アメックスには、ショッピング・プロテクションという名前のショッピング保険が付帯しています。
ショッピング・プロテクションがあることにより、保険金を支払うことなくアメックスで買い物をした品物が盗難に遭ったり壊れてしまった場合に購入代金を補償してもらうことができます。
つまり、普段の生活の中で買った家電やブランド品、さらには海外旅行中の買い物など、アメックスで買ったありとあらゆる品物にショッピング保険が自動的にセットされるわけですね。
ショッピング保険は別にアメックスでなくても、多くのクレジットカードに付帯しています。しかし、アメックスのショッピング・プロテクションは他社クレジットカードとくらべて補償される範囲が広いというメリットがあります。
このページでは、アメックスのショッピング保険であるショッピング・プロテクションについてくわしく説明します。万が一のときに精神的・経済的な負担を減らしてくれる保険なので、ぜひこの機会に内容を知っていただけたらと思います。
ショッピング・プロテクションとは
まずはアメックスのショッピング・プロテクションについて説明します。
冒頭でも簡単に説明したとおり、ショッピング・プロテクションとは一般的に言うところのショッピング保険(動産総合保険)のことです。
特別に申し込みをすることなく、国内・海外、実店舗・インターネットショップを問わずアメックスで決済した品物に自動的に保険が付帯するという範囲の広さと手軽さが魅力です。
ちなみに、ショッピング・プロテクションという名前はアメックスの登録商標です。そのため、アメックス以外のクレジットカード会社はショッピング保険のことを以下のようにそれぞれちがった名前で呼んでいます。
- 三井住友カード…お買物安心保険
- JCB…ショッピングガード保険
- 三菱UFJニコス…ショッピング保険
- ダイナース…ショッピング・リカバリー
どのカード会社も対象となる品物や条件など細かい部分では異なるものの、カードで決済した品物を90日間補償してくれるという点で共通しています。
アメックスのカードはiPhoneやおサイフケータイで登録すれば、電子マネーQUICPay(クイック・ペイ)で決済することができます。
QUICPayはチャージ不要の電子マネーで、国内のコンビニや家電量販店、ガソリンスタンドでスマホをかざせばサインや暗証番号の入力なしに支払いができるのがメリットです。
アメックスのショッピング・プロテクションは、スマホを使ってQUICPayで支払ったときも補償の対象となります。
そのため、普段はショッピング・プロテクションのことをまったく意識しなくても、ちゃんと適用されています。
ただ、ショッピング・プロテクションで補償されるのはアメックスで買い物をしてから90日間と決められています。購入から90日以上経つと保険金を受け取ることができないので注意しましょう。
なお、時計やアクセサリーなど高額な買い物をしたときなどで購入から90日以上も補償を受けたい場合、有料のショッピング・プロテクション・ワイドに加入するという方法もあります。(ショッピング・プロテクション・ワイドについては、後でくわしく説明しています)
また、補償される金額も1年間でトータル200万円か500万円(カードの種類により異なる)と決まっています。たとえ購入から90日以内だったとしても、1年間で決められた金額以上は保険金を受け取ることができないので注意しましょう。
なお、ショッピング・プロテクションで補償を受けられる金額は1年経つとリセットされます。そのため、極端に言うと条件さえ満たせば毎年200万円や500万円といった保険金を受け取ることも可能です。
つまり、アメックスの年会費にショッピング・プロテクションの保険料が含まれているわけですね。
盗難や破損に遭ったときに補償される
では、ショッピング・プロテクションは具体的にどのような場面で適用されるのか、みていきましょう。
ショッピング・プロテクションは、冒頭でも説明したとおりアメックスで購入した品物が盗まれたり壊れてしまったとき、購入代金を補償してもらうことができます。
ただし、時計やカバンなどをお店やタクシーの中などに置き忘れてしまったり、品物の使い方を間違えるなど自分の責任で壊してしまったときは補償を受けることができません。あくまでも自分に責任はないにも関わらず盗難や破損があったときに補償されます。
