アメックス・ゴールドとダイナースクラブカードのちがいを比較!海外旅行かレストランか?

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ステータスカード同士、比較されることが多いアメックスとダイナース。

どちらもほかのクレジットカードとくらべると年会費が高額で、旅行やレストランでの食事に関連するサービスが充実しているという点で共通しています。

お互いに意識しているのか、それとも実は裏で話を合わせているのか…。(笑)

ただ、アメックスとダイナースって、具体的に何がちがうのかよく分からなくないですか?少なくとも、管理人は最近まで分かりませんでした(笑)

どちらのカードも、付帯サービスはかなり似ているのは事実です。

その上でちがいを一言で言うと、、、

アメックスとダイナースがそれぞれに強いサービス
  • アメックス…海外旅行
  • ダイナース…レストラン優待

このようにそれぞれに強いサービスが分かれているかな?という印象です。

そのため、この2つのカードを付帯サービスの面で選ぶなら、海外旅行とレストランでの食事、どちらの機会が多いか?

こういう考え方になる気がします。

ただ、アメックスとダイナースと言っても、どちらのカード会社も複数のカードを発行しています。

そこでここでは比較的年会費が近く、どちらも申し込み可能なアメックス・ゴールド(年会費31,900円・税込)とダイナースクラブカード(年会費24,200円・税込)を比較してみました。

アメックスとダイナースのカードランクを比較
  • 「アメックス・ゴールドとダイナースクラブカード、どちらを持とうかイマイチ決め手に欠ける…」
  • 「持ちたいカードは決まっているけど、2つのカードのちがいや特徴をちゃんと理解してから申し込みたい!」

こういった人にこのページの内容を役立てていただけると嬉しいです。

アメックス・ゴールドは、おそらく知名度No.1のゴールドカード。

アメックスはカード会社であると同時に、実は世界1,300ヶ所最大の旅行代理店なんです。

そのため、パッケージツアーのカスタマイズにまで対応できるトラベルデスクや世界1,300ヶ所中のホテルと提携してのホテル優待サービスなどが大きな特徴。

旅行慣れしてパッケージツアーでは物足りない人の要望にも十分対応できるだけのサービス内容です。

年会費(税込) 31,900円
家族カード
年会費(税込)
13,200円←1枚目は永年無料
入会資格 満20歳以上で安定した収入があること
限度額 審査により個別に決定
海外旅行保険 最高1億円(利用付帯)
国内旅行保険 最高1億円(利用付帯)
ショッピング保険 最高500万円
ポイントプログラム メンバーシップ・リワード
100円=1ポイント
マイル移行可能な
航空会社
ANAなど17社
支払い方法 1回払い
(リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、
入会後6か月以降に申し込みにより利用可)
発行日数 2〜3週間
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ダイナースクラブカードダイナースクラブカードは、「知る人ぞ知る」落ち着いた感じが漂うステータスカード。

ダイナースクラブカードも他社カードとくらべると、海外・国内旅行サービスは充実しています。

でもこのカードがこの上なく優れているのは、レストランでの優待サービス

今すでにいろんなレストランで食事をする機会が多い人、あるいは今はそういう機会は少ないけど、これからはレストランでの食事の機会を増やしたい!

そういった人なら迷わずこのカードです。

年会費(税込) 24,200円
家族カード
年会費(税込)
5,500円
入会資格 目安として27歳以上
限度額 審査により個別に決定
海外旅行保険 最高1億円(利用付帯)
国内旅行保険 最高1億円(利用付帯)
ショッピング保険 最高500万円
ポイントプログラム ダイナースクラブ・リワードプログラム
100円=1ポイント
マイル移行可能な
航空会社
ANAなど4社
支払い方法 1回払い・リボ払い・ボーナス一括払い
発行日数 2〜3週間
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このページではアメックス・ゴールドのことを「アメックス」、ダイナースクラブカードのことを「ダイナース」と呼ばせていただきます。
キタ

何となくやけど、俺としては、、、

  • アメックスを持ってる人…積極的な経営者・実業家
  • ダイナースを持ってる人…落ち着いた医師・弁護士

こんなイメージがある程度浸透しとる気がするかな。(あくまでも管理人の主観)

ただ、「2つのカードの付帯サービスは何がちがう?」ってなったら、一言で言うと旅行か?レストランか?

