アメックスとJCBは、どちらもカード決済というより付帯サービスが充実した、いわゆるT&E(トラベル&エンターテイメント)カード。
そのため、旅行やレストランでの優待が充実しているという点で共通しています。
中でもアメックス・ゴールドとJCBプラチナのちがいが気になる方は多いのではないでしょうか?
結論から言うと、、、
- 独特の海外旅行サービスに魅力を感じるならアメックス・ゴールド
- 万人向けの広く浅い旅行サービスやレストラン優待に魅力を感じるならJCBプラチナ
このような選び方になるように感じます。
アメックス・ゴールドがJCBプラチナよりも圧倒的に優れているのは、以下2つの海外旅行サービス。
●旅行を企画・手配してくれるトラベルデスク
●世界1,300ヶ所500のレストランで優待が受けられるザ・ホテル・コレクション
アメックスのトラベルデスクにプランの企画をお願いすれば、これまでに経験したことがないコアな旅行が体験できるのが大きなメリット。
また、ザ・ホテル・コレクションはアメックスが提携している世界1,300ヶ所中のホテルで1万円の割引や優待が受けられます。
そのため、アメックス・ゴールドは旅行慣れしている人が、今まで経験したことがない旅行を体験したい!そんな願望が叶うカードだと言えますね。
年会費(税込) | 31,900円(税込) |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
13,200円←1枚目は永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から8ヶ月以内のカード利用で最大30,000ポイントプレゼント!
一方のJCBプラチナは、クセのない付帯サービスが利用しやすいのが特徴。
質の高いコンシェルジュサービスや必要十分な海外旅行保険、レストラン優待など、27,500円(税込)という年会費とは思えないほど充実しています。
特にレストラン優待は、コンシェルジュ・サービスと組み合わせて使えば最高に便利なサービス。
このことから、JCBプラチナはツアーでの海外・国内旅行やレストランでの食事などで幅広くカードを活用したい!と考えている人に適したカードです。
年会費(税込) | 27,500円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
3,300円 (1枚目は無料) |
入会資格 | 満25歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(自動付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(自動付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | OkiDokiポイント 1,000円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JAL・デルタ航空 |
支払い方法 | 1回払い・2回払い・リボ払い・分割払い・ボーナス1回払い |
発行日数 | 約1週間 |
アメックス・ゴールドの尖った海外旅行サービス
いよいよ、アメックス・ゴールドとJCBプラチナの2つを比較していきますよ!
アメックス・ゴールドは冒頭でも説明したとおり、旅行慣れした人でも満足できるトラベルサービスとザ・ホテル・コレクションが大きな特徴。
アメックスは日本ではクレジットカード会社として有名ですが、実は世界1,300ヶ所最大の旅行代理店なんです。
そのため、日本人にとっては一般的にマイナーとされる海外旅行の手配にもバッチリ対応できる体制。
たとえばヨーロッパやアメリカ合衆国、南米など、一般的な海外旅行だと候補にすら挙がらない地域への航空券やホテルの手配も万全です。
JCBプラチナはハワイやグアム、東南アジアといった日本人にとってメジャーな地域への海外旅行に力を入れています。
そのため、アメックス・ゴールドとJCBプラチナ、2つのカードを選ぶ理由の1つとして、マイナー地域への海外旅行へ行くかどうか?
