セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(通称セゾンプラチナ)は、年会費2万2,000円(税込)のプラチナカード。
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(このページでは本家アメックス・ゴールドと呼ばせていただきます)の年会費31,900円(税込)よりも低コストでありながら付帯サービスが充実した、コスパの高いカードとして知られています。
でも、「コスパが高い」と言っても具体的にどんなふうにコスパがいいのか?よくわかりませんよね(笑)
一言で言うと、セゾンプラチナは本家アメックス・ゴールドの付帯サービスを独身の方向けに絞り込んだ感じです。
本家アメックス・ゴールドは家族での海外旅行を想定した、他社にはない独特な付帯サービスが特徴。
具体的に言うと、家族カードは1枚に限り年会費無料。夫婦で持ってください!と言わんばかりです(笑)
その年会費無料の家族カードを発行することにより、4人家族で空港ラウンジを利用できるのが本家アメックス・ゴールドの大きな特徴。
ほかにも家族カードが持てない18歳未満のお子さんも適用される海外旅行保険が付帯するなど、他社カード以上に家族旅行に配慮してくれています。
年会費(税込) | 31,900円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
13,200円←1枚目は永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
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そしてセゾンプラチナは、プラチナカードなのに本家アメックス・ゴールドよりも年会費が低いのが魅力的。
その代わり、家族旅行向けの付帯サービスは省かれ、独身の方1人 or 彼女さんと2人での海外旅行を想定した付帯サービスになっています。
代表的なサービスとして、主に海外空港ラウンジを無料利用できるプライオリティ・パス。
そして、彼女さんとの食事やプレゼントで役立つ国内レストラン予約・ギフトのお願いなどに対応してくれるコンシェルジュ・サービスを利用できるのがメリットになります。
年会費(税込) | 22,000円 (年間200万円の利用で翌年は11,000円・税込) |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
3,300円 (4枚まで発行可) |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 公式サイト参照 |
海外旅行保険 | 最高1億円(自動付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(自動付帯) |
ショッピング保険 | 最高300万円 |
ポイントプログラム | 永久不滅ポイント 1,000円=1.5ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
JAL、ANA |
支払い方法 | 1回払い、2回払い、リボ払い、 分割払い、ボーナス一括払い、ボーナス2回払い |
発行日数 | 最短即日 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、カード利用&追加カード発行で最大9,000円相当のポイントプレゼント!
ここからいよいよ、本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナ・アメックスのちがいについて、旅行サービスを中心に比較していきますよ!
2つは発行カード会社が異なるまったく別のカード
まず始めに説明したいのが、本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナは発行しているカード会社がちがうということ。
本家アメックス・ゴールドは、言うまでもなくアメリカン・エキスプレスが直接発行するカード。
ではセゾンプラチナはというと、発行しているのはクレディ・セゾンという会社。アメリカン・エキスプレスではありません。
クレディ・セゾンがアメリカン・エキスプレスと提携して、国際ブランドアメリカン・エキスプレスを使わせてもらっているわけです。
そのため、セゾンプラチナの申し込みや利用代金の支払い・請求、付帯サービスの提供はほぼすべてクレディ・セゾンが行っています。
つまり、同じ「アメックス」でもまったくちがうクレジットカードだということですね。
ここからいよいよ、2つのカードが具体的にどうちがうのか、くわしく比較していきましょう!
本家アメックス・ゴールドは家族旅行向け
冒頭でも説明したとおり、本家アメックス・ゴールドは家族旅行を想定した、ユニークなサービスがたくさん付帯します。
そのため、家族で年に1~2回は飛行機を使って旅行するなら、セゾンプラチナよりも本家アメックス・ゴールドの方が確実に適していると言えます。
ここでは、本家アメックス・ゴールドの付帯サービスの中でも、家族旅行で活用できるものを中心に紹介します。
高額な旅行代も事前入金すれば決済できる
家族旅行となれば、ほとんどの場合2人~4人分の航空券・ホテル代などをまとめて前払いする必要があります。
行き先や時期にもよりますが、たいていの場合は数十万円から場合によっては100万円以上の費用になるのではないでしょうか?