これに尽きるな。

旅行サービスはアメックスのトラベルデスクが充実

アメックスは海外旅行のためのカードだと言っても過言ではありません

アメックスとダイナース、どちらも年会費2万円以上のカードということもあって、旅行サービスが充実しています。

ここでいう旅行サービスというのは、ホテル予約・手配のためのトラベルデスクや旅行のときに利用できる空港サービス、そして旅行保険

どちらのカードも、1枚持っていれば旅行が格段に快適になるサービスが付帯します。

でも、トラベルデスクの対応と世界1,300ヶ所中のホテルでの優遇サービスはアメックスが魅力的ですね。

ダイナースの旅行サービスは、対応よりも旅行代金の割引に力を入れている印象で、他社のゴールドカード並みのサービス内容です。

ただ、旅行サービスの中でも空港ラウンジサービスに関しては、ダイナースがアメックスをはるかに上回っています。

2つのカードの旅行サービスについては、くわしくは以下の表のとおり。


アメックス
ダイナースクラブカード
ダイナース
トラベルデスク H.I.S.アメリカン・エキスプレス
・トラベル・デスク
トラベルデスク
(パッケージツアーが最大5%OFF)
オンラインサービス アメリカン・エキスプレス
・トラベル・オンライン
オンラインツアー予約
ホテル優待 ザ・ホテル・コレクション
  • 海外クラブホテルズ
  • 国内クラブホテルズ・旅の宿
旅行予約サイトでの割引
  • エクスペディア
  • 日本旅行
  • 一休.com
  • アップルワールド
Hotels.com
キタ

旅行サービスは、総合的に見たらアメックスが強いな。

けど、アメックスのトラベルデスクとホテル優待サービスにあんまり興味がないんやったら、旅行のためにアメックスを持つ意味は薄れるで。

その場合、空港ラウンジサービス目当てにダイナースを選ぶって手もある。

ではここから、アメックスのダイナースの旅行サービスをくわしく比較していきますよ!

アメックスのトラベルデスクは旅行のカスタマイズに対応!

アメックスのトラベルデスクは専任スタッフが企画してくれる!

どちらのカードにも付帯しているトラベルデスク。トラベルデスクは、電話1本で海外・国内旅行の予約・手配ができるサービスです。

アメックスとダイナース、どちらも有名な旅行代理店であるH.I.S.に業務を委託しています。

「じゃあ、どっちのカードもまったく同じサービス内容なんじゃないの?」

と思いきや、同じH.I.S.なのにトラベルデスクの対応がちがうんです。

ダイナースはH.I.S.が取り扱っているパッケージツアーから選んで予約すれば、3%~5%(ツアーの種類による)の割引を受けることができます。

ダイナースのトラベルデスクは海外・国内パッケージツアーが割引

ここまでの内容だと三井住友VISAゴールドカードやJCBゴールドといった他社のゴールドカードが用意しているトラベルデスクと大差ないサービス内容。

ただ、アメックスとダイナースは、指定した航空券やホテル(H.I.S.が取り扱っていることが前提)の予約にも対応してくれるという点で他社よりも優れています。

そしてアメックスはのトラベルデスクは、まだこの上を行きます。

こちらの要望に応じて、選任スタッフがパッケージツアーをカスタマイズして提案してくれるんです。

そのため、具体的なホテルや利用する航空会社などを決めていなかったとしても、旅行の手配ができてしまうわけです!

たとえば、、、

キタ
家族4人での3泊のシンガポール旅行で、1人1泊1万円ぐらいでマーライオンの近くに泊まりたいねん!

とか、

キタ
夫婦で台湾に行きたいんやけど、初めてでよくわからんねん(泣)

嫁が喜びそうなホテルと観光地で頼む!

みたいな要望でもOK。もちろん、より具体的に要望を伝えた方が、満足度の高い旅行が実現することは言うまでもありません。

旅行は楽しいものですが、下調べや予約・手配となると、正直面倒ですよね…。

また、ホテルや観光でハズレを引いてしまい、旅行に費やした時間とお金ほどの思い出ができないのは怖いところ。

アメックスのトラベルデスクなら、旅行にくわしいプロが提案してくれます。そのため、ハズレ旅行は回避できる上、下調べや予約・手配の手間を省けるのが大きなメリット。

つまり、アメックスは「旅行が今までよりも身近になるカード」だと言えますね。

なお、アメックスのH.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクについては、以下のページでくわしく説明しています。

アメックスの「H.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベルデスク」はプラチナカード級のサービス

世界1,300ヶ所中のホテルでの優待特典

先ほど説明したアメックスのトラベルデスク。とてもクレジットカードの付帯サービスとは思えないほど強力です。

でも実は、アメックス・ゴールドよりも年会費が低いアメックス・グリーン(月会費1,100円(税込))でもまったく同じサービスが利用できます。

では、グリーンではなくアメックス・ゴールドを選ぶ理由は?となると、その1つにここから説明するザ・ホテル・コレクションがあります。

アメックスは世界1,300ヶ所500以上のホテルで部屋の無料アップグレードなどの優待!