ここがポイントになると言えますね。
トラベルサービスは実質的なコンシェルジュ・サービス
アメックス・ゴールドの最大の特徴とも言えるサービスが、H.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク。
トラベルデスクは、アメックスが提携しているH.I.S.をはじめとするツアーの予約・手配が電話で簡単にできるサービス。
と、ここまでは多くのゴールドカード・プラチナカードに付帯しているサービスと何ら変わりません。
むしろ、JCBプラチナはJTBや日本旅行といった国内でも有名な旅行代理店と提携。その意味ではアメックス・ゴールドよりも優れています。
アメックス・ゴールドの凄いところは、H.I.S.の選任スタッフがこちらの要望に合わせてパッケージツアーをカスタマイズしてくれること。
予算や人数、ホテルの立地といった条件に合わせて、適した航空便やホテル、オプションツアーを提案してくれるというわけです。
アメックス・ゴールドにはコンシェルジュ・サービスは付帯しませんが、トラベル・デスクはJCBプラチナやほかのカードのコンシェルジュ・サービスと変わらない、むしろそれ以上だと言ってしまってもいいくらい。
なお、H.I.S.アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクは、以下のページでくわしく説明しています。
ザ・ホテル・コレクションは世界1,300ヶ所中のホテルで優待が受けられる
そしてアメックスの突出した海外旅行サービスとして、先ほど紹介したトラベルデスクともう1つ、ザ・ホテル・コレクションがあります。
このサービスは、アメックスが提携している世界1,300ヶ所500のホテルで特典が受けられるというもの。
具体的な特典は以下のとおり。
- 空室があれば無料アップグレード
- 館内施設(レストランやスパ)料金が100米ドル相当の割引
特に魅力があるのは、部屋の無料アップグレードですね。
ホテルの部屋が無料でアップグレードされるのは、通常ならそのホテルの上級会員だけ。上級会員というのは、年に○泊とかの一定の条件を満たした優良顧客のこと。
そのアップグレードを、初めて利用するホテルでも受けられる可能性があるのは魅力的です。
対象ホテルは世界1,300ヶ所中のメジャーな観光地ならほぼ確実にあるので、いろんな国・地域に旅行する人でも大いに活用できるサービスなわけです。
ザ・ホテル・コレクションの優待が受けられるのは、対象ホテルを2泊以上利用したとき。もしも1泊だけだと優待は受けられません。
ただ、海外旅行だとホテルで2泊以上することの方がむしろ多いはずなので、この条件はあまり気にしなくてもいいですね。
現地通貨を立て替えてくれる現地からの電話サポート
また、アメックス・ゴールドはほかのカードにはない海外旅行サポートであるオーバーシーズ・アシストが付帯します。
オーバーシーズ・アシストは、海外旅行中に現地スタッフが24時間365日トラブルに対応してくれるサービス。
24時間365日対応のトラベルデスクはJCBプラチナをはじめ、多くのゴールドカードやプラチナカードに付帯しています。
その上でアメックス・ゴールドのオーバーシーズ・アシストが決定的に優れているのは、弁護士費用や保釈金の立て替えに対応してくれること!
海外旅行中の交通事故で現地の法律を熟知した弁護士が必要なときも、可能性としてゼロではありません。
また、現地の法律を知らなかったがために身柄を拘束され、保釈金を支払わないと帰国できないこともあるかも。
そんなとき、アメックス・ゴールドのオーバーシーズ・アシストなら、現地の弁護士を紹介してくれた上に、その費用まで立て替えてくれるわけです。
身柄を拘束されたときも同様。アメックスが保釈金を立て替えてくれるので、帰国することができます。
「弁護士とか保釈金とか、そんなモン海外旅行中にいらんやろ?」と思う人は多いと思います。
正直、俺も同じ意見w
ただ、ほかのクレジットカードはこういったサービスがないのに、アメックスだけは法律が絡んだ面倒な場面にも対応してくれるところがメリットとちゃう?
