人によっては、アメックスとならんでステータスが高い(もしくはそれ以上!)という意見もあるJCBカード。
アメックス・グリーン(月会費1,100円/税込)とJCBゴールド(年会費11,000円・税込)だと年会費もほぼ同じ上、どちらのカードも旅行やレストランでの優待といったサービスが充実しているという点で共通しています。
そのため、「アメックスとJCBは、結局のところ何がちがうんだろ…?」という疑問を持っている人も多いのでは?
結論から言うと、、、
- JCBゴールド…国内旅行+定番の海外旅行(ハワイ、グアム、韓国、台湾、香港など)がメインの人
- アメックス・グリーン…国内旅行よりも、定番ではない国への海外旅行がメインの人
このような感じになります。
JCBは日本を代表するカード会社なだけあって、国内複数の旅行代理店と提携。豊富なパッケージツアーを取りそろえている上、カード会員のための海外窓口も設置。
そのため、人気のパッケージツアーを中心とした海外旅行や国内旅行を好む人にとっては、JCBゴールドが適していると言えますね。
一方のアメックスは言わずと知れた世界1,300ヶ所企業。JCBとは比べものにならないほど多く(世界1,300ヶ所140か国!)の海外拠点を持ち、世界1,300ヶ所中の旅行をサポートできるのが強みです。
さらに、アメックスはパッケージツアーの枠を超えたマニアック(?)な海外旅行を体験できるのも魅力。
- 「パッケージツアーには飽きたから、もっと海外の穴場みたいなところを楽しみたい!」
- 「日本人はあまり行かないけど、世界1,300ヶ所的に有名な観光地を旅行したい!」
こういった海外旅行慣れした人には、JCBゴールドよりもアメックス・グリーンの方が満足できるサービスが満載です。
このことから、大雑把に言ってしまうと、、、
JCB=国内+定番の海外旅行、アメックス=コアな海外旅行
こういった選び方になるのではないかな?と思っています。
ここではカードの方向性に加えて年会費の金額も似ているアメックス・グリーンとJCBゴールドを、それぞれ得意としている分野である旅行サービスという角度をメインに比較したいと思います。
アメックス・グリーンとJCBゴールド、それぞれの旅行サービスに魅力を感じながらも決め手に欠けるという方は必見です!
アメックス・グリーンをJCBゴールドと比較したとき、大きな特徴となるのはH.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク。
このサービスは、こちらの要望に合わせて専任スタッフが旅行を企画してくれるという、旅行代理店を上回るもの。
月会費1,100円(税込)でこれだけの豪華サービスが受けられるカードは他には存在しません!
パッケージツアーではなく、コアな海外旅行を体験したいならアメックス・グリーンがピッタリです。
月会費(税込) | 1,100円 |
---|---|
家族カード 月会費(税込) |
550円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から3ヶ月以内のカード利用で最大15,000ポイントプレゼント!
JCBゴールドは、国内旅行や定番の海外旅行に興味があるならアメックス・グリーンよりも適したカード。
JCBは日本国内でも三井住友カードとならぶ規模のカード会社。その強みを活かしてJTBや日本旅行、ANAセールス、JALパックといった国内で有名な旅行代理店と提携しています。
そのため、このカードの最大の特徴は国内の大手旅行代理店の豊富なパッケージツアーから好みのものを簡単に選べる点にあると言えますね。
また、それに関連して旅行保険や電話サポートも充実しており、トータルで旅行をサポートしてくれる心強いカードです。
年会費(税込) | 11,000円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
1,100円 (1枚目は無料) |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(一部利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(自動付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | OkiDokiポイント 1,000円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JAL・デルタ航空 |
支払い方法 | 1回払い・2回払い・リボ払い・分割払い・ボーナス1回払い |
発行日数 | 約1週間 |
JCBゴールドを持つならJCBゴールド・ザ・プレミアを目指すべき!
いきなりですが、JCBゴールドを持つなら上位カードであるJCBゴールド・ザ・プレミアの取得を目指すことをオススメします。
JCBゴールド・ザ・プレミアは自分から申し込むことはできませんが、JCBゴールドと実質的に同じ年会費11,000円(税込)。
それにも関わらず、いくつかのサービスが強化された優良カードなんです。
JCBゴールド・ザ・プレミアのメリット5つ
JCBゴールド・ザ・プレミアは、以下の5つがJCBゴールドに追加されます。
- プライオリティ・パスのプレステージ会員が手に入る
- 国内プレミアムステイプランの対象
- 「JCB Lounge 京都」を利用できる
- 年間利用金額に応じたボーナスポイントがアップ
- ポイント有効期限が3年から5年に延長
特に魅力的なのは、世界1,300ヶ所中のVIP空港ラウンジが利用できるプライオリティ・パス。海外はもちろん国内にも対象ラウンジがあるので、国内旅行メインの人にもメリットがあります。
あとは対象となる国内高級ホテル・旅館で割引優待が受けられる国内プレミアム・ステイ・プラン。JCBゴールドの国内旅行に適しているというメリットが大幅に強化されます。
(国内プレミアムステイプランについては、後ほどくわしく説明します。)
JCBゴールド・ザ・プレミアは年間100万円以上の利用で取得できる
気になるJCBゴールド・ザ・プレミアを取得できる条件ですが、公式サイト上で以下のように公表されています。
JCBゴールド・ザ・プレミアご招待条件
- JCB ORIGINAL SERIES対象のJCBゴールドのショッピングご利用合計金額(集計期間:12月16日~翌年12月15日)が2年連続で100万円(税込)以上の方。
- 本会員の方が会員専用WEBサービス「MyJCB(マイジェーシービー)」に受信可能なEメールアドレスを登録していること(毎年1月31日まで)。
(引用:JCB公式サイト「ワンランク上のゴールドカード JCB GOLD THE PREMIER」)
年間100万円という利用金額は、日常生活の支出や旅行代をJCBゴールドにまとめれば、多くの人にとって達成可能なはず。
なので、JCBゴールドを持つならメインカードとして日常生活の支払いに積極的に利用し、ぜひともJCBゴールド・ザ・プレミアを手に入れていただきたいと思います。
JCBゴールド・ザ・プレミアの年会費は実質11,000円(税込)
JCBゴールド・ザ・プレミアの年会費は本来なら1万6,500円(税込)。JCBゴールドよりも5,000円高くなっています。
でも、このカードは年間100万円のカード利用金額で、翌年の年会費がJCBゴールドと同じ11,000円(税込)となるという特典が。
つまり、JCBゴールドとJCBゴールド・ザ・プレミア、どちらも年間100万円以上を利用し続ければ、年会費11,000円(税込)のままでJCBゴールドのサービスがグレードアップするということ。
なので、JCBゴールドをせっかく持つのなら、メインカードとして利用してJCBゴールド・ザ・プレミアを手に入れ、さらに年会費11,000円(税込)をキープすることをぜひともオススメします。
こだわりの海外旅行ならアメックス、国内旅行・定番の海外旅行ならJCB
もしJCBゴールドを持つなら、比較的簡単な条件で年会費がそのままでグレードアップできるJCBゴールド・ザ・プレミアがどう考えてもお得です。
このことを踏まえた上で、アメックス・グリーンとJCBゴールドを比較していきますよ!