このサービスは、アメックスが提携する世界1,300ヶ所500か所以上のホテルで以下の優待が受けられるというもの。

ザ・ホテル・コレクションの優待内容2つ
  1. 空き室があれば無料で部屋をアップグレード
  2. ホテル内のレストランなどの館内施設で100米ドル割引

対象ホテルは、国によってはハイアットやヒルトンといった有名ホテルグループも含まれています。そのため利用しやすいですね。

通常、ホテルで空き部屋があったときのアップグレードは追加料金を支払う必要があります。でも、このサービスなら追加料金なしでワンランク上の部屋で宿泊できる可能性が。

また、レストランをはじめとする館内施設で100米ドル=約1万円もの割引が受けられるのは、さりげなくコスパが高いサービスだと言えますね。

ザ・ホテル・コレクションの利用条件は2泊以上

なお、この優待サービスが適用される条件として、「ホテルで2泊以上」というものがあります。

ただ、海外旅行で1つのホテルを1泊しか利用しないことはまずないはず。そのため、これは条件のうちに入らないと考えてしまっていいでしょう。

アメックスのザ・ホテル・コレクションと似ているサービスとして、ダイナースは海外クラブホテルズが。

ただ、このサービスは対象ホテルの数と優待内容から見て、ハッキリ言ってアメックスよりもややショボい印象です。

具体的には、対象ホテルは約200とアメックスよりも少ない上、優待内容はホテルによって異なるものの、ウェルカムドリンク1杯だけというところも…。

ダイナースのホテル優待は世界1,300ヶ所約200、無料アップグレードとなると100件のみ…

アメックスはすべての対象ホテルで無料アップグレードや100米ドルの割引が受けられることを考えると、ダイナースのサービスは見劣りします。

なお、どちらのサービスも対象ホテルは世界1,300ヶ所中にあるので把握するのが難しいのが実際のところ。なので、トラベルデスクで確認することをオススメします。

キタ

ネットとかで調べてたら、アメックスが世界1,300ヶ所的にステータスが高いカードやって理由として、

「アメックスを持ってる人はお金持ちだから、ホテルの常連になってもらうために部屋を無料でアップグレードしてくれる!」

って書いてあること、たまにあるんやん?

実際はそんなことないんやけど、多分ネタ元はこのザ・ホテル・コレクションやと思うで。

オンラインの旅行予約はほぼ同じ

どちらのカードも、電話によるトラベルデスクだけでなく、オンラインで航空券・ホテルなどを手配できるサービスや優待が付帯します。

ネットで旅行の予約・手配をする人は多いはず。そういったときに活用できるサービスというわけですね。

具体的には以下の表のとおり。


アメックス
ダイナースクラブカード
ダイナース
オンラインサービス アメリカン・エキスプレス
・トラベル・オンライン
オンラインツアー予約
旅行予約サイトでの割引
  • エクスペディア
  • 日本旅行
  • 一休.com
  • アップルワールド
Hotels.com

ただ、上記のサイトで単にネット予約するだけなら、エクスペディアやアゴダで十分ですよね。

アメックス、ダイナースともに、航空券やホテルについて電話で質問や相談ができるという点で価値があります。

特にホテルは、ネット上の予約サイトで金額や部屋の写真、立地を見ただけで決めるのはけっこう難しいもの。安さに惹かれてハズレのホテルを選んでしまうのも怖いですしね…。

そんなとき、アメックスやダイナースに電話して航空券やホテルについて教えてもらえばOK。納得した上で安心してネットから予約することができます。

なお、アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインについては、以下のページでくわしく説明しています。