オーバーシーズ・アシストは、海外旅行中のありとあらゆるトラブル・要望に対応してくれるから、海外旅行限定のコンシェルジュ・サービスって言ってしまってもええくらい。
年会費のわりには海外旅行保険はショボい。。。
ここまで説明したとおり、アメックス・ゴールドはJCBプラチナをはるかに上回るトラベルデスクとザ・ホテル・コレクションが大きな特徴。
この2つのサービスに魅力を感じる旅好きな方なら、アメックス・ゴールドの年会費31,900円(税込)は安いと感じるはず。
ただ、アメックス・ゴールドで気をつけなければならないのは海外旅行保険。
このカードの海外旅行保険は、年会費1万円ほどのゴールドカードとくらべてもやや劣るレベルなんです(泣)
ここまで海外旅行に尖ったサービスが充実しているのに、海外旅行保険という基本的なサービスが弱いのは、かなり盲点だと言えますね。
アメックス・ゴールドの海外旅行保険は何が劣るのかというと、病気・ケガによる医療費が最高でも300万円の補償だということ。
しかも、アメックス・ゴールドの海外旅行保険は、旅行代金(航空券やホテル代)をカード決済するかどうかで補償金額が変わります。
もしも旅行代金をアメックス以外のカードで決済したり現金・振り込みで支払った場合、病気・ケガは200万円まで(2021年6月まで。7月からはゼロ…)しか補償されません…。
医療費が世界1,300ヶ所的に低い東南アジアならアメックス・ゴールドの保険だけでも十分ですが、医療費が高額なアメリカ(ハワイやグアムも含む)だとカバーできない危険性大です。
一方のJCBプラチナは、海外旅行中の病気・ケガは1,000万円の補償。
これなら、有料の海外旅行保険やほかの海外旅行保険付きクレジットカードは不要。JCBプラチナ1枚あれば、海外旅行保険は万全です。
アメックス・ゴールドとJCBプラチナの海外旅行保険を、以下のとおり表にまとめました。
アメックス ・ゴールド |
JCBプラチナ |
|
---|---|---|
適用条件 | 利用付帯 | 自動付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高1億円(利用付帯) 最高5,000万円(自動付帯) |
最高1億円 |
疾病・傷害 | 最高300万円(利用付帯) 最高200万円(自動付帯) |
最高1,000万円 |
賠償責任 | 最高4,000万円 | 最高1億円 |
携行品損害 | 最高50万円 | 最高100万円 |
救援者費用 | 最高400万円(利用付帯) 最高300万円(自動付帯) |
最高1,000万円 |
キャッシュレス 診療 |
あり | あり |
なお、アメックスのそこまで大したことのない海外旅行保険については、以下のページでくわしく説明しています。
アメックスの海外旅行保険は、ほかのカードとくらべても明らかにショボいのが欠点。
海外旅行サービスが突き抜けて充実してるのに、なんで海外旅行保険だけがショボいんか不思議で仕方ないわ…。
ANAマイル還元率1%!メインカードとしても使える
アメックス・ゴールドとJCBプラチナを比較している人の中には、メインカードとして使える方を選びたい!という人もいるのでは?
どちらも券面デザインも高級感タップリでステータスも高いカード。なので、せっかく持つなら日常的な決済に使っていきたい!という気持ち、よくわかります(笑)
そういった人には、アメックス・ゴールドがオススメ!
アメックス・ゴールドは、意外かもしれませんがANAマイル還元率が1%。クレジットカード全体でみても還元率が高いカードなんです。
マイルが貯まりやすいANAカードやJALカードも、基本的にはマイル還元率1%。
つまり、アメックス・ゴールドはANAカードやJALカードといった航空会社のクレジットカードと同じくらいマイルが貯まりやすいカードなわけです。
しかも、アメックス・ゴールドのポイントプログラムメンバーシップ・リワードは、簡単にポイント有効期限が無期限に。
有効期限なしにマイルが貯められるカードはかなり少ないことからも、アメックス・ゴールドはマイルを貯めるのに適したカードだと言えます。
アメックス・ゴールドの高いANAマイル還元率は、先ほど説明した手厚い海外旅行サービスと相性がいいですね。