そしてせっかく支払うのなら、ポイントが貯まるクレジットカードで支払った方が得!と考える方は多いはず。
振り込みだと振込手数料がかかってしまうのが地味に痛いところ。その上ポイントが貯まることもありません。
ただ、高額な旅行代をカードで決済しようと思ったときにネックになるのが利用限度額。
セゾンプラチナをはじめ多くのクレジットカードだと、限度額が理由で高額な旅行代を決済できないことがよくあるんです…。
ところが、本家アメックス・ゴールドは事前入金という独自のしくみが存在します。カード会社に前もって連絡して代金を前払いすることにより、限度額以上のカード決済が可能に!
限度額に悩まされることなく、高額な旅行代できちんとポイントを貯めることができます。
なお、事前入金ができるクレジットカードは本家アメックスを除いてほぼありません。そのため、この事前入金を活用するだけでも、本家アメックス・ゴールドを持つ価値があると言えますね。
アメックスの事前入金については、以下のページでくわしく説明しています。
家族カード1枚は年会費無料
本家アメックス・ゴールドは年会費31,900円(税込)。セゾンプラチナの2万2,000円(税込)との差は9,900円。
ただ、奥さんの家族カードを1枚発行するなら、この差は6,000円にまで縮まります。
本家アメックス・ゴールドは、家族カードが1枚に限り年会費がずっと無料。一方のセゾンプラチナの家族カードは、1枚目から3,300円(税込)の年会費が毎年かかります。
本家アメックス・ゴールドの家族カードは、本カードとほぼ同じサービスが利用できるので、無料で持てるのは大きな魅力。
セゾンプラチナの家族カードは3,300円(税込)と格安。そのため本カード+家族カード1枚をご夫婦で持っても本家アメックス・ゴールドよりもコストが低いというメリットがあります。
ただ、セゾンプラチナの家族カードはプライオリティ・パスが発行できないなど、付帯サービスが大きく削られているのが欠点…。
(プライオリティ・パスについては、後ほどくわしく説明します。)
そのため、セゾンプラチナの家族カードは、本家アメックス・ゴールドとくらべて持つメリットが低いのが実際のところです。
ただ、家族カードを2枚以上発行する方は少ない気がします。
最後に、本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナの年会費について、以下のとおり表にまとめました。
本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナの年会費比較表
本家アメックス ・ゴールド |
セゾンプラチナ ・アメックス |
||
---|---|---|---|
本カード | 31,900円 | 22,000円 | |
家族カード | 1枚目 | 無料 | 3,300円 |
2枚目以降 | 13,200円 | 3,300円 |
※年会費の金額をすべて税込
家族4人で利用できる空港ラウンジサービス
本家アメックス・ゴールドの家族旅行向けの最大のメリットは、空港ラウンジを家族4人で利用できること。
ここでいう家族4人というのは、ご夫婦とお子さん2人になります。
本家アメックス・ゴールドの空港ラウンジサービスは、カードを持っている人だけでなく同伴者1名も対象。
そのため、ご夫婦で本カードと家族カードを持っていれば、同伴者2名も空港ラウンジを利用できるわけです。
同伴者も空港ラウンジを無料で利用できるということは、具体的には以下のような人も一緒にラウンジに入れます。
- 家族カードが発行されない18歳未満のお子さん
- 「家族」ではない彼女さん・友だち
- 会社の同僚・部下
空港ラウンジサービスが同伴者1名も無料のカードは、本家アメックス・ゴールドを除いてはほぼありません。
そのため、この同伴者1名無料の空港ラウンジサービスのためだけに本家アメックス・ゴールドを持つのも、十分な理由になります。
なお、アメックスの空港ラウンジサービスについては、以下のページでくわしく説明しています。
家族カードも海外空港ラウンジが利用可能
本家アメックス・ゴールドは、国内空港ラウンジだけでなく海外空港ラウンジが利用できる付帯サービスも一応は付帯します。