冒頭でも説明したとおり、アメックス・グリーンとJCBゴールドの大きなちがいは、得意とする旅行の種類が異なること。
- アメックス・グリーン→旅行慣れした向けの、ちょっと(かなり?w)コアな海外旅行
- JCBゴールド→海外旅行(パッケージツアー)と国内旅行
このように強みが分かれます。
アメックス・グリーンは行き先はもちろん、予算やホテルの立地といった細かい要望にも対応できるトラベル・デスクが最大の魅力。
一方で国内旅行となると、アメックスならではの魅力は特にありません。
そしてJCBゴールドは、国内の数多くの旅行代理店と提携して海外・国内旅行の豊富なパッケージツアーを用意できます。
しかも、電話で相談すれば豊富なパッケージツアーからオススメや希望に合ったものをチョイスしてくれるのが嬉しいサービス。
迷うことなくお好みのツアーが選べるので、旅行のハードルがこれまでよりも大きく下がります。
ただ、JCBゴールドはパッケージツアーの枠を超えられないのがデメリット。
特に海外旅行慣れした人だと、ツアーをカスタマイズできなかったり、格安で好立地な「穴場」的なホテルに宿泊できない点に不満を感じるのではないかな?と思います。
このように、パッケージツアーとオリジナルカスタマイズな旅行、どちらが希望か?これがカード選びの大きな分かれ目になります。
アメックスなら幅広い国・要望に対応した海外旅行が!
ここまで説明したとおり、アメックスはコア(?)な海外旅行に対応できる付帯サービスが充実しているのが大きな特徴。
アメリカン・エクスプレスは日本ではクレジットカード会社として有名ですが、実は世界1,300ヶ所最大の旅行代理店なんです。
そのため、単にパッケージツアーを用意するだけでなく、海外旅行を企画するというサービスが提供できてしまいます!
一方のJCBゴールドは、国内でも有数のクレジットカード会社。複数の旅行代理店と提携し、豊富なパッケージツアーを用意しているのが魅力です。
取り扱っているパッケージツアーに関しては、国内のクレジットカード会社ではトップクラス。
その上、複数のパッケージツアーの中から人気のものを選べるので、これまでよりも手軽にツアー旅行を楽しむことができるというわけです。
ここから、アメックス・グリーンとJCBゴールドの旅行サービスのちがいについて、似ている付帯サービスごとに比較していきます。
1.旅行を企画してくれるアメックス・グリーンとパッケージツアーが豊富なJCBゴールド
アメックス、JCBともに旅行のためのトラベルデスクを設置しています。
このトラベル・デスクの特色のちがいが、アメックス・グリーンとJCBゴールドのちがいを表していると言ってしまってもいいくらいだと思っています。
アメックスのトラベルデスクであるH.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク。
このサービスは、ある意味で究極の海外旅行サービスです。
H.I.S.が一般的に提供していない「旅行の企画・立案」というサービスを、アメックス会員のためだけに用意。
具体的には、H.I.S.のスタッフがこちらの要望に合ったプランを企画してくれるというもの。
ホテルの予算や立地、訪れたい観光地、その他譲れない条件などを伝えることにより、条件に合った内容の旅行を提案してくれるわけです。
パッケージツアーに不満を感じている、または魅力を感じないという人でも満足できるプランを提案してもらえるはず(嬉)
もしも企画の内容に満足できなければ、再度の企画をお願いしたり正式に申し込まないという選択も全然OK!