なお、アメックスのポイントプログラム・メンバーシップ・リワードについては、以下のページでくわしく説明しています。
アメックスのポイントは、ANAマイルに移行するのが1番得。何しろマイル還元率1%やからね。
ただ、もしもマイルに興味がない場合、アメックス・ゴールドは付帯サービスを利用するためだけに持った方がええと思う。
メンバーシップ・リワードはマイル以外にもTポイントとか楽天ポイントなんかに交換はできるけど、その場合は還元率0.5%…。
これやったら、あえてアメックスのポイントを貯めるメリットがなくなってしまうんよ(悲)
ここまでの内容をまとめると、アメックス・ゴールドは以下3つのサービスが際だったカード。
- パッケージツアーをカスタマイズしてくれるトラベルデスク
- 世界1,300ヶ所500のホテルで優待が受けられるザ・ホテル・コレクション
- 弁護士費用や保釈金まで立て替えてくれるオーバーシーズ・アシスト
そのため、日本人にとってややマイナー(ハワイやグアム、東南アジア以外の国)への旅行の機会が多い人に適していると言えます。
特にトラベルデスクとオーバーシーズ・アシストは、旅行の予約・手配や現地でのトラブル対応に限ってはJCBプラチナのコンシェルジュ・サービスを上回るサービス内容ですからね。
また、さりげなくANAマイル還元率1%と高還元。そのためメインカードとしてポイントを貯めることを推奨します。
JCBプラチナは万人向けの海外旅行・レストランサービス
ここまで説明したアメックス・ゴールドは、マイナー地域への旅行で威力を発揮するという、玄人向けの尖ったサービスが特徴でした。
それに対してJCBプラチナは、日本人にとってメジャーなハワイや東南アジアへのパッケージツアーでの旅行で活用できるカード。
クセのない万人向けの付帯サービスとなっています。
JCBは国内多数の旅行会社と提携しているため、日本で人気のある海外・国内パッケージツアーに幅広く対応しているのが強みです。
取り扱っているパッケージツアーの商品数はアメックスを上回りますし、特に国内旅行だとその差は歴然です。
そのため、
- 「定番の海外旅行でも十分楽しいよ!」
- 「海外旅行だけじゃなくて、国内旅行もよく行くんだけど…?」
そういった方なら、JCBプラチナのトラベルサービスの方が魅力的に感じるはず。
さらに、JCBプラチナならコンシェルジュ・サービスが利用できるため、同じ電話番号であらゆる依頼に対応してくれる手軽さも魅力です。
コンシェルジュ・サービス
このカードの最大の特徴は、コンシェルジュ・サービスが利用できること。旅行の手配やレストランの予約などを、電話1本で依頼できるのが魅力です。
アメックス・ゴールドは、トラベルデスクとオーバーシーズ・アシストに限ってはJCBプラチナを上回るサービスなのが特徴でした。
ただ、JCBプラチナのコンシェルジュ・サービスは、アメックス・ゴールドで対応してくれないことにも対応してくれるのがメリットです。
たとえば、、、
- 国内でのレストラン予約
- プレゼントの手配
こういったことでも予算や状況に合ったものを提案してくれ、しかも手配まで済ませてくれます。
さらに、このコンシェルジュ・サービスとJCBプラチナの付帯サービスを組み合わせれば、便利さは倍増します。
ここからは、コンシェルジュ・サービスとの組み合わせに適したサー祖ビスを紹介します。
JCBプレミアムステイプラン
JCBプレミアムステイプランは、JCBが厳選した国内ホテル・旅館で割引優待が受けられるサービス。
対象ホテル・旅館は毎年更新されますが、例として一部を挙げると以下のとおりです。
- パークハイアット東京
- ハイアット リージェンシー東京
- 帝国ホテル東京
- ザ・ペニンシュラ東京
- アマン東京
- 東京ステーションホテル
- シャングリ・ラホテル東京
- ザ・リッツ・カールトン東京
- ANAインターコンチネンタルホテル東京
国内でも有名なホテルばかりですね。
ここでは東京周辺のホテルだけを挙げましたが、対象ホテルは全国の都市や観光地を幅広くカバーしているため、利用できる機会は多いはず。
このJCBプレミアムステイプランも、コンシェルジュ・サービスを利用すれば電話1本で予約できます。
コンシェルジュ・サービスならただ単に予約するだけでなく、予算や立地など条件に合った対象ホテルを紹介してもらうこともできますね。
