そのため、今から申し込むことはできません。
アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・プレミア・カード(通称:スカイトラベラー・プレミア)は、海外への旅行・出張が多い上に行き先によって航空会社を使い分けている、そんな人向けのカード。
いろいろな国・地域へ旅行・出張する人だと、飛行機に乗る機会が多いわりにはマイルが貯まらないのではないでしょうか?
特にANAやJAL以外の海外航空会社のヘビーユーザーだと、日本で提携しているクレジットカードがなかったり、あったとしても大した特典がないのでマイルが貯めにくいものです。
このカードは、そういった海外航空会社のヘビーユーザーにもっともオススメ!
その理由は世界1,300ヶ所26社の航空会社で、航空券の購入代金の5%相当のポイントが貯まりますからね。
そして貯めたポイントはアメックスが提携している16社のマイルに移行可能。
そのため、複数の航空会社を利用して貯めたポイントをまとめてマイル移行できるというわけです。
ここから、スカイトラベラー・プレミアの特徴についてくわしく解説していきますよ。
年会費(税込) | 38,500円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
19,250円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど16社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
そのため、今から申し込むことはできません。
26の航空会社の航空券購入でマイル5%分の還元
スカイトラベラー・プレミア最大の特徴は、冒頭でも説明したとおり26社という多くの航空会社でマイル還元率5%となること。
対象26社の航空会社の航空券100円につき5ポイントが貯まり、1ポイント=1マイルとして16社の航空会社のマイルに移行できます。
ここから、スカイトラベラー・プレミアのポイントプログラムについてくわしく解説しますね。
世界1,300ヶ所中の航空会社26社でマイル還元率5%
スカイトラベラー・プレミアでマイル還元率5%となる航空会社について、まずは説明していきます。
この26社というのは、具体的には以下のとおり。
航空連盟 | 航空会社 |
---|---|
スターアライアンス | ANA、アシアナ航空、エバー航空、オーストリア航空、シンガポール航空、スイスインターナショナルエアラインズ、スカンジナビア航空、タイ国際航空、ルフトハンザドイツ航空 |
ワンワールド | JAL、カンタス航空、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ |
スカイチーム | デルタ航空、アリタリア-イタリア航空、エールフランス航空/KLMオランダ航空、ガルーダ・インドネシア航空、大韓航空、チャイナエアライン |
なし | エティハド航空、エミレーツ航空、スターフライヤー、フィリピン航空、エア タヒチ ヌイ |
その他 (旅行会社) |
日本旅行、アップルワールド |
日本のANA・JALをはじめ、世界1,300ヶ所中のあらゆる航空会社が含まれていますね。
そのため、以下のような人にメリットが大きいカードだと言えます。
- 複数の航空会社やアライアンスを利用する
- よく利用する海外航空会社は1つだが、ANAマイルやJALマイルを貯めたい
ANAとかJALを利用する機会が多い人やったら、このカードよりもANAカードとかJALカードを持った方がええと思う。
スカイトラベラー・プレミアは航空券の購入で貯まるポイントこそ多いものの、搭乗のボーナスマイルとかの特典は一切ないからな。
海外航空会社を利用する機会が多い人やったらANAカードとかJALカードの特典をフル活用できへんから、このカードがオススメやで♪
なお、航空券の購入でマイル還元率5%となるのは、公式サイトなどで円建てで購入することが条件です。
海外航空会社の多くは海外発券だと外貨建てとなるので、マイル還元率5%の対象外です。
日本旅行でもマイル還元率5%
このカードは、航空券だけでなく以下2つの旅行代理店・予約サイトの利用でもマイル還元率5%となります。
- 日本旅行
- アップル・ワールド