企画を依頼=申し込みではないので、利用しやすいサービスです。
ちなみに、アメックス・グリーンを持たずにH.I.S.に直接相談したとしても、旅行の企画はやってくれません。
先ほども説明したとおり、アメックス会員だけに用意されたサービスですからね。
このサービスを活用するだけでもアメックス・グリーンを持つ価値があると言ってしまっていいでしょう。
なお、H.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクについては以下のページでくわしく説明しています。
一方のJCBゴールドのJCBトラベル。
こちらは複数の旅行代理店と提携し、豊富なパッケージツアーを用意しているところが魅力です。
ただ、パッケージツアーが豊富となると、「どれを選んでいいのかわからない…」という悩みがつきもの。
その点もJCBゴールドはバッチリカバーしてくれています。
電話による相談窓口で行き先や予算などの要望を伝えることにより、適したパッケージツアーを選んで紹介してくれるというサービスも提供。
街中のJTBや日本旅行、H.I.S.といった旅行代理店に足を運んでもパッケージツアーの説明を受けることはできます。
でも、JCBゴールドなら旅行代理店の枠を超えてパッケージツアーを比較した上で決めることができるのが大きなメリットですね。
ただ、JCBゴールドのトラベルデスクはアメックス・グリーンのように旅行を企画・立案してくれるサービスはありません。
とは言え、海外旅行はパッケージツアーから選ぶという人にとっては、JCBの豊富な品揃えは大きな魅力です。
トラベルデスクのサービスからして、
- アメックスは旅行慣れした人が満足できるコアな旅行サービス
- JCBは定番・人気のパッケージツアーを選びたい人が満足できる旅行サービス
そんな感じで想定しとるユーザーが分かれてるように感じるな。
2.アメックスだけは旅行予約サイトも用意
もう1つ、アメックス・グリーンは上記のトラベル・デスクに加え、インターネット上の旅行予約サービスも用意しています。
その名もアメリカン・エキスプレス・トラベル・オンライン。
このサービスはエクスペディアと提携した、航空券やホテルの予約サイトです。
「じゃあ、別にエクスペディアでいいじゃないか!(怒)」
という声が聞こえてきそうですね(笑)
アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインのメリットは、電話で相談ができること!
エクスペディアでホテルを予約したことがある人なら経験があると思いますが、結局はどのホテルがいいのか悩みません?
安い方がいいものの、あまりに安いとハズレの可能性もあります。
また、行ったことがない国や地域のホテルを予約したら、立地が恐ろしく悪かった…。そんなこともよくありますよね…。
アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインなら、、、
- サイト上で興味が沸いたホテルを電話で確認
- サイト上で決められないから、オススメホテルを紹介してもらう
こういった活用が可能。そのため、ハズレや希望に合わないホテルを選んでしまうという事故(?)を防ぐことができるわけですね。
なお、アメリカン・エキスプレス・トラベル・オンラインについては、以下のページでくわしく説明しています。
3.アメックスは海外中にコールセンターを設置!
アメックス・グリーン、JCBゴールドともに、海外旅行中のトラブルに24時間365日、日本語で相談に乗ってくれる電話サポートサービスが付帯します。
アメックスはグローバル・ホットライン、JCBゴールドはJCBプラザゴールセンター。この2つの大きなちがいは、コールセンターがカバーしている国・地域。
アメックスのコールセンターは正に「世界1,300ヶ所中」。ヨーロッパやアジアといった日本人にとってメジャーな地域は当然のようにカバー。
しかも、旧ソ連や中近東、アフリカ、カリブ諸島といった、旅行先としてはマイナーな地域でも対応できるところが驚きです。
そのため、多少マイナーな国への海外旅行だったとしても、その国の事情を深く理解している現地スタッフが的確に対応してくれるというわけです。
一方JCBゴールドは、マイナーな地域にはコールセンターが設置されていません。
たとえば中東やアフリカ、旧ソ連などのマイナー地域は、アメックスなら対応できるもののJCBゴールドには対応不可能…。
このように説明するとJCBゴールドがダメみたいですが、マイナー地域に対応できるアメックスが凄いだけであって、JCBゴールドが普通です。
むしろ、JCBゴールドはブラジルやイスラエルにコールセンターを設置していることを考えると優秀なサポート体制だと言えます。
また、JCBゴールドはハワイやグアム、東南アジアの国などではアメックスよりも細かい範囲でコールセンターを設置。つまり、日本人にとって定番の観光地に限ってはきめ細やかな対応が期待できるわけです。
この電話サポートを見ても、JCBは日本人にとって定番の海外旅行先を、アメックスは世界1,300ヶ所中の旅行を想定していることがわかります。
最後に、アメックスとJCBの海外サポートデスクの場所を表にまとめました。
地域 | アメックス ・グリーン |
JCB ゴールド |
|
---|---|---|---|
欧米 | アメリカ本土 | 1つの コール センター |
○ |
ハワイ | ○ | ||
アラスカ | × | ||
グアム | ○ | ||
カナダ | ○ | ○ | |
ブラジル | 1つの コール センター |
○ | |
ブラジル以外の 中南米 ・カリブ諸島 |
× | ||
フランス | ○ | ○ | |
ドイツ | ○ | ○ | |
イギリス | 1つの コール センター |