グルメベネフィット
JCBプラチナは、対象レストランでコース料理を2名以上で利用すれば1名分が無料になるというグルメベネフィットが付帯します。
コース料理は対象レストランにもよりますが、1名分で1万円前後。
つまり、このサービスを1度利用するだけで1万円も得になるというわけです。
年に3回利用すれば、JCBプラチナの年会費27,500円(税込)以上のリターンがあります(幸)
しかも、JCBプラチナならコンシェルジュ・サービスに依頼すれば簡単にこのサービスを予約できるという大きなメリットがあるんです。
実は、アメックス・ゴールドにもゴールド・ダイニング by 招待日和(しょうたいびより)という、グルメベネフィットとかなり似たサービスが付帯しています。
ゴールド・ダイニング by 招待日和も、対象レストランで2名以上のコース料理を注文すると1名分が無料になるというもの。
ただ、2つのサービスのちがいは対象レストランだけ。名前がちがうだけで、同じサービスだと言ってしまってもいいくらいですね。
なお、アメックスのゴールド・ダイニング by 招待日和については、以下のページでくわしく説明しています。
でも、アメックス・ゴールドにはコンシェルジュ・サービスは付帯しません。
そのため、会員サイトから自分で対象レストランを調べて予約する必要があるわけです。
その点、コンシェルジュ・サービスを使って手軽に予約できるJCBプラチナの方が、似たようなサービス内容でも優れていると言えますね。
海外旅行保険はすべてのクレジットカードでトップクラス
ここまで説明したとおり、JCBプラチナは旅行に関して言うと定番のパッケージツアーや国内旅館の予約・手配がアメックス・ゴールドよりも優れています。
そして、海外旅行保険は病気・ケガの補償が最高1,000万円という破格の内容。
先ほど、アメックス・ゴールドの補償は300万円で、年会費31,900円(税込)のわりには微妙だと説明しました。
JCBプラチナは、アメックス・ゴールドよりも年会費が低いのに補償金額は3倍もありますね(笑)
なお、クレジットカードに付帯する海外旅行保険では、病気・ケガの補償金額1,000万円というのは最高レベルになります。
海外旅行保険の病気・ケガの補償が1,000万円を超えるのは、アメックスのセンチュリオンカードだけ。つまり、JCBプラチナの海外旅行保険は、クレジットカード全体でみても2位タイという手厚さなんです。
カード | 年会費 (税込) |
病気・ケガの 補償金額 |
入会 申し込み |
---|---|---|---|
JCBプラチナ | 27,500円 | 1,000万円 | ○ |
JCB THE CLASS | 55,000円 | 1,000万円 | × |
アメックス・プラチナ | 143,000円 | 1,000万円 | ○ |
ダイナース・プレミアム | 143,000円 | 1,000万円 | × |
アメックス・センチュリオン | 385,000円 | 2,000万円 | × |
そして、海外旅行保険の病気・ケガの補償金額が1,000万円以上のカードで自分から申し込みができるのは、JCBプラチナとアメックス・プラチナだけ。
つまり、JCBプラチナの海外旅行保険は、申し込みができるクレジットカードの中では最高の補償金額だと言えます。
これだけの補償があれば、有料の海外旅行保険に加入したり、ほかのカードで海外旅行保険をカバーする必要はまったくありません。
基本的にはメインカードとして不向き
ここまで説明したとおり、JCBプラチナは定番の海外旅行に加えて海外旅行保険が驚異的に手厚いカード。
ただ、メインの決済カードとして使うにはやや不向きです。
JCBプラチナの還元率は0.5%と、ハッキリ言って平凡…。
そのため、JCBプラチナのサービスを活用するために持つなら、決済カードは別に持つことをオススメします。
このカードで決済した方がいい場面と言えば、JCB ORIGINALパートナーでの支払いだけ。
JCB ORIGINALパートナーというのは、ポイントが倍増する提携店舗のこと。
以下のような多くの人が利用するところでポイント還元率が1.5%以上になるのが魅力です。
- Amazon…1.5%
- セブンイレブン…1.5%
- スターバックスカードへのチャージ…5%(!)