アメックスのトラベルオンラインはお手頃でコスパに優れたホテル多数の旅行予約サイト

空港サービス・現地サポートはアメックスが利用しやすい

旅行でお世話になる機会が多い空港関連サービスが充実

アメックス、ダイナースともに、海外旅行の出発・帰国時に利用できるサービスも付帯しています。

これらのサービスはアメックスだけに付帯するもの、ダイナースだけに付帯するもの、それぞれありますが、総合的に見るとやはりアメックスが優れています

ダイナースの空港サービスは、先ほど説明したトラベルデスクで海外旅行を手配しないと利用できないものが多いのがデメリットです。

一方、アメックスの空港サービスは別にトラベルデスクで旅行の手配をしなくても利用できるという使い勝手のよいものです。

具体的には、以下の表のとおり。


アメックス
ダイナースクラブカード
ダイナース
日本語
電話サポート
緊急時の対応 オーバーシーズ・アシスト 海外緊急アシスタンスサービス
現地の情報提供 海外現地トラベルデスク
エアポート送迎 あり
(トラベルデスクで手配した
海外旅行のときだけ)
あり(※)
空港パーキング 割引 無料 or 割引(※)
空港での前泊サービス なし 空港前泊ホテルサービス(※)
手荷物無料宅配サービス 往復1個 帰国時1個
手荷物預かりサービス 空港クロークサービス
(当日に限り無料)
なし
無料ポーターサービス あり なし
※印は、トラベルデスクで50万円以上の海外旅行を手配したときのみ利用できる

海外旅行での人気サービスの1つ、手荷物無料宅配サービス

このサービスはスーツケースのような手荷物を、自宅・空港間で無料で配送してくれるというもの。

ダイナースは他社カードと同じように帰国時しか利用できませんが、アメックスは出発時・帰国時の両方で利用できるという希少カード。

さらに、アメックスには手荷物預かりサービス無料ポーターサービスといった、他社カードには付帯しない独自の空港サービスが付帯します。

なお、ここで紹介したアメックスの付帯サービスについては、以下のページでそれぞれくわしく説明しています。

アメックスの空港送迎(エアポート送迎サービス)についてくわしく解説

アメックスの空港パーキングで駐車場料金が最大40%OFF!

アメックスの手荷物無料宅配サービスは出発時も利用可能

アメックスの空港クロークサービスは国際線への乗り継ぎで便利

アメックスの無料ポーターサービスは荷物が多い家族旅行で便利

ダイナースの空港ラウンジサービスはトップクラス

カード付帯の空港ラウンジサービスで海外でも利用できるダイナースは希少!

ここまで説明してきた旅行サービス。個別のサービスを比較してもアメックスの方が圧倒的に優れています。

でも1つだけ、ダイナースがアメックスよりもはるかに優れた旅行サービスがあります。

それは、空港ラウンジサービス

アメックスとダイナース、どちらも国内+ハワイの空港ラウンジが無料で利用できる点は同じです。

また、アメックスの空港ラウンジサービスはカード会員や家族カード会員にプラスして、同伴者1名もラウンジを利用できるというメリットが。

同伴者1名も対象の空港ラウンジサービスはかなり希少で、家族カードが発行できない18歳未満のお子さんも一緒にラウンジが利用できるというメリットがあります。

アメックスだけは空港ラウンジを同伴者1名も利用可能!

ここまでの内容だとやはりアメックスが優れているように感じますが、ダイナースの空港ラウンジサービスの強いところは、世界1,300ヶ所約1,000か所以上もの空港ラウンジが使えること。

クレジットカード付帯の空港ラウンジサービスで、世界1,300ヶ所中のラウンジが利用できるダイナースはかなり希少です。

一方のアメックスは、海外ラウンジは年2回しか無料利用できないという致命的な欠点が…。

トラベルデスクなど超優秀な海外旅行サービスが付帯しているのに、空港ラウンジサービスが年2回しか利用できないのは残念ですね(悲)

アメックスはプライオリティ・パスが無料付帯

アメックスの空港ラウンジサービスは、厳密に言うと国内+ハワイだけです。

それ以外の海外空港ラウンジは、プライオリティ・パスの対象ラウンジが利用できます。

プライオリティ・パスというのは、本来年会費が必要な世界1,300ヶ所中1,200か所の空港ラウンジが利用できる会員制サービス。

アメックスを持っていると、このプライオリティ・パスが無料で手に入ります。

海外空港ラウンジが利用できるプライオリティパスも付帯

ただ、プライオリティ・パスには3つの会員ランクがあり、アメックスに付帯するのは最低ランク…(泣)

そのため、海外空港ラウンジが利用できるのは年2回という制限があるんです。

また、プライオリティ・パスはクレジットカードを手に入れた後に別途申し込む必要があります。アメックスを手に入れただけではプライオリティ・パスのラウンジを利用することはできないので注意しましょう。