○ | |
ノルウェー | ○ | ||
ベルギー | ○ | ||
スイス | ○ | ||
オーストリア | ○ | ||
デンマーク | ○ | ||
オランダ | ○ | ||
イスラエル | 1つの コール センター |
○ | |
旧ソ連 ・イスラエル 以外の中近東 |
× | ||
スペイン | ○ | × | |
イタリア | ○ | ○ | |
アフリカ | 南アフリカ | 1つの コール センター |
○ |
その他アフリカ | × | ||
オセアニア | オーストラリア | ○ | ○ |
ニュージーランド | ○ | ○ | |
アジア | 香港 | ○ | ○ |
シンガポール | 1つの コールセンター |
○ | |
タイ | ○ | ||
マレーシア | ○ | ||
フィリピン | ○ | ||
ベトナム | ○ | ||
インドネシア | ○ | ||
中国(北部) | ○ | ||
中国(南部) | ○ | ||
韓国 | ○ | ○ | |
台湾 | ○ | ○ | |
その他アジア | ○ | × |
アメックスのコールセンターは、世界1,300ヶ所中にくまなく設置されとるのが凄いな。
このへんはさすが世界1,300ヶ所企業!といったところやで。
JCBは日本では有名やけど、やっぱ世界1,300ヶ所レベルになったら厳しいよな…。
それでも、うちら日本人にとっては定番の旅行先にはちゃんとコールセンターを設置しとるあたりは、日本のクレジットカード会社としては凄いと思うで。
4.JCBは国内ホテル・旅館で割引優待(ゴールド・ザ・プレミア)
ここまで、アメックスは幅広く海外旅行に強いサービスが満載で、JCBゴールドは日本人にとって人気の国を中心にサービス展開していると説明しました。
つまり、海外旅行サービスはアメックスの方が体制が整っているということですね。
でも、日本国内旅行となると状況は逆転します。
ここまで何度か説明しているとおり、JCBは日本でも有数の大企業というメリットを活かし、国内多くの旅行代理店と提携。
そのため、国内旅行に関しては海外企業のアメックスよりも充実したパッケージツアーや特典を用意しています。
その中でもメリットが大きいのがJCBプレミアム・ステイ・プラン。
このサービスでは、JCBが厳選した国内ホテル・旅館で割引優待を受けられます。
対象ホテルは高級で有名なところばかり。一例を挙げると以下のとおり。
- パークハイアット東京
- ハイアットリージェンシー東京
- 帝国ホテル東京
- ザ・ペニンシュラ東京
- アマン東京
- 東京ステーションホテル
- シャングリ・ラホテル東京
- ザ・リッツ・カールトン東京
- ANAインターコンチネンタルホテル東京
※対象ホテル・旅館は毎年更新されます。
対象ホテル・旅館は全国にあるので、国内旅行の宿泊に利用できますね。
このサービス、一応割引優待があるのですが、ネット上のホテル・旅館宿泊サイトを利用した方が安いことがよくあります…。
「じゃあ、意味ないんじゃない…?」
と思われるかもしれませんが、このサービスの価値が高いところは、多くの国内旅行代理店と提携しているJCBが厳選したホテル・旅館を選ぶことができること。
このサービスの対象ホテル・旅館を選べば、ただ高級なだけでなく満足度が高いところに宿泊できるというわけです。
ただ、このサービスはJCBゴールドは利用不可…。ここまで紹介しているJCBゴールド・ザ・プレミアで利用できるサービスです。
このサービスを利用するためにも、ぜひともJCBゴールド・ザ・プレミアを取得していただきたいところです。
ここまでの内容をまとめたら、
- コアな海外旅行ファンにはアメックス
- 手軽なパッケージツアーとか国内旅行やったらJCBゴールド
付帯サービスでいうと、こういった感じで選んだらそれぞれの長所を活かせるってことやな。
空港サービスはアメックスが豊富!
アメックス・グリーンとJCBゴールドは、どちらも旅行サービスに力を入れているという点では共通しています。
そして旅行と言えば、多くの場合空港の利用は避けては通れません。
海外旅行ならほとんどの場合空港から出発しますし、国内旅行でも飛行機を利用する機会は少なくありませんからね。
そんなときのための空港サービスを比較すると、アメックスが圧倒的に優れています。
JCBゴールドで利用できるのは空港ラウンジサービスと手荷物無料配送サービスのみ。しかも、手荷物無料配送サービスを利用できるのは、先ほど紹介したJCBトラベルで手配したときに限られます…。
一方のアメックス・グリーンは、JCBゴールドに付帯するサービスに加え、JCBゴールドのみならず他社カード会社が用意していないユニークなサービスが付帯。
具体的には、以下の表のとおりです。
アメックス ・グリーン |
JCB ゴールド |
||
---|---|---|---|
空港ラウンジ サービス |
対象の空港 | 国内+ハワイの空港 | |
対象者 | カード会員 +同伴者1名 |
カード会員のみ | |
プライオリティ・パス | スタンダード会員 | プレステージ会員 (JCBゴールド ・ザ・プレミアのみ) |
|
手荷物無料配送サービス | ◎ | ○ (JCBトラベルで 旅行を手配したとき) |
|
無料ポーターサービス | ○ | × | |
エアポート送迎サービス | ○ | × | |
空港パーキング | ○ | × |
上記のうち、無料ポーターサービス、エアポート送迎サービス、空港パーキングの3つはアメックス以外のカード会社では見られないレアな付帯サービス。
そのため、これらのサービスを利用したいがためだけにアメックス・グリーンを持つのも十分有効な選択肢です。
アメックスの空港ラウンジサービスだけは同伴者1名無料!