本家アメックス・ゴールドを持っていればプライオリティ・パスという世界1,300ヶ所中のVIPな空港ラウンジを無料できる会員サービスに無料で登録できます。
プライオリティ・パスは家族カードにも付帯するので、ご夫婦で海外空港ラウンジを利用することができるわけです。
ただ、プライオリティ・パスは先ほど説明した空港ラウンジサービスとはちがって、同伴者1名が無料にはなりません。
そのため、活用できるのはご夫婦での旅行のみ、お子さん連れの家族旅行だと役に立たないのがデメリットではあります。
とは言え、プライオリティ・パスが同伴者も対象になるクレジットカードはほとんど存在しないので、これは本家アメックス・ゴールドの欠点というわけではありません。
このページで比較している本家アメックス・ゴールドの上位カードであるアメックス・プラチナ。
年会費14万3,000円(税込)で、アメックス・ゴールドよりも旅行サービスが格段に強化されています。
このカードに付帯しているプライオリティ・パスは年間利用回数に制限がなく、家族カードも発行可能。しかも、プライオリティ・パス1枚につき同伴者1名も無料という強力なサービス内容となっています。
そのため、アメックス・プラチナなら4人家族でも空港ラウンジサービスを利用できるわけです。
アメックス・プラチナは年会費14万3,000円(税込)と高額ではありますが、家族カードは4枚までなら年会費無料で持つことが可能。
手厚い旅行サービスを活用することができれば、年会費以上に価値のあるカードですね。
なお、アメックス・プラチナについては以下のページでくわしく説明しています。
ただ、本家アメックス・ゴールドのプライオリティ・パスの大きなデメリットは、ラウンジを無料利用できる回数が年2回に限られていること。
3回目以降の利用となると約3,000円(正確には32ドル)のラウンジ利用料が必要となります。
空港ラウンジを利用するために利用料を支払わなければならないとなると、実用性はかなり低くなってしまいますよね…(悲)
一方のセゾンプラチナもプライオリティ・パスが付帯します。
こちらは年間無制限に空港ラウンジを利用できるという点では本家アメックス・ゴールドよりも優れています。
でも、プライオリティ・パスが発行できるのは本カードのみ、家族カードだと発行できない点に注意が必要です。
つまり、ご夫婦でプライオリティ・パスを持ちたいを考えているならセゾンプラチナは適していないというわけです。
このことからも、本家アメックス・ゴールドは家族旅行向け、セゾンプラチナは単身での旅行向けカードだと言えます。
プライオリティ・パスをご夫婦で利用するとなると、本家アメックス・ゴールドとセゾン・プラチナ、どちらもやや魅力に欠けます。
本家アメックス・ゴールドは年2回という利用制限がありますし、セゾンプラチナは家族カードだとプライオリティ・パスの対象外…。
もしも年間利用回数制限なしにご夫婦でプライオリティ・パスを持ちたいなら、MUFGプラチナを持つという選択肢もあります。
MUFGプラチナは年会費2万2,000円(税込)。もっとも少ないコストで本カード・家族カードともにプライオリティ・パスを持つことができるクレジットカードなんです。
MUFGプラチナのプライオリティ・パスは、本家アメックス・ゴールドのように年2回といった制限は一切ありません。
なお、MUFGプラチナについては以下のページで本家アメックス・ゴールドと比較しています。
ちょっと長くなりましたが、正直なところプライオリティ・パスに関しては、本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナ、どちらも微妙だというのが結論です。
本家アメックスにしか付帯しない無料ポーターサービス
本家アメックス・ゴールドにしか付帯しない奥さん・お子さん連れの海外旅行向けサービスの1つに、無料ポーターサービスがあります。
このサービスは、空港駐車場や最寄り駅、バス停からチェックインカウンターまで、選任スタッフが手荷物を運んでくれるというもの。
家族旅行だとお子さんの荷物もご両親が持ち運ぶことがほとんどだと思います。
その上お子さんにも注意を配らないといけないことを考えると、手荷物を持ち運ぶのはかなりのストレスになるはず…。
そんなとき、無料ポーターサービスなら、前もって予約しておけば手荷物の個数制限なしに運んでくれるという優れもの!