なお、プライオリティ・パスについては以下のページでくわしく解説しています。

アメックスのプライオリティパスは年2回まで無料というオリジナル特典つき

なお、ダイナースの海外空港ラウンジの利用に回数制限はありません

アメックスに付帯しているプライオリティ・パスよりも対象ラウンジは少ないものの、無制限に利用できるという意味でダイナースが優れていると言えるでしょう。

ダイナースの空港ラウンジサービスの方が、明らかに実用的です。

アメックスを含め、多くのクレジットカードの海外空港ラウンジサービスはプライオリティ・パスと提携しているが、ダイナースは独自に世界1,300ヶ所中の空港ラウンジと提携しているところが凄いですね。

キタ

ダイナースのサービスで特に凄いなって思うのは、この後で説明するレストラン優待と、この海外の空港ラウンジサービス。

プライオリティ・パスではなくて海外の空港ラウンジが使えるクレジットカードは、かなり希少やよ。

海外・国内旅行保険の補償金額は大差なし
ただしダイナースは家族特約がない!

そして旅行サービスと言えば絶対に外せない海外・国内旅行保険

ハッキリ言って国内旅行保険はあまり重要ではないものの、海外旅行保険は海外旅行へ行くなら必須

特にアメックスとダイナース、どちらのカードも海外旅行サービスが充実しているので、この保険でどれだけの補償が受けられるかは重要なポイントですね。

旅行保険については、2つのカードで補償される条件や金額には大差ありません。

どちらのカードも、有料の海外旅行保険に加入しなくても対応できるだけの補償金額です。

海外旅行保険は、一般的には現地での病気・ケガによる治療費の補償(傷害・疾病治療補償)が300万円補償されれば大丈夫だと言われています。

アメックス、ダイナースともに、この傷害・疾病治療補償は300万円の補償。うん、バッチリですね(笑)

病気・ケガ以外の補償金額は2つのカードで若干異なりますが、どちらのカードも旅行保険としては十分な補償内容です。

具体的な補償金額は、以下の表のとおり。


アメックス
ダイナースクラブカード
ダイナース
海外旅行保険 適用条件 利用付帯 一部利用付帯
家族特約なし
死亡・後遺障害 最高1億円(利用付帯)
最高5,000万円(自動付帯)
最高1億円(利用付帯)
最高5,000万円(自動付帯)
疾病・傷害 最高300万円(利用付帯)
最高200万円(自動付帯)
最高300万円
(自動付帯)
賠償責任 最高4,000万円(自動付帯) 最高1億円(自動付帯)
携行品損害 最高50万円(自動付帯) 最高50万円(自動付帯)
救援者費用 最高400万円(利用付帯)
最高300万円(自動付帯)
最高300万円(自動付帯)
キャッシュレス診療 あり あり
国内旅行保険 適用条件 利用付帯 一部利用付帯
死亡・後遺障害 最高5,000万円 10000/5000
入院日額 なし
通院日額
手術保険金
航空便遅延補償 適用条件 海外のみ なし
乗継遅延費用 最高2万円
出航遅延費用等 最高2万円
手荷物遅延費用 最高2万円
手荷物紛失費用 最高4万円
アメックス・ゴールドの海外旅行保険は2021年7月から改悪。。。

これまでアメックス・ゴールドの海外旅行保険は、旅行代金をカード決済したかどうかで補償金額が変わる一分利用付帯でした。

ただ、2021年7月からは旅行代金をカード決済したときだけ補償が受けられる完全な利用付帯に改悪されます…。

また、ダイナースは家族特約が付いていない点に注意!

お子さん連れの家族旅行だとカバーできないので、有料の海外旅行保険に加入するなどの対策が必要です。

家族特約とは?