日本旅行は説明するまでもなく、国内でも代表的な旅行代理店。
そしてアップルワールドというのは、エクスペディアやagodaのような旅行予約サイト。
ここで注目すべき点は、日本旅行でのマイル還元率5%となることです。
ホテルやツアー代金、もっと言うと新幹線のチケットなど、日本旅行で手配すれば何でも対象に。
そのため、マイルを貯めることに徹するなら日本旅行で旅行・出張を手配するのも1つですね。
海外だけやなくて国内旅行・出張もそこそこあるっていう人やったら、スカイトラベラー・プレミアを日本旅行で使ったらとにかくマイルが貯まるな♪
基本的なマイル還元率1%!メインカードとしての利用を推奨
このカードは、航空券の購入だけでなく基本的なマイル還元率も1%と優れています。
マイル還元率1%というと、ANAカードやJALカードと同じ高い水準。
そのため、せっかくこのカードを持つなら食費やガソリン代といったあらゆる支出を集約することをオススメします。
このカードを持つ人なら、頻度が高い海外旅行・出張中の支払いも集約することをオススメ。
ただ、アメックスはイメージとは裏腹に海外決済に弱いのが難点…(汗)
海外のホテルやショッピングモールでも、VISAとMasterCardしか使えないという場面はよくあります。
そのため、海外での支出はできる限りスカイトラベラー・プレミアを使うとしても、VISAやMasterCardのサブカードは必要です。
貯めたポイントは16社のマイルに移行できる。しかも無期限
スカイトラベラー・プレミアの決済で貯まるのは特定のマイルではなく、アメックスのポイント・プログラムであるメンバーシップ・リワード。
100円のカード決済につき基本的に1ポイント、対象の航空券の購入などだと5ポイント貯まります。
そして、1ポイント=1マイルとして移行できるというしくみ。
直接マイルではなくポイントとして付与されることにより、次のメリットがあります。
- 自分が好きな航空会社のマイルに移行できる
- メンバーシップ・リワードは有効期限が無期限
中でも有効期限無期限はかなり大きなメリットではないでしょうか?
ANAをはじめ、航空会社によってはマイル有効期限が3年と限られていることがあります。
でもこのカードのポイントは無期限なので、効果的な場面でマイル移行して活用することができるというわけです。
スカイトラベラー・プレミアを持つ人やったら航空券を買う機会が多いから、ポイントはかなり貯まりやすいはず。
もしもファーストクラスの特典航空券を目指すんやったら、このカードの有効期限が無期限っていうのが活きてくるんとちがうかな?
そしてポイントをマイル移行できる航空会社は以下の16社。
航空券の購入でマイル還元率5%となる航空会社は26社ですが、マイル移行できるのは上記16社と少なくなっています。
ちょっと残念なのは、JALが対象外となっていること…。
ただ、いろいろな航空会社を利用する人にとっては、16社も選択肢があれば不便に感じることはまずないでしょう。
そして注意が必要なのが、ANAマイルだけは年間4万マイルという移行上限がある上、移行手数料として5,500円(税込)が必要だということ。
4万マイルというと、東南アジア往復のエコノミークラスと交換できるレベル。
そのため、ANAマイルでヨーロッパ行きのエコノミークラスや国際線のビジネスクラス・ファーストクラスの特典航空券と交換するためには、2年以上にわたってポイントをマイル移行する必要があります。
ちょっと面倒ですね…(汗)
ここまで解説したとおり、スカイトラベラー・プレミアの特徴は26社という多くの航空会社の航空券購入でのマイル還元率5%。
ANAカードやJALカードよりも高い水準です。
貯めたポイントは有効期限が無期限な上、16社のマイルに移行できるという選択肢の広さが特徴です。
世界1,300ヶ所中のいろんな航空会社を利用するって人は、割合としてはかなり少ないと思う。
けどその条件に当てはまるんやったら、マイル還元率5%の恩恵は大きいと思うで。
ただ、スカイトラベラー・プレミアのもっとも気になるところは38,500円(税込)という高額な年会費…。
26社もの航空会社の航空券購入で5%という破格のマイル還元率だとは言っても、他社ゴールドカードとくらべてけっこう高額ですよね。
でも、入会・継続ボーナスで実質的な年会費を押さえることができるんです。