空港ラウンジサービスは、飛行機に搭乗するまでの時間を空港ラウンジですごすことができるサービス。アメックス・グリーンやJCBゴールドのようなカードを持っていれば、利用料金は無料です。
飛行機を利用するときは時間にかなり余裕を持って空港に到着するため、1~2時間、あるいはそれ以上の待ち時間も当たり前。
そういったときにフリードリンクで電源コンセント完備の空港ラウンジを利用できれば、長い待ち時間でも気疲れすることなくすごせます。
飛行機に乗る前にスマホの充電ができるのも、地味に嬉しいポイント。特に海外旅行で、現地に着いていきなりスマホの充電がないのは致命的ですから、かなり助かります。
この空港ラウンジサービスはクレジットカード付帯サービスの中でも特に人気。
そのため、特に出張が多い人だと、空港ラウンジを無料で利用するためだけにゴールドカードを取得する人もいるほどなんです。
アメックス・グリーンとJCBコールドは、どちらも国内すべての空港+ハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料利用できます。
アメックスは言うまでもありませんが、JCBコールドは日本人に人気の旅行先であるハワイのラウンジが無料利用できるのは、先ほど説明した海外旅行サービスと相性がいいですね。
アメックス・グリーンは家族全員で空港ラウンジを利用できる
と、ここまではまったく同じサービス内容なのですが、アメックスだけは同伴者1名も空港ラウンジサービスの対象です。
実はこれ、お子さん連れの家族旅行で大きな差が出ます。
空港ラウンジサービスは家族カードを持っていれば本カード会員と同じように空港ラウンジを利用できます。
そのため奥さんと2人の旅行だと特にメリットはありません。
でも、アメックス・グリーン、JCBゴールドともに18歳未満のお子さんは家族カードが発行できません。
そんなときアメックス・グリーンなら、本カード+奥さんの家族カードがあれば、2人のお子さんの合計4人で空港ラウンジを利用できるというわけです。
同伴者1名も空港ラウンジを無料で利用できるアメックスは希少
そのため、もしも家族3~4人全員で空港ラウンジを利用したいなら、アメックス・グリーンを持つ価値が大いにありますね。
JCBゴールドだと、お子さんのラウンジ利用料金1,000円程度(ラウンジにより若干異なる)を支払うか、空港ラウンジの利用そのものを諦めるかの選択肢しかありません。
こういったことから、アメックス・グリーンは地味な部分で家族旅行に配慮してくれていると言えますね。
なお、アメックスの空港ラウンジサービスについては以下のページでくわしく説明しています。
JCBゴールド・ザ・プレミアなら海外空港ラウンジも無料に!
ここまでは基本的に国内空港ラウンジの話でした。
「じゃあ、海外の空港ラウンジは?」と感じた人のために説明しますと、アメックス・グリーン、JCBゴールドともに海外空港ラウンジは無料利用できません。
アメックス・グリーンには一応、海外空港ラウンジが利用できる会員制サービスであるプライオリティ・パスが付帯します。
ただ、アメックス・グリーンだと海外空港ラウンジを利用するために1回27ドル(約3,000円)が必要…。
これって、現実的に利用しづらいですよね(汗)飛行機の待ち時間をすごすためだけに3,000円払う気分には、あまりなれません。
一方、JCBゴールドにはプライオリティ・パスは付帯しないものの、ワンランク上のJCBゴールド・ザ・プレミアになると付帯します。
JCBゴールド・ザ・プレミアのプライオリティ・パスは、アメックス・グリーンよりも会員ランクが高い(プレステージ会員っていいます)ため、海外空港ラウンジも無料利用できるという点で優れています。
JCBゴールド・ザ・プレミアは条件さえ満たせば年会費1万1,000円(税込)。
この年会費でプライオリティ・パスのプレステージ会員が取得できるカードは、ほかに楽天プレミアムカードだけと貴重です。
なお、プライオリティ・パスについては以下のページでくわしく説明しています。
ここまでの内容をまとめると、空港ラウンジサービスについては、、、
- お子さん連れの家族旅行を考えている…アメックス・グリーン
- 国内+ハワイだけでなく海外空港も無料で利用したい…JCBゴールドをランクアップさせてJCBゴールド・ザ・プレミア
こういったちがいがあります。
帰国時・出発時の手荷物無料宅配サービス
手荷物無料宅配サービスも、クレジットカードの付帯サービスとしては人気があります。
これは一体何なのかというと、海外旅行からの帰国時、国際空港から自宅までスーツケースのような手荷物1個を自宅まで無料で配送してくれるサービス。
空港から自宅までの帰り道でスーツケースを運ぶ必要がないのがメリットです。
預けた手荷物は帰国した翌日には自宅に届くため、洗濯物やお土産を入れていたとしても特に困ることはありません。
このサービス、多くのクレジットカードだと帰国時のみ利用できることがほとんど。
でも、アメックス・グリーンは出発時も利用できる希少なカード。行き・帰りの両方でスーツケースを持ち運ぶ必要がありません。
行きは国際空港のカウンターで受け取ってチェックイン、帰りはカウンターで預けてそのまま帰宅すればOK。
なお、アメックスの手荷物無料宅配サービスについては以下のページでくわしく説明しています。
一方のJCBゴールドも、出発・帰国時の両方が対象ではあるものの、利用できるのはJCBトラベルで海外旅行の手配をしたときに限られます。
アメックス・グリーンなら自分で予約手配した海外旅行でもこのサービスを利用可能。
このことから見ても、アメックス・グリーンは先ほど説明したトラベル・デスクだったり、直接自分で海外旅行を手配するという旅行慣れした人向けですね。
一方JCBゴールドは、JCBトラベルでパッケージツアーを積極的に手配した方が、ほかの付帯サービスの価値も高まると言えます。
無料ポーターサービス
ここからの3サービスは、アメックス・グリーンだけに付帯するサービスです。
どれもJCBゴールドはもちろん、多くのゴールドカードに付帯していないユニークなものばかりです。
1つ目は無料ポーターサービス。このサービスは空港駐車場や空港の最寄り駅からチェックインカウンターまで、係員が荷物を無料で運んでくれるサービス。
運んでくれる手荷物の数に制限がないので、スキーやゴルフの道具があるときや家族旅行でスーツケースが多いときに活用できます。
なお、アメックスの無料ポーターサービスについては以下のページでくわしく説明しています。
エアポート送迎サービス