家族特約というのは、お子さんなど、家族カードを持っていない(持てない)家族にもカードの旅行保険が適用される制度。

クレジットカードの海外旅行保険の家族特約

この家族特約、別にアメックス・ゴールドでなくても年会費1万円以上のクレジットカードなら付いているのが普通なんです。

なので、ダイナースの海外旅行保険に家族特約が付帯していないのは、アメックスはもちろん、ほかのカードよりも劣っていると言わざるを得ません。

海外旅行保険を見る限りだと、ダイナースは中高年のご夫婦が海外旅行に行くことを想定しているように感じますね。

なお、奥さんなどが家族カードを持っていれば、本カード会員とまったく同じ旅行保険が適用されます。

ここまでの内容をまとめると、アメックス、ダイナースともに旅行サービスはかなり充実していますし、お互いに意識しているのか、似たようなサービスが多く見られます。

その中でも、電話で旅行の予約・手配ができるトラベルデスクや空港サービスなどはアメックスがダイナースよりも優れていますね。

ただ、旅行サービスの中でも空港ラウンジサービスだけはダイナースが優秀です。

まとめると、トラベルデスクでパッケージツアーではない、もうちょっと踏み込んだ旅行を企画・立案できる点に魅力を感じるなら、アメックスを選ぶ価値が大いにありますね。

また、トラベルデスクではなくネット予約や街中の旅行代理店で旅行の手配するという場合でも、アメックスなら充実した空港サービスを活用できます。

レストラン優待はダイナースが超豪華

ダイナースのレストラン優待サービスはクレジットカードの枠を超えています

続いてのレストラン優待サービスは、ここまで言っているようにダイナースが圧倒的に優れています。

アメックス、ダイナースともに、全国のレストランで割引優待が受けられるサービスが付帯しているのが共通点。

どちらのカードもレストランで受けられる割引金額はなんと1万円以上! 対象レストランを年に3回利用するだけでカードの年会費以上の価値があります。

その意味では、アメックス、ダイナースともに他社カードよりも圧倒的に手厚い内容ですね。

そしてダイナースはさらに、他社だとプラチナカードでも付帯するかしないかというレベルの超豪華サービスが付帯します。

具体的には以下のとおり。

ダイナースの超強力なレストラン優待サービス4つ
  1. 料亭プラン
  2. ごひいき予約.com
  3. ごほうび予約
  4. スムーズダイニング

上記の中でも、料亭プランは特に価値が高いのではないかな?と思います。

このサービスは、アメックスはもちろん、その上位カードであるアメックス・プラチナ(年会費14万3,000円・税込)にも付帯しないサービス。

さすがは、レストランにこだわりを持つダイナース!と言ったところでしょうか。

ダイナースとは「食事をする人」という意味

ダイナースクラブは、アメリカで創業者がレストランの会計で恥ずかしい思いをしたことがきっかけで生まれたという逸話があります。

創業者は、レストランで食事後に財布を忘れたことに気づき、奥さんに財布を届けてもらったそうです。

会計は何とか済ませたものの、奥さんが財布を届けてくれるまでの間、レストランでは気まずい空気だったとか…。

この苦い思い出から、財布がなくてもツケでレストランが利用できるクラブ「ダイナースクラブ」が作られました。

なお、この逸話はダイナースクラブカード公式サイト「ダイナースクラブの歴史」で紹介されています。

ここからアメックス、ダイナース両方のレストラン優待について説明していきますね。

アメックス・ダイナース共に1度の食事で1万円以上の割引

アメックスとダイナースはどちらも、1度の食事が1万円以上(驚)割引されるレストラン優待が付帯します。


アメックス
ダイナースクラブカード
ダイナース
サービス名 ゴールド・ダイニング by 招待日和 エグゼクティブダイニング
対象店舗 約230 約270
サービス内容 所定のコース料理を2名以上注文すると
1名分が無料
  • 所定のコース料理を2名以上注文すると1名分が無料
  • 6名以上での利用で2名分が無料

※レストランにより異なる

どちらも名前はちがうものの、対象レストランを2名以上で利用、コース料理を注文すれば1名分が無料になるのが基本。

ただダイナースのエグゼクティブダイニングは、レストランによっては6名以上で2名分のコース料理が無料になる上、対象レストランがアメックスよりも多い点が優れています。

ダイナースは人気レストランの利用に適したサービス満載

そしてダイナースだけは、レストラン、それも人気があるなど予約が難しいところで受けられる優待が満載です。

料亭プラン

対象店舗は全国で10店舗弱、しかも東京や名古屋が中心。利用できる人は限られてしまうものの、紹介がないと利用できない有名・高級店を、ダイナースを持っていれば利用できる価値は高いですね。

ごひいき予約.com

人気店でキャンセルが出て予約可能になればメールが届きます。

興味はあるものの予約がありすぎていつも予約できない…。そういったレストランでも、メールを受け取ってすぐなら、予約できる可能性が格段にアップします。

ごほうび予約

1人でもコース料理が楽しめるサービス。

コース料理が用意されているレストランは、2名以上で利用することがほとんど。そのため、1人で純粋にコース料理を楽しむのは難しいのが現状です。

でも、ごほうび予約なら1人でもOK!