スターバックスカードへのチャージに至っては還元率5%と、全クレジットカードで最高です。
また、このカードの上位のJCB THE CLASSを目指すなら、還元率は無視してこのカードに決済をまとめた方が、インビテーションを受ける確率が上がるかもしれません。
JCB THE CLASSのインビテーションの基準は一切公表されていません。
ただ、一般的にはインビテーションのみのカードを手に入れるには、下位カードの決済金額が多い方が有利だと言われています。
JCBプラチナに決済をまとめたら絶対にTHE CLASSが手に入るとは限りませんが、上位カードを目指すなら決済をまとめることによってマイナスになることはありませんからね。
JCB THE CLASSは年会費5万円で、今では数少ないインビテーション制のカード。
そのため、持っているとけっこう自慢できます(笑)
カードの機能としては、JCBプラチナにディズニー関連の特典が追加されたもの。
具体的には、、、
- ディズニーランド&シー内にあるJCBラウンジを年1回無料で利用できる
- ディズニーホテルのスイートルームに優待価格(20〜40%OFF)で宿泊できる
こういった特典が利用できます。
このことからJCB THE CLASSは、ディズニー特典に魅力がある人や、ステータス重視の人には価値が高いカードだと言えます。
ただ、コスパでいうとJCBプラチナの方が高いのは事実ではあります。
管理人は20代の頃、アメックス・プラチナとJCB THE CLASS、どちらを目指そうかかなり悩んだ時期がありました。
俺の場合はディズニー特典には魅力は感じんだけど、インビテーションでしか手に入らんカード、カッコええやん?(←見栄w)
このように、JCBプラチナは日本人にとって人気の海外・国内パッケージツアーの予約・手配や海外旅行保険の面で、アメックス・ゴールドよりも優れています。
特にコンシェルジュ・サービスと充実した付帯サービスを組み合わせて活用できるのも大きな魅力ですね。
どちらのカードも海外決済用のサブカードは必要。。。
以上のように、アメックス・ゴールドは旅行慣れした人が満足できる海外旅行を体験できるのが特徴。
そしてJCBプラチナは、アメックス・ゴールドとは対照的に定番のパッケージツアーに強くなっています。
どちらのカードも方向性はまったく逆ではありますが、海外旅行向けのカードであるという点は共通していますね。
ただ、どちらのカードも海外決済用のサブカードが必要なことに注意が必要です。
国際ブランド・アメックスとJCBは、どちらも国内ではほぼ100%利用できる一方で、海外での決済となると絶望的…。
JCBは日本の国際ブランドなので仕方ないとも言えますが、世界1,300ヶ所企業であるアメリカン・エキスプレスが海外で利用できないのは正直残念すぎます。
そのため、実際に海外へ行くときは、現地での決済用カードも合わせて持って行くことを強くオススメします。
アメックス・ゴールドとJCBプラチナに共通する豪華サービス
ここまで、アメックス・ゴールドとJCBプラチナのちがいについて比較してきました。
どちらのカードも方向性はちがいますが、海外旅行サービスがほかのクレジットカードとくらべて充実しているのは事実です。
そして、ほかのクレジットカードには付帯していないけど、ここで比較している2つのカードには共通して付帯するサービスもあります。
それは、同伴者1名も対象の空港ラウンジサービス。
ここから、アメックス・ゴールドとJCBプラチナのどちらでも利用できる空港ラウンジサービスについて説明します。
空港ラウンジは同伴者1名も利用可能
アメックス・ゴールドとJCBプラチナの空港ラウンジサービスは、カードを持っている人+同伴者1名も対象なのが大きな特徴です。
ほとんどのゴールドカードやプラチナカードは、空港ラウンジサービスはカード会員だけが対象、同伴者はラウンジの利用料金がかかってしまいます。
空港ラウンジサービスは家族カードでも利用できるため、ご夫婦2人での旅行だと何の問題もありません。
ただ、以下のような場面で同伴者1名も利用できるメリットが活きてきます。
- 友だちや彼女さんとの旅行や会社の同僚・部下との出張
- お子さん連れの家族旅行
つまり、家族カードが持てない人と一緒に空港ラウンジを利用したいときですね。
こういった場面でも、アメックス・ゴールドとJCBプラチナなら2人一緒に空港ラウンジを利用できるというわけです。
そしてこのサービスを活用すれば、家族4人で空港ラウンジを利用することも可能になります。
奥さんが家族カードを持てば、同伴者2名が空港ラウンジを利用できます。
そのため、家族カードが持てない18歳未満のお子さん2人も一緒に空港ラウンジを利用できるというわけです。
この技が使えるクレジットカードは、アメックス・ゴールドとJCBプラチナを除いてはほとんどありません。