入会・継続でボーナスポイント
スカイトラベラー・プレミアは、入会と毎年の継続ボーナスとして毎年5,000ポイント(5,000マイル相当)がプレゼントされます。
入会するだけで5,000ポイント、そしてカード会員を1年間継続するたびに毎年5,000ポイントが付与されるというしくみ。
このカードの年会費は38,500円(税込)ですが、実質的には31,000円の負担で済むというわけです。
1マイルの価値は交換する特典航空券の路線や座席グレードによって大きく変わりますが、一般的に1.5円~2円。
仮に1マイル=1.5円として計算すると、、、
38,500円-5,000マイル×1.5円=31,000円
このようになります。
「31,000円でも、まだ高いんじゃない…?」
という声も聞こえてきそうですが、航空券を年間60万円購入すればペイできる金額です。
そして、もしも航空券を購入代金が年間60万円よりもちょっと少ない程度なら、ここから説明する海外旅行サービスも含めるとトータルで得だと考えることもできますね。
スカイトラベラー・プレミアの海外旅行サービス
スカイトラベラー・プレミアを発行しているのは「旅行に強い」アメリカン・エキスプレス。
このカードはマイル還元率に尖ったスペックなので、ほかのアメックスとくらべると海外旅行サービスは省かれています。
ただ、それでも十分に手厚いサービス内容。
具体的な付帯サービスを、ここから説明します。
海外での24時間365日日本語による電話サポート
海外へ行く機会が多い人にとってもっともメリットが大きい海外旅行サービスが、オーバーシーズ・アシスト。
海外でのトラブルに24時間365日、日本語で電話対応してくれます。
海外への旅行・出張が多いと、以下のようなトラブルに見舞われる危険性も当然のように高くなるはず。
- パスポートの紛失・盗難
- 現地での病気やケガ
- 空港やホテルで言葉が通じず話がかみ合わない
オーバーシーズ・アシストでは、こういったトラブルに日本語で対応してくれます。
他社ゴールドカードでも似たサービスが利用できるのですが、このサービスが他社カードより優れているのは現地スタッフが対応してくれる点にあります。
アメックスは世界1,300ヶ所中に支社や事務所を持つ世界1,300ヶ所企業。
そのため、世界1,300ヶ所中の主要な都市で現地の法律や事情にくわしい選任スタッフが的確にアドバイスしてくれるというわけです。
同伴者1名無料の空港ラウンジサービス
飛行機の搭乗前に利用したい空港ラウンジサービスは、多くのクレジットカードに付帯する人気の付帯サービス。
アメックスだと、家族カードを持っていない同伴者も一緒に空港ラウンジが利用できるという点で他社カードよりも優れています。
そのため、、、
- 友だちや彼女さん
- 家族カードを持てない18歳未満のお子さん
- 仕事仲間や部下
こういった人と一緒に飛行機に乗る機会なら、アメックスの空港ラウンジサービスが役立ちます。
なお、アメックスの空港ラウンジサービスについて以下のページでくわしく解説しています。
帰国時の手荷物無料宅配サービス
空港ラウンジサービスと並んで人気の旅行サービスである手荷物無料配送サービス。
海外からの帰国時、空港カウンターでスカイトラベラー・プレミアを提示してスーツケースを預ければ、自宅まで無料で配送してくれます。
預けた手荷物は翌日には自宅に届くので、実用的で便利なサービスです。
スカイトラベラー・プレミアの手荷物無料配送サービスは、一般的なゴールドカードに付帯してるのと同じやで。
出発時もこのサービスを利用したいって人やったら、そのためだけにアメックス・グリーンをサブカードとして持つのも1つの選択肢やと思う。
なお、アメックスの手荷物無料宅配サービスについては以下のページでくわしく解説しています。
海外旅行保険は使い物にならない。。。
海外旅行・出張と言えば絶対に外せないのが海外旅行保険。
…なのですが、このカードの海外旅行保険は年会費38,500円(税込)とは思えないほど補償金額が少なくなっています。
特に致命的なのは、最高100万円の疾病傷害治療費用の補償。
疾病傷害治療費用というのは、海外旅行中の病気・ケガによる病院代の補償のことです。
管理人としては、この補償は最低300万円は必要だと考えています。
(その理由は「アメックスの海外旅行保険は不十分!その理由と対策を解説」のページでくわしく解説しています。)
