイント (還元率0.25%) |
|
請求金額から差し引き | 3,000ポイント=1,000円 (還元率0.3%) |
上記の表をみると、ヒルトン・オナーズポイントは還元率1%を上回っています。
ただ、このポイントは1ポイント=約0.5円の価値なので、実質的な還元率は0.6%程度なのでご注意を。
メンバーシップ・リワードに貯めるのに適したアメックス
ここまで説明したとおり、メンバーシップ・リワードのポイントの得な交換方法は、以下の順になります。
- ANAマイル
- ANA SKYコイン
- ANA以外の海外航空会社14社のマイル
- 旅行代金の支払い
アメックスは海外旅行サービスが充実したカードだということを考えると、マイルや旅行代金で活用できる人は多いはず。
では、メンバーシップ・リワードを採用しているアメックス3種類のうちどれがオススメなのかというと、海外旅行の頻度によって変わります。
1.アメックス・グリーンは海外旅行が年1回以下の人向け
海外に行く機会が年1回以下の方なら、年会費が低いアメックス・グリーンがオススメ。
このカードはもっともスタンダードなアメックスですが、それでも手厚いショッピング保険やセキュリティ対策で安心してカードを利用することができます。
なので、国内での買い物や日常生活での支払いでメンバーシップ・リワードのポイントを貯めたいと考えているなら、年会費が低く必要十分なサービス・補償を備えたアメックス・クリーンがオススメです。
月会費(税込) | 1,100円 |
---|---|
家族カード 月会費(税込) |
550円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から3ヶ月以内のカード利用で最大15,000ポイントプレゼント!
2.アメックス・ゴールドは年1〜2回のペースで海外旅行へ行く人向け
海外旅行の機会が年2回以上だったり、家族旅行が多い方にはアメックス・ゴールドがオススメです。
このカードはアメックス・グリーンの機能にプラスして、海外ホテルでの無料アップグレードや海外での日本語による現地電話サポートなど、他社カードよりも群を抜いたサービスが特徴。
海外旅行の機会が多いと、どうしてもトラブルに遭遇する確率も増えてしまいます。そんなときにアメックス・ゴールドがあれば万全です。
また、カード利用で貯めたメンバーシップ・リワードのポイントをマイルに移行すれば、旅費を大きく抑えることもできますね。
年会費(税込) | 31,900円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
13,200円←1枚目は永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から8ヶ月以内のカード利用で最大30,000ポイントプレゼント!
3.アメックス・プラチナは年に数回は海外旅行へ行く人向け
アメックス・プラチナは、年に数回といったペースで海外旅行へ行く人にオススメ。
14万3,000円(税込)という高額な年会費以上の手厚い海外旅行サービスが付帯するため、カード決済で貯めたポイントでの海外旅行に適しています。
プラチナのメンバーシップだけはグリーンやゴールドと異なり、無条件で無期限、メンバーシップ・リワード・プラスの登録費とANAマイル移行手数料が無料などで優遇されているのもメリット。
年に数回の海外旅行代金でポイントを貯めつつ、充実した海外旅行サービスを体験できるのがこのカードの魅力です。
年会費(税込) | 143,000円 |
---|---|
家族カード 年会費 |
4枚まで永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(自動付帯最高5,000万円) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込み&3か月間の利用金額で最高50,000ポイントプレゼント!
ちなみに俺は、アメックス・プラチナをメインカードにしてる。
コンビニでジュース買うだけでも、プラチナ出してるで(笑)