家族旅行で国際空港まで車で向かうなら、ぜひとも活用したい便利なサービスです。
なお、このサービスはセゾンプラチナはもちろん、他社クレジットカードにはないアメックスだけの付帯サービスです。
このサービスについてくわしくは、以下のページで説明しています。
海外旅行保険は家族全員が適用
海外旅行と言えば、海外旅行保険がもっとも気になるという方は多いのでは?
海外の医療費は日本の比ではないほど高額。ハワイやグアムだと、盲腸の手術を受けるだけでも数十万円から数百万円の費用がかってしまうほどです…。
海外の病院って、冗談キツいですよね(汗)
そのため、海外旅行中の病院が補償される海外旅行保険は必須だと言えます。特にお子さんがいればなおさらですね。
この海外旅行保険は、本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナ、どちらも家族カードを持っていないお子さんであっても、本カード会員とほぼ同じ補償が受けられるのが特徴。
具体的には海外旅行保険でもっとも利用する可能性が高い疾病・傷害補償(病気・ケガによる病院代)が300万円まで補償されます。
海外旅行中の病院代の99%以上は300万円に収まるというデータがあることから、本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナ、どちらかを持っていれば十分でしょう。
そのため、海外旅行保険だけに関して言うとセゾンプラチナを持ってもまったく問題はありません。
ただ、セゾンプラチナはここまで説明したとおり、空港ラウンジサービスなどが明らかに家族旅行向けではありません。
なのに海外旅行保険だけが家族旅行向けだというのは、付帯サービスがかみ合っていませんね(汗)
最後に、本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナの海外旅行保険について、以下のとおり表で比較してみました。
本家アメックス ・ゴールド |
セゾンプラチナ ・アメックス |
||
---|---|---|---|
適用条件 | 利用付帯 | 自動付帯 | |
死亡・後遺障害 | 1億円(利用付帯) 5,000万円(自動付帯) |
1億円 | |
疾病・傷害 | 300万円(利用付帯) 200万円(自動付帯) |
300万円 | |
賠償責任 | 4,000万円 | 5,000万円 | |
携行品損害 | 50万円 | 50万円 | |
救援者費用 | 400万円(利用付帯) 300万円(自動付帯) |
300万円 | |
キャッシュレス診療 | あり | あり |
2021年7月からは、アメックス・ゴールドの海外旅行保険は完全に利用付帯となります。
補償される金額は変わらないので旅行代金をアメックス・ゴールドで決済するなら何の影響もありません。
ただ、カードを持っているだけは海外旅行保険がまったく適用されなくなるので、これは改悪だと言えますね…。
なお、アメックスの海外旅行保険については以下のページでくわしく説明しています。
レストランでの食事1回で1万円の割引
家族での海外旅行とは関係ありませんが、本家アメックス・ゴールドにはお得度が高いレストラン優待サービスが付帯します。
ゴールド・ダイニング by 招待日和(しょうたいびより)は、対象レストランでコース料理を2名分以上注文すると、1名分が無料になるというサービス。
コース料理は対象レストランにより若干異なりますが、たいていは1万円前後。そのため、このサービスを1度利用するだけで1万円の得になるというわけです。
お子さん連れのご家族でコース料理を食べに行く機会があまりないと思いますが、奥さんとのディナーで活用できるかも?ですね。
なお、ゴールド・ダイニング by 招待日和については、以下のページでくわしく説明しています。
その他本家アメックスだけの付帯サービス
ここまで説明した内容が、本家アメックス・ゴールドの家族旅行に適したサービスです。
さらに言うと、以下のようなサービスも付帯します。
- エアポート送迎サービス
- 空港パーキング
- 空港クロークサービス
上記は、正直なところ万人にとって利用しやすい便利なサービスというわけではありません。
利用するためにはアメックスのトラベルデスクで旅行の手配をしないといけないとか、利用するためにはちょっと厳しい条件があるんです(汗)