ショッピング・プロテクションがもっとも活用できるのは、管理人としてはアメックスで買ったノートパソコンやスマホなどを落として壊れてしまったときではないかな?と考えています。
ノートパソコンやスマホは多くの場合、購入から90日や1年間などの期間、普通に使っていて不具合があれば補償してくれますが、落下で壊れてしまったときは対象外です。Mac PCやiPhoneなどApple Careという有料の1年間保証サービスであっても例外ではありません。
しかし、ノートPCやスマホをアメックスで決済して買えば、ノートPCやスマホを移動中に落としたために壊れてしまったとしても購入代金が補償されます。ノートPCは10万円以上と言うまでもなく高額ですし、スマホ本体は毎月分割で支払っていればあまり気づきませんが、最新のiPhoneだと7万円以上もします。
こういった本体価格が高額で、落下で壊れる可能性が高い品物の補償が受けられるのは大きな魅力です。
なお、ショッピング・プロテクションは以下の場合は補償されないので注意しましょう。
- 台風・豪雨や洪水、地震で壊れたとき
- 古くなって壊れたとき
- 置き忘れなど自分の責任でなくしてしまったとき
- わざと壊したとき
- 使い方を間違えて壊れたとき
- 配送料など商品本体以外の費用
このように、ショッピング・プロテクションはアメックスで買った品物が購入から90日以内に盗難に遭ったり壊れてしまったときに購入代金を補償してもらえる保険です。
置き忘れや自然災害による被害は補償されないというデメリットはあるものの、落下による損害も補償されるという大きなメリットがあります。
対象外となる商品
アメックスで購入したものの損害を補償してくれるショッピング・プロテクションですが、どんなものでも対象となるわけではありません。
次の品物はたとえアメックスで決済し、購入から90日以内に何らかの被害に遭ったとしても補償されないので注意しましょう。
- 航空券や乗車券、チケットのような金券類
- 自動車や船、バイクなど
- 動物や植物
自動車や船、バイクはほとんどの場合自動車保険などに加入するので、ショッピング・プロテクションの対象にならなくてもあまり問題ない気がします。
また、航空券や乗車券も最近ではチケットレスが増えているので、盗難などで大きな損害を受けることもまずなさそうです。
なので、特に注意するならコンサートチケットや動物・植物でしょうか? ペットやプレゼントの花、自宅に置く観葉植物などはショッピング・プロテクションで補償してくれないことを覚えておきましょう。
自己負担金1万円が必要
ここまで説明したショッピング・プロテクションですが、正確に言うと損害金額をすべて補償してくれるわけではありません。1度の事故につき1万円の自己負担金がかかります。
たとえばアメックスで決済した10万円のノートPCが落下で壊れてしまった場合、10万円から自己負担金1万円を差し引いた9万円を保険金として受け取ることができます。
そのため、アメックスを使って1万円以下で買った品物はショッピング・プロテクションの対象外ということになります。
自己負担金が必要と聞くとちょっと残念な気持ちになりますが、年間で最高200万円や500万円(カードの種類により異なる)という高額な買い物を補償してくれると考えると、いざにというときに頼りになる補償ですね。
ショッピング・プロテクションだけのメリット
ここまでアメックスのショッピング・プロテクションの補償内容について、くわしく説明しました。
ただ、先ほども触れたように、ほかのクレジットカードでも名前こそちがうものの、ショッピング・プロテクションと似た保険が付帯しています。
「だったら、別にアメックスでなくてほかのクレジットカードでも一緒じゃないの?」と思われるかもしれませんが、アメックスのショッピング・プロテクションは他社ショッピング保険とくらべて、補償される条件が広いという大きな特徴があります。
具体的には、次の2点で他社ショッピング保険よりも優れています。
- 国内・海外の両方で、分割払い・1回払いなど支払い方法を問わず補償してくれる
- 他社ショッピング保険では対象外のスマートフォンやタブレット、他人へのプレゼントも補償してくれる
このショッピング・プロテクションならではの2つのポイントについて、くわしく説明します。
1.国内・海外で支払い方法を問わず補償
アメックスのショッピング・プロテクションが優れている1つ目のポイントは、国