国内約40店舗と対象店舗はやや少ないものの、和食や焼き肉、鉄板焼、フレンチ、イタリアンを1人で楽しむことができます。

このように、ダイナースはレストラン優待サービスがアメックスはもちろん、他社カードとくらべても圧倒的に充実しています。

なので、奥さんや彼女さん、友だちとレストランでの食事の機会が多い、あるいはこれから増やしたいと考えているなら、ダイナースは強力なカードだと言えますね。

キタ

ダイナースのレストラン優待は、他社カードで言うとプラチナカードにも付帯してないものばっかり。

そやから、旅行よりもレストランでの食事の方が興味ある!って人やったら、アメックスよりもダイナースを選んだ方がええで。

まぁ、アメックスのゴールド・ダイニング by 招待日和も、十分にお得なサービスやけど。

マイルを貯めるならメインカードとして利用できる

ここまで説明したとおり、アメックスは旅行、ダイナースはレストラン優待にそれぞれ強いカード。

そしてクレジットカードと言えば気になるポイントプログラムは、けっこう似ています。

アメックス、ダイナースともに、ポイントを航空会社のマイルへ移行すれば還元率1%。ANAカードやJALカードといった航空会社のクレジットカードにひけを取りません。

なので、もしもマイルを活用できるならどちらのカードもメインカードとして十分使えます。

ただ、レストラン優待に期待してダイナースを持つなど、マイルにメリットを感じない場合は、アメックスやダイナースとは別に普段使い用のカードを別に持つことを推奨します。

ここから、アメックスとダイナースのポイントプログラムについて説明します。

マイル還元率1%、しかも複数の航空会社に対応!

先ほども説明したとおり、アメックスダイナースはどちらもマイル還元率1%。100円のカード利用につきポイントが1ポイント貯まり、1ポイント=1マイルとして移行可能。

そしてポイント有効期限は無期限なので、失効の心配をすることなくいつまでも貯め続けられます。

アメックスはメンバーシップ・リワード・プラスの登録がほぼ必須

アメックスのポイント還元率は、メンバーシップ・リワード・プラスに登録しているかどうかで大きく変わります。

アメックスだけは、年間登録費3,300円(税込)のメンバーシップ・リワード・プラスに登録することによってマイル還元率が1%に。

もしも登録していないと、マイル還元率0.5%と半分になってしまいます。

つまり、アメックスはポイントをマイルに移行するときはメンバーシップ・リワード・プラスの登録費3,000円が必要だと言うことですね。

一方、ダイナースはこういったコストは不要です。

アメックスのポイント有効期限は「最初は」3年

また、ポイント有効期限についても、ダイナースは無期限ですがアメックスは入会当初は最長3年、そして1度でもポイントを何かに交換することにより無期限になるしくみです。

そういう意味では、無条件でマイル還元率1%・ポイント有効期限が無期限のダイナースが優れていると言えます。

ただ、ポイントをマイルに移行するのは多くの場合数年に1度ですし、ポイントを無期限にする条件を満たすのも簡単。あまり大きな差にはならないように感じます。

そしてアメックスは17社、ダイナースは4社のマイルに移行可能です。

アメックスは付帯サービスだけでなく、マイル移行できる航空会社が多いという点でも海外旅行に特化していると言えますね。

メンバーシップ・リワードでマイル移行できる17社

ただし、アメックスのポイントをJALマイルへの移行した場合に限っては、マイル還元率0.4%と恐ろしく交換レートが低いので移行しないことをおすすめします。

ダイナースがマイル移行できるのはアメックスよりは少ないものの、アメックスと同じようにANA、そしてアメックスでは移行できないユナイテッド航空と大韓航空が含まれているのが特徴です。

ユナイテッド航空は日本人にとって人気の海外旅行先であるハワイやグアム行きの便が使い勝手がいいですね。また、大韓航空は少ない日程でも気軽に行ける韓国旅行で利用できます。

ダイナースはANAをはじめ、5社の航空会社のマイルに移行可能!

どちらもANAマイルに移行できるので、多くの人にとってメリットがあるはず。

とは言え、こまかいちがいや条件はあるものの、ポイントプログラムはマイル還元率1%と優秀。メインカードとしてポイントを貯めても十分に活用できます。

アメックスとダイナースのポイントプログラムについて、以下のとおり表で比較しました。


アメックス
ダイナースクラブカード
ダイナース
ポイントプログラム メンバーシップ
・リワード
ダイナースクラブ
・リワードポイント
ポイント付与 100円=1ポイント 100円=1ポイント
還元率 0.5%(※) 0.4%
有効期限 2〜3年
(1度の交換で
無期限に)
無期限
移行できる
他のポイント
  • 楽天ポイント
  • Tポイント