アメックス・グリーンだけのサービスとして2つ目は、エアポート送迎サービス。
このサービスは、国際空港周辺の地域から定額制・割引料金のタクシーで空港まで送迎してもらえるサービス。手荷物が多いときや家族旅行などで便利です。
何人で乗っても定額なので、家族みんなで乗ればリムジンバスよりも安く可能性すらあります。
また、帰国時も空港からそのまま自宅まで送ってもらえるのも便利です。
このサービスの利用するための条件は、先ほど説明したH.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクで海外旅行を手配したとき。
とは言え、アメックスのトラベル・デスクは提案力が高く利用価値が高いので、ぜひセットで活用したいサービスです。
なお、アメックスのエアポート送迎サービスについては以下のページでくわしく説明しています。
空港パーキング
空港パーキングも、アメックス・グリーンには付帯するもののJCBゴールドには付帯しないサービス。
これは、空港周辺駐車場の料金が割引されるというサービス。
空港まで車を利用する人にとっては、先ほど説明した無料ポーターサービスと組み合わせるなど、活用しやすいサービスだと言えますね。
なお、アメックスの空港パーキングについては以下のページでくわしく説明しています。
アメックスの空港サービスは、ラウンジが同伴者1名無料とか、ほかのカード会社にはない珍しいサービスが付帯したりとか、けっこう特色が強いで。
ここで説明した空港サービスを活用したいかどうかも、アメックスを選ぶかどうかの基準になると思う。
海外・国内ともに旅行保険はJCBゴールドが圧倒的に優れている
さて、旅行と言えばクレジットカードの付帯サービスで忘れてはいけないのが旅行保険。
国内旅行はともかく、海外旅行だと保険は必須ですからね。
海外は日本よりもはるかに高額な医療費。万が一の病気・ケガのために海外旅行保険は絶対に用意しておきたいところ。
ここまでの話の流れだと、海外旅行保険はアメックス・グリーンが圧倒的に優れているのかと思いきや、海外・国内ともに旅行保険はJCBゴールドが圧倒的に優れています。
というより、アメックス・グリーンの旅行保険はハッキリ言ってかなり貧弱です。
おそらくは、ここまで説明したトラベル・デスクや空港サービスに多くのコストがかかっているため、旅行保険でコストダウンを図っているのでは…?という気がします。
(あくまで管理人の憶測なのでご注意ください。)
具体的な補償内容について説明しますと、JCBゴールドはこの1枚さえあれば海外旅行に不安はないレベル。
具体的には海外旅行中の病気・ケガが最大300万円まで補償されます。
しかも、他社だとプラチナカードにしか付帯していない航空便遅延補償まで付帯するという豪華な保険が付帯。
JCBゴールドは、年会費1万円前後の他社ゴールドカードとくらべても、旅行保険はかなり優れています。といったところですね。
一方のアメックス・グリーンはと言うと、病気・ケガの補償がたったの100万円…。
海外旅行中の医療費の99.9%以上は300万円以内という保険会社のデータ(ジェイアイ傷害火災保険「2016年度 海外旅行保険事故データ(PDF)」)から見ても、100万円はちょっと心細いところです。
そのため、海外旅行のためにアメックス・グリーンを持つなら、ほかのカードでカバーすることを強くオススメします。
最後に、アメックス・グリーンとJCBゴールドの海外・国内旅行保険のちがいをくわしく表にまとめました。
アメックス ・グリーン |
JCB ゴールド |
||
---|---|---|---|
海外旅行保険 | 適用条件 | 利用付帯 | 一部利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1億円(利用付帯) 最高5,000万円(自動付帯) |
|
疾病・傷害 | 最高100万円 | 最高300万円 | |
賠償責任 | 最高3,000万円 | 最高1億円 | |
携行品損害 | 最高30万円 | 最高50万円 | |
救援者費用 | 最高200万円 | 最高400万円 | |
キャッシュレス 診療 |
なし | あり | |
国内旅行保険 | 適用条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 | |
入院日額 | なし | 日額5,000円 | |
通院日額 | 日額2,000円 | ||
手術保険金 | 入院日数の10〜40倍 (手術の度合いによる) |
||
国内・海外 航空便遅延補償 |
適用条件 | なし | 自動付帯 |
乗継遅延費用保険金 (客室料・食事代) |
最高2万円 | ||
出航遅延費用等保険金 (食事代) |
最高2万円 | ||
手荷物遅延費用保険金 (衣類購入費等) |
最高2万円 | ||
手荷物紛失費用保険金 (衣類購入費等) |
最高4万円 |
先ほどアメックス・グリーンの海外旅行保険はほかのカードでカバーが必要、という話をしました。
中には、
「じゃあ、アメックス・グリーンとJCBゴールドの2枚を持ったらいいんじゃない?」
と考える人もいるかもしれません。
この2枚を持てばアメックス・グリーンの海外旅行保険がカバーできる上に、海外旅行はアメックス、国内旅行はJCBゴールドという使い分けもできるのは事実。
ただ、どちらも旅行に強いという方向性が同じカードなので被っているサービスもあり、年会費のコスパが落ちてしまいます。
また、国際ブランド・アメックスとJCBは海外・国内ともに利用できるお店が実はほとんど同じ…。特に海外決済に弱いという点で共通しています。
そのため、海外旅行だとアメックス・グリーンとJCBゴールドに加えてさらにもう1枚のサブカードが必要となってしまうわけです。
それなら、アメックス・グリーンの海外旅行保険と海外決済に弱いという欠点の両方をカバーできる別のサブカードを持つことをオススメします。
オススメのサブカードとしては、、、
- 三井住友VISAゴールドカード(簡単な条件を満たせば4,000円という少ない年会費)
- 楽天プレミアムカード(JCBゴールド・ザ・プレミアと同じプライオリティ・パスのプレステージ会員が付帯)
この2つになります。
なお、上記2つのカードについては、以下のページでそれぞれにアメックス・グリーンと比較しています。
どちらのカードも持つならメインカードとして使うことをオススメ
続いて、それぞれのカードのポイントプログラムについて説明したいと思います。