ただ、条件さえ満たすことができれば家族旅行で便利に活用できるサービスです。
これらのサービスについては、以下のページでくわしく説明しています。
ここまで説明したとおり、本家アメックス・ゴールドはセブンプラチナとくらべて家族旅行を想定した旅行サービスが充実したカードだと言えます。
なので、家族旅行のために本家アメックス・ゴールドとセブンプラチナを比較しているなら、間違いなく本家アメックス・ゴールドの方が適していますね。
セゾンプラチナ・アメックスは独身の旅行向け
そしてセゾンプラチナは、本家アメックス・ゴールドとは対照的に単身での旅行に適した付帯サービスが中心です。
先ほど本家アメックス・ゴールドのところでも説明したプライオリティ・パスをはじめ、以下2点に関しては本家アメックス・ゴールドよりも優れています。
- クレジットカード全体で見てもトップレベル、補償金額最高10万円の航空便遅延補償
- レストラン予約やギフト手配に対応してくれるコンシェルジュ・サービス
なので、上記2つのサービスに魅力を感じるなら、セゾンプラチナは本家アメックス・ゴールドよりも優れたカードになります。
年会費を1万円に引き下げられる!
セゾンプラチナのサービス内容について説明する前に、このカードの年会費について説明します。
セゾンプラチナは基本的には年会費2万2,000円(税込)。
ただし、年間のカード利用金額が200万円以上あれば、年会費1万1,000円(税込)に引き下げられるのが特徴です。
もしも条件をクリアできれば、年会費1万1,000円(税込)でプライオリティ・パスやコンシェルジュ・サービスが付帯し、コスパを劇的に上がります。
年間200万円というと、1か月平均で約16万7,000円のカード利用。
毎年16万円のカード決済を日常生活での支出だけでクリアできる人は、割合としては少ない気がします。
それでも、海外旅行代や家電の購入なとで年間200万円をクリアできるなら、セゾンプラチナはもっともコスパが高いプラチナカードになるように感じます。
全クレジットカード最高レベルの海外航空便遅延補償
本家アメックス・ゴールドのところで、セゾンプラチナの海外旅行保険についても少し説明しました。
もう1度説明すると、このカードの海外旅行保険は本家アメックス・ゴールドと基本的にはほぼ同等。単身や奥さん・彼女さんとの海外旅行はバッチリ補償されます。
そして、このカードは海外航空便遅延補償が最高10万円と、クレジットカード全体でみてもトップトラスの補償金額なのが大きな特徴です。
海外航空便遅延補償というのは、飛行機の便が天候などの理由で遅延・欠航したときの損害を補償してくれる補償のこと。
たとえば、飛行機が欠航すると空港近くのホテルで1泊しなければなりません。あとは、国際線の乗り換えでのスーツケースの到着遅延や紛失。
こういった宿泊費や食事代、スーツケースの中身をある補償してくれるわけです。
この海外航空便遅延補償、国際線を乗り継いでの海外旅行の機会があるなら必須とも言えるもので、本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナ、どちらにも付帯しています。
ただ、セゾンプラチナの海外航空便遅延補償は、本家アメックス・ゴールドをはじめ、年会費10万円以上のアメックス・プラチナすらも上回るほどの手厚さ(驚)
このページで比較している本家アメックス・ゴールドはスーツケースの遅延・紛失は最高4万円、年会費14万3,000円(税込)のアメックス・プラチナでも最高6万円の補償。
セゾンプラチナの最高10万円という補償がいかに強力なのか?おわかりいただけると思います。
なので、単身での海外旅行、それも国際線を乗り継ぐ場面が多いなら、セゾンプラチナの海外航空便遅延補償は価値が高いと言えます。
最後に、セゾンプラチナと本家アメックス・ゴールド、アメックス・プラチナの航空便遅延補償の補償金額を表で比較してみました。
本家アメックス ・ゴールド |
セゾンプラチナ ・アメックス |
本家アメックス ・プラチナ |
|
---|---|---|---|
乗継遅延費用 (客室料・食事代) |
2万円 | 3万円 | 3万円 |
出航遅延費用等 (食事代) |
2万円 | 3万円 | 3万円 |