(還元率0.5%)(※)

  • 楽天ポイント
  • Tポイント
  • ANA SKYコイン

(還元率0.4%)

マイル移行できる航空会社 ANAなど17社
  • ANA
  • デルタ航空
  • ユナイテッド航空
  • アリタリア-イタリア航空
  • 大韓航空
マイル還元率 ANA…1%(※)
その他…0.8%(※)
1.0%
マイル移行手数料 5,500円
(ANAのみ)
6,600円
マイル移行上限 4万マイル
(ANAのみ)
ANA…4万マイル
その他…10万マイル
(※)メンバーシップ・リワード・プラス(年間登録費3,300円・税込)に登録した場合。もしも登録しないと還元率は半分に。

マイル以外は還元率が悪すぎるので注意

アメックスとダイナースは、ポイントをマイル以外のものと交換することも可能。Tポイントや楽天ポイントなど、豊富な交換先があります。

ただ、ポイントをマイル移行以外に使うと還元率は0.4〜0.5%に激減、一般的なクレジットカード並みになります。


アメックス
ダイナースクラブカード
ダイナース
ポイントプログラム メンバーシップ
・リワード
ダイナースクラブ
・リワードポイント
移行できる
他のポイント
  • 楽天ポイント
  • Tポイント

還元率0.5%)(※)

  • 楽天ポイント
  • Tポイント
  • ANA SKYコイン

還元率0.4%

(※)アメックスだと、メンバーシップ・リワード・プラスに登録しないと還元率は0.25%にまでダウン…(泣)

一般的なカードとくらべて大きく損しているわけではないのですが、マイル還元率1%と優秀であることを考えると、この還元率はかなり残念ですね…。

もしもマイルに魅力を感じないなら、アメックスやダイナースは付帯サービスを利用するために持ち、普段の決済はほかのカードでポイントを貯めるという選択肢もあります。

キタ

管理人も、アメックス・プラチナはちょっと高級なホテルとかレストランみたいな、カッコイイ所でだけ使っていました。

そして、コンビニとかガソリンスタンドは楽天カードでポイントを貯めるという(笑)

ステータスカードを日常生活の決済で使うのをダサいと感じるか、あえてカッコイイと感じるかは、人それぞれやと思います(笑)

アメックス・ゴールドとダイナースクラブカードのちがいまとめ

ここまで、アメックスとダイナースのちがいについて、2つのカードを比較しながら説明しました。

一言で言ってしまうと、アメックスは旅行、ダイナースはレストランで真価を発揮するカード

アメックスは、パッケージツアーを要望に合わせてカスタマイズしてくれるトラベルデスク

そして世界1,300ヶ所中のホテルで優待が受けられるザ・ホテル・コレクション

この2つが最大の魅力です。

また、カード決済のポイントはマイル還元率1%というのも、これら旅行サービスと相性がいいですね。

年会費(税込) 31,900円
家族カード
年会費(税込)
13,200円←1枚目は永年無料
入会資格 満20歳以上で安定した収入があること
限度額 審査により個別に決定
海外旅行保険 最高1億円(利用付帯)
国内旅行保険 最高1億円(利用付帯)
ショッピング保険 最高500万円
ポイントプログラム メンバーシップ・リワード
100円=1ポイント
マイル移行可能な
航空会社
ANAなど17社
支払い方法 1回払い
(リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、
入会後6か月以降に申し込みにより利用可)
発行日数 2〜3週間
キャンペーン実施中!!

当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から8ヶ月以内のカード利用で最大30,000ポイントプレゼント!

ダイナースクラブカードそしてダイナースは、料亭プランごひいき予約.comといったレストラン優待が特徴的。

普通だとなかなか予約が取れないレストランが身近になるサービスは、レストランを利用する機会が多い人にとっては選択肢の幅が大きく広がります。

年会費(税込) 24,200円
家族カード
年会費(税込)
5,500円
入会資格 目安として27歳以上
限度額 審査により個別に決定
海外旅行保険 最高1億円(利用付帯)
国内旅行保険 最高1億円(利用付帯)
ショッピング保険 最高500万円
ポイントプログラム ダイナースクラブ・リワードプログラム
100円=1ポイント
マイル移行可能な
航空会社
ANAなど4社
支払い方法 1回払い・リボ払い・ボーナス一括払い
発行日数 2〜3週間
キャンペーン実施中!!

当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、初年度年会費無料!

どちらのカードも、クレジットカードの枠を超えた付帯サービスが用意された、優秀なカードです。