このことから、どちらのカードも家族旅行に配慮してくれていると言えますね。
なお、同伴者1名の無料で利用できる空港ラウンジサービスについては、以下のページでくわしく説明しています。
プライオリティ・パスはどちらも微妙。。。
空港ラウンジサービスに関連して、プライオリティ・パスも説明しておきます。
プライオリティ・パスというのは、世界1,300ヶ所中の空港ラウンジを利用できる会員制のサービス。
先ほど説明した空港ラウンジサービスは、国内+ハワイの空港ラウンジだけが対象で、海外での空港ラウンジは利用できません。
でも、プライオリティ・パスがあれば帰国時に海外の空港でラウンジを利用できるというわけです。
なお、プライオリティ・パスについては以下のページでくわしく説明しています。
このプライオリティ・パス、アメックス・ゴールドとJCBプラチナの両方に付帯していますが、どちらも正直微妙…。
アメックス・ゴールドは、本カード+家族カードの両方でプライオリティ・パスが発行できます。ただし、年2回までしか海外空港ラウンジを無料利用できないという欠点が…。
そしてJCBプラチナは、アメックス・ゴールドのような年間の利用回数制限はありません。
でも、プライオリティ・パスを発行できるのは本カードのみ、家族カードは対象外なんです。
特にアメックス・ゴールドは海外旅行サービスに尖っているのに、たったの年2回しかプライオリティ・パスが利用できんのはどういうこと…?って話やよな(笑)
あと、JCBプラチナも国内の空港ラウンジは同伴者1名も利用できるんやったら、プライオリティ・パスはせめて家族カードでも発行できるようにして欲しかったな…。
アメックス・ゴールドとJCBプラチナのちがいまとめ
ここまで、アメックス・ゴールドとJCBプラチナのちがいをくわしく比較しました。
まとめると、、、
- アメックス・ゴールド…普通のパッケージツアーよりも突っ込んだ海外旅行を好む人向け
- JCBプラチナ…海外・国内パッケージツアーを好む人向け
こんな感じの方向性かな?と思います。
アメックス・ゴールドの尖っている海外旅行サービスの中でも価値が高いのは、以下の2つ。
●旅行を企画・手配してくれるトラベルデスク
●世界1,300ヶ所500のレストランで優待が受けられるザ・ホテル・コレクション
この2つのを活用すれば、パッケージツアーは飽きた! or 興味ない!というコアは旅行好きの方でも満足できる旅行が実現します。
カード決済でもANAマイル還元率1%とマイルが貯まりやすいので、メインカードとしても適しています。
ただし、海外旅行保険は疾病・傷害補償300万円と、特別充実しているわけではないことに注意が必要です。
なので、行き先によってはほかのクレジットカードや有料の海外旅行保険でカバーした方がいいですね。
年会費(税込) | 31,900円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
13,200円←1枚目は永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から8ヶ月以内のカード利用で最大30,000ポイントプレゼント!
そしてJCBプラチナは、アメックス・ゴールドとは対照的に海外・国内パッケージツアーに強いのが特徴。
コンシェルジュ・サービスがあるので、旅行の予約・手配はもちろん、レストラン優待もフル活用できます。
そして、海外旅行保険の疾病・傷害補償が1,000万円まで、クレジットカード全体でみてもトップクラスに充実しているのも注目のポイントです。
JCBプラチナさえあれば、有料の海外旅行保険はまず必要ありませんね。
年会費(税込) | 27,500円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
3,300円 (1枚目は無料) |
入会資格 | 満25歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(自動付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(自動付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | OkiDokiポイント 1,000円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA・JAL・デルタ航空 |
支払い方法 | 1回払い・2回払い・リボ払い・分割払い・ボーナス1回払い |
発行日数 | 約1週間 |
なお、アメックス以外のカードだとこのような付帯サービスはありません。
H.I.S.に電話してもパッケージツアーのカスタマイズには対応してくれないんですわ。
このサービスはH.I.S.がアメックス会員のためだけに行っているサービスやからね。
アメックス、なかなかやりますな(笑)