寄託手荷物遅延費用 (衣類購入費等) |
2万円 | 10万円 | 3万円 |
寄託手荷物紛失費用 (衣類購入費等) |
4万円 | 10万円 | 6万円 |
コンシェルジュサービスでレストラン・ギフト手配ができる
独身で彼女さんがいる方なら、セゾンプラチナのコンシェルジュ・サービスが便利です。
コンシェルジュ・サービスは、プラチナ以上のランクのクレジットカードで利用できることが多いサービス。
電話1本で以下のような要望に対応してくれます。
- 旅行の航空券や新幹線、ホテルなどの手配(海外・国内とも)
- 海外旅行中の盗難や病気・ケガといったトラブルの対応
- レストランの予約
- プレゼントなどのギフトの手配
大げさに表現すると「秘書」といったところですね。
でも、本家アメックス・ゴールドにはないメリットとして挙げられるのは、上記のうちレストラン予約とギフト手配の2つだけなんです。
本家アメックス・ゴールドは「コンシェルジュ・サービス」という名前を使っていないだけで、旅行の手配や海外旅行中のトラブル対応は以下のとおりバッチリ対応してくれます。
- 旅行手配…アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク
- 海外旅行中のトラブル…オーバーシーズ・アシスト
本家アメックス・ゴールドのこういったサービスは、はっきり言ってセゾンプラチナのコンシェルジュ・サービスよりも優れています。
そのため、セゾンプラチナが本家アメックス・ゴールドよりも優れているのは、国内のレストラン・ギフト手配をやってくれるという点のみ。
セゾンプラチナなら、彼女さんと一緒に行くレストランの提案や予約、彼女さんへのプレゼントの手配に対応してくれるのがメリットです。
その他セゾンプラチナだけの付帯サービス
そしてやや細かい点にはなりますが、セゾンプラチナは以下の点でも本家アメックス・ゴールドよりも優れています。
どちらのカードを選ぶかというほど重要なものではありませんが、一応紹介しておきます。
西友、リヴィン、サニーなどで5%OFF
セゾンプラチナは、西友やリヴィン、サニーで毎月特定の日に限っては5%OFFになるという特典があります。
入院・通院も補償される国内旅行傷害保険
飛行機や新幹線、特急ななどでの国内旅行が補償される国内旅行保険。セゾンプラチナなら旅行中のケガが原因で入院・通院した場合も、費用が補償されます。
本家アメックス・ゴールドだと、国内旅行で補償されるのは死亡・後遺障害のみ。
そのため、国内旅行保険はセゾンプラチナの方が優れています。
ただ、国内の病院代は健康保険や生命保険の補償も受けられますし、そこまで大きな負担にはならないはず。
付いていないよりは付いていた方がいいのは当然ですが、国内旅行保険のためにセゾンプラチナを選ぶほどの大きな魅力はありません。
コート預かりサービス
そして地味に便利なのが、セゾンプラチナのコート預かりサービス。
このサービスは、国際空港でコートを最高30日まで無料で預かってくれるというもの。
日本が冬の間にハワイやグアム、東南アジアのような年中暑い国だったり、日本とは季節が逆の南半球に行く機会が多いなら便利です。
こういったとき、コートが必要なのは空港まで。現地へ持って行く理由はまったくありません。
普通なら空港のコート預かりは1日あたりで料金が発生しますが、セゾンプラチナを持っていれば無料で預かってくれるわけです。
本家アメックス・ゴールドにはコート預かりサービスは付帯しないため、この点はセゾンプラチナの方が優れています。
本家はANAマイル、セゾンはJALマイルが貯まりやすいカード
ここまで説明したとおり、本家アメックス・ゴールドは家族旅行、セゾンプラチナは独身の方の旅行に適しているという点が大きなちがい。
そしてもう1つ、カード利用で貯まるマイルがちがうのも特徴です。
本家アメックス・ゴールドはANAマイル還元率1%と、ANAマイルがもっとも貯まりやすいANAカードと同じレベル。
そしてセゾンプラチナはJALマイル還元率1.125%、JALマイルがもっとも貯まりやすいはずのJALカードよりもお得なカードなんです。
そのため、本家アメックスとセゾンプラチナ、どちらを持つにしてもメインカードとして日常的な支出を積極的に決済することをオススメします。
どちらのカードも、お得にマイルが貯まりますよ!