そのため、スカイトラベラー・プレミア1枚だけだと万一の場面で対応できない可能性が高いと言えます。
なので、ほかのクレジットカードなどで海外旅行保険を補完する必要がありますね。
なお、スカイトラベラー・プレミアの海外旅行保険は以下の表のとおりです。
スカイトラベラー・プレミアの海外旅行保険の補償内容と金額
保険の種類 | 保険金額 | |
---|---|---|
本人 | 家族 | |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円 | 最高1,000万円 |
疾病傷害治療費用 | 最高100万円 | |
賠償責任保険 | 最高3,000万円 | |
携行品損害保険 | 年間100万円 | |
救援者費用 | 最高200万円 |
スカイトラベラー・プレミアに付帯する代表的な海外旅行サービスは、以上のとおり。
ほかにも挙げるとキリがないほど付帯サービスがあるのですが、いろいろな航空会社を利用する機会が多い人にとって実用的なものだけに絞って紹介しました。
普通のスカイトラベラーと、どっちがいい?
このページで紹介しているスカイトラベラー・プレミアとは別に、アメックスからはスカイトラベラー(プレミアがつかない)も発行されています。
この2つのカードの主なちがいは、年会費と航空券を購入したときのマイル還元率。
通常のスカイトラベラーは年会費が1万1,000円(税込)と低い代わり、航空券購入時のマイル還元率が3%と押さえられています。
この2種類のスカイトラベラー・カードの主なちがいは、以下の表のとおり。
スカイトラベラー |
スカイトラベラー ・プレミア |
||
---|---|---|---|
年会費(税込) | 11,000円 | 38,500円 | |
航空券購入時の マイル還元率 |
3% | 5% | |
基本的なマイル還元率 | 1% | ||
入会・継続ボーナス | 入会 | 3,000ポイント | 5,000ポイント |
毎年の継続 | 1,000ポイント | 5,000ポイント |
通常のスカイトラベラーとプレミアのどちらが得なのかというと、航空券の購入代金が年間108万円以上かどうかが分かれ目。
もしも年間108万円以上航空券を購入するなら、このページで紹介しているスカイトラベラー・プレミアの方がトータルでみると得です。
逆に航空券の購入代金が年間108万円に届かないなら、通常のスカイトラベラーの方が年会費か低い分得になるというわけです。
2種類のスカイトラベラーは、年間108万円っていうラインを基準に選ぶとええで。
海外旅行保険とかの旅行サービスはほとんど同じやから。
なお、通常のスカイトラベラーについては以下のページでくわしく解説しています。
スカイトラベラー・プレミアまとめ
ここまで、スカイトラベラー・プレミアの特徴についてくわしく解説しました。
このカードは、26社の航空会社&日本旅行などでの航空券購入でマイル還元率5%というマイルに特化したカード。
貯めたポイントは無期限に貯めることができる上、16社の航空会社のうち自分が好きなマイルに移行できるという柔軟さも魅力です。
いろいろな航空会社を利用して世界1,300ヶ所を飛び回る人にとってはメリットが大きいという、唯一無二のかなり尖ったカード。
ただ、年会費が38,500円(税込)と高額なので、航空券の購入代金がある程度大きくないとこのカードのメリットを最大限に活かすことはできません。
もしも年間の航空券購入代金が108万円よりも少ないなら、このカードよりも通常のスカイトラベラーの方がトータルで見ると得になります。
年会費(税込) | 38,500円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
19,250円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど16社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
そのため、今から申し込むことはできません。
このカードの魅力は、航空券の購入に限ってはANAカードとかJALカードよりも高いマイル還元率。
それから、いろんな航空会社でポイントを貯めても1つのマイルに集約できるって点やな。