先ほどのアメックス・グリーンとJCBゴールドの2枚持ちはあまりおすすめでないという話とも少し関連しますが、どちらのカードも持つならメインカードとして活用することをオススメします。
アメックス・グリーンとJCBゴールドを2枚持ちしていたら、メインカードが決められませんからね(汗)
その理由は、アメックス・グリーンはマイル還元率1%と、ANAカードやJALカードと同じくらいマイルが貯まりやすいカードだから。
そしてJCBゴールドは、カード利用で貯まるポイントこそ平均的ではあるものの、年間100万円以上利用することによってJCBゴールド・ザ・プレミアが取得できます。
また、JCBゴールド・ザ・プレミア取得後も年間100万円以上利用し続けることによって、本来1万6,500円(税込)の年会費がJCBゴールドと同じ1万1,000円(税込)に。
JCBゴールド・ザ・プレミアを年会費1万1,000円(税込)で持ち続けることができるのは、アメックスでマイルが貯まりやすいのと変わらないほどの魅力があります。
年間100万円をカード決済しようと思うと、年に数度の旅行だけでなく、メインカードとして食費やガソリン、光熱費などをカード利用しないと難しいのではないかな?と思います。
なお、JCBゴールドも貯めたポイントをANAマイルに移行することは可能ですが、還元率は0.3%と明らかにアメックス・グリーンよりも見劣りします。
それなら、nanacoポイントのような普段活用しやすいポイントに移行して活用した方が便利だと言えますね。
ただ、楽天ポイントやTポイントなど、移行先によっては1ポイントあたりの価値が1ポイント=4円と下がってしまうことに注意!
ちなみに、nanacoポイントだと1ポイント=5円です。
なお、アメックス・グリーンとJCBゴールドのポイントについては、以下のとおりです。
アメックス ・グリーン |
JCB ゴールド |
|
---|---|---|
名称 | メンバーシップ・リワード | Oki Dokiポイント |
付与率 | 100円=1ポイント | 1,000円=1ポイント |
還元率 | 0.5% | 0.5〜0.625% (年間利用額に 応じてアップ) |
移行できる 他のポイント |
など |
など |
マイル移行できる 航空会社 |
など17社 |
|
マイル還元率 | 0.8%〜1% ※JALのみ0.4% |
0.3%+α |
カード利用金額による 還元率アップ |
なし | あり |
ポイント有効期限 | 2〜3年 (1度交換すれば無期限) |
3年 |
アメックス・グリーンはマイル移行を推奨
アメックス・グリーンのポイント・プログラムはメンバーシップ・リワード。なんだかカッコ言い名前ですねw
どうでもいい話ですが、アメックスはポイント・プログラムだけでなく、付帯サービスの名前も一々カッコいいです。
アメックス・グリーンは「ポイントはあまり得じゃない…」というイメージをお持ちの人も多いのでは?
でも、ポイントを航空会社のマイル、中でもANAマイルに移行すればマイル還元率1%。
航空会社と提携しているANAカードやJALカードも、通常だとカード利用金額の1%。
このことからも、アメックス・グリーンはかなりマイルが貯まりやすいカードだと言えます。
また、アメックス・グリーンのポイントの大きな特徴は、ANAだけでなく17社という多くの航空会社のマイルにも移行できること。
JALだとマイル還元率0.4%、それ以外の航空会社だとマイル還元率が0.8%に下がってしまうというデメリットはあります。
中には、「それ、どこの航空会社…?」っていうところもありますね(笑)
でも、アメックス・グリーンの付帯サービスがコアな海外旅行を好む人向けだという点とは方向性が一致しています。
そして、アメックス・グリーンのポイントは1度でも何かに交換・移行すれば有効期限が無期限。つまりいつまでもマイルを貯め続けられるわけです。
航空会社と提携しているANAカードやJALカードですら、ポイントやマイルの有効期限は絶対に決められています。
このように、アメックス・グリーンは付帯サービスだけでなく、ポイントプログラムすらも海外旅行に尖っています。
なお、アメックスのポイントは楽天ポイントやTポイントとも交換できますが、還元率は0.5%と特に魅力がありません。
そのため、アメックス・グリーンのポイント活用方法はマイル択一と思っていいでしょう。
アメックス・グリーンのポイント移行時は、年間登録費6,600円(税込)のメンバーシップ・リワード・プラスへの登録が必須です。
これに登録することにより、マイル還元率1%となります。
もしも登録せずにポイントをマイル移行すると、マイル還元率は半分の0.5%…。
また、ANAマイルだけは移行手数料5,500円(税込)がかかってしまうので、ポイントを出来るだけ貯めてからまとめて移行することをオススメします。
そして、ANAマイルへの移行だけは年間4万マイルという制限がある点も注意。そのため、毎年貯めたポイントを毎年移行しておくことをオススメします。
なお、ANA以外のマイルは、こういった年間の移行上限は存在しません。
そのため、行き先によっては還元率を落としてでも、ANA以外のマイルに移行した方が便利かもしれませんね。
JCBゴールドのポイント還元率は0.5%と平均的
一方のJCBゴールドのポイントプログラムはOki Doki(オキドキ)ポイント。
このポイント・プログラム、正直なところ特に魅力がありません。共通ポイントなどへの移行で還元率0.5%と、一般的なクレジットカードと何ら変わりませんから…。
また、アメックス・グリーンほどではありませんが、Oki Dokiポイントは3つの航空会社のマイルに移行可能。
- ANA
- JAL
- デルタ航空
ただ、マイル還元率は0.3%…。
これも平均的なマイル還元率ですが、アメックス・グリーンのマイル還元率1%とくらべると明らかに見劣りしてしまいます。
Oki Dokiポイントは、一応年間のカード利用金額に応じてポイント還元率がアップ。
JCBゴールドを年間100万円利用すればポイント還元率は1.5倍アップしますが、それでもアメックス・グリーンのマイル還元率1%に見劣りするのは同じですし、他社カードと大きく差がつくわけでもありません。
結局は、JCBゴールドはポイント・プログラムに関しては平凡なカードだと言えます。
JCBゴールドは特にポイントが得なカードではないで…。
けど、ここまて何回か話が出てきてる「JCBゴールド・ザ・プレミア」を手に入れるためにも、JCBゴールドはメインで使った方が得!
JCBゴールド・ザ・プレミアは、ホンマにコスパのええカードやから。
どちらも海外旅行のためのサブカードが必要
先ほど、アメックス・グリーンとJCBゴールドの枚持ちのところでも少し説明しましたが、この2枚は、海外旅行のためのサブカードが必要です。
どちらも海外旅行に適した付帯サービスなのですが、アメックスとJCB、どちらも海外決済にめっぽう弱いという致命的な欠点があります。
JCBは日本の国際ブランドだから仕方ないとしても、世界1,300ヶ所企業のアメックスすら世界1,300ヶ所的に見ると加盟店が少ないのが現状なんです(泣)
どちらの国際ブランドも、国内はほぼ100%利用可能。そして、ハワイやグアムといった日本人がよく訪れる国・店舗に限っては利用できることが多いのが特徴です。
その反面、ハワイやグアムでも日本人があまり行かないお店や、そもそも日本人観光客が少ない国だとまったく利用できません…。
一応説明すると、JCBゴールドは海外決済で2倍のポイントが貯まります。
なので、海外旅行中にもしもJCBが使えるなら、JCBゴールドで決済すればポイントがお得に貯まるのですが…。
この恩恵が受けられる場面はわりと少ない気がします。。。
そのため、海外旅行を想定しているなら現地で決済するためのサブカードは必須です。サブカードは世界1,300ヶ所的に決済できるVISAかMasterCardがオススメですね。
海外旅行上級者ならアメックス、パッケージツアーならJCB
ここまで、アメックス・グリーンとJCBゴールドについてくわしく比較しました。
どちらのカードも若干の方向性のちがいはあるものの、旅行サービスに力を入れているという点は共通しています。
ではその旅行サービスはどのようにちがうのかというと、、、
- JCBゴールド…国内旅行+ハワイ・グアムみたいな定番の海外旅行のパッケージツアーに強い
- アメックス・グリーン…パッケージツアーではない、コアな旅行の企画に強い
一言で言ってしまうとこのような感じでしょうか?
そのため、どのような旅行のスタイルがお好みかによって自ずと選ぶカードが決まりますね。
どちらのカードもトラベル・デスクはかなり強力。
- アメックス・グリーン…要望に合わせて旅行を企画してくれる
- JCBゴールド…豊富なパッケージツアーからオススメのものを紹介してくれる
それぞれに、ほかのカード会社や旅行代理店では得られないベネフィットがあります。
アメックスとJCB、どちらも大企業なので、このへんはさすがですね(幸)
まとめると、トラベル・デスクをどれだけ活用できるかによってカードを持つ価値が大きく変わります。
アメックス・グリーンをJCBゴールドと比較したとき、大きな特徴となるのはH.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク。
このサービスは、こちらの要望に合わせて専任スタッフが旅行を企画してくれるという、旅行代理店を上回るもの。
月会費1,100円(税込)でこれだけの豪華サービスが受けられるカードは他には存在しません!
パッケージツアーではなく、コアな海外旅行を体験したいならアメックス・グリーンがピッタリです。
月会費(税込) | 1,100円 |
---|---|
家族カード 月会費(税込) |
550円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
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JCBゴールドは、国内旅行や定番の海外旅行に興味があるならアメックス・グリーンよりも適したカード。
JCBは日本国内でも三井住友カードとならぶ規模のカード会社。その強みを活かしてJTBや日本旅行、ANAセールス、JALパックといった国内で有名な旅行代理店と提携しています。
そのため、このカードの最大の特徴は国内の大手旅行代理店の豊富なパッケージツアーから好みのものを簡単に選べる点にあると言えますね。
また、それに関連して旅行保険や電話サポートも充実しており、トータルで旅行をサポートしてくれる心強いカードです。
年会費(税込) | 11,000円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
1,100円 (1枚目は無料) |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(一部利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(自動付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | OkiDokiポイント 1,000円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JAL・デルタ航空 |
支払い方法 | 1回払い・2回払い・リボ払い・分割払い・ボーナス1回払い |
発行日数 | 約1週間 |
俺はタイ大好き!(っていうかタイ以外はほとんど行ったことない…)
タイは日本人にとっては定番の観光地やけど、俺はアメックス・プラチナ持ってます。
理由は、タイに何回も行きすぎてパッケージツアーのホテルは使わんから(笑)
俺みたいに「パッケージツアーに魅力を感じん…(汗)」って人なら、アメックス・グリーンで決まりやなw
けど、「パッケージツアーでメジャーな観光地をいろいろ回りたい!」って人なら、JCBゴールドがオススメやで。