本家アメックス・ゴールドは家族旅行、セゾンプラチナは独身の人の旅行向け
ここまで、本家アメックス・ゴールドとセゾンプラチナのちがいをくわしく説明してきました。
繰り返しになりますが、2つのカードのちがいを一言で言ってしまうと、、、
- 本家アメックス・ゴールド…お子さん連れの家族旅行
- セゾンプラチナ…独身の人の旅行
こういった区別ができるかな?と感じています。
本家アメックス・ゴールドは、他社カードにはない家族旅行向けのユニークで便利なサービスが盛りだくさん。
特に年会費無料の家族カードを奥さんが持つことにより、家族4人で空港ラウンジを利用可能になります。
ほかにも、世界1,300ヶ所企業の強みを活かした海外旅行中の電話による日本語サポートで、お子さんの病気・ケガも安心して対応できます。
年会費(税込) | 31,900円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
13,200円←1枚目は永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から8ヶ月以内のカード利用で最大30,000ポイントプレゼント!
一方のセゾンプラチナは、海外空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パスが付帯するのが大きなメリット。
1人での海外旅行なら、国内だけでなく海外空港の空港ラウンジも無料で利用できます。
また、飛行機は台風や大雨、雪などで遅延・欠航することが多々あります。
さらに言うと国際線の乗り継ぎだと、スーツケースの受け取りが遅れたり、最悪受け取れないこと可能性もゼロではありません。
そういった補償に関しては、セゾンプラチナはクレジットカード全体で見てもトップクラスの補償。
1人 or 彼女さんと2人で海外旅行に行く機会が多い独身の方なら、セゾンプラチナの付帯サービスの方が活用しやすいと言えますね。
年会費(税込) | 22,000円 (年間200万円の利用で翌年は11,000円・税込) |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
3,300円 (4枚まで発行可) |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 公式サイト参照 |
海外旅行保険 | 最高1億円(自動付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(自動付帯) |
ショッピング保険 | 最高300万円 |
ポイントプログラム | 永久不滅ポイント 1,000円=1.5ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
JAL、ANA |
支払い方法 | 1回払い、2回払い、リボ払い、 分割払い、ボーナス一括払い、ボーナス2回払い |
発行日数 | 最短即日 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、カード利用&追加カード発行で最大9,000円相当のポイントプレゼント!
この中でもクレディ・セゾンだけは、アメックスの有名なシンボルマークの兵士を券面に使っとるのが特徴になるな。
MUFGカードと楽天カードは、カード右下の国際ブランドがアメックスなだけで、券面デザインは完全にそれぞれのカード会社独自のもの。
アメックスの代名詞とも言える兵士のデザインではないんよ…(悲)
せやから、セゾンプラチナだけは「アメックス持ってます!」って実感が沸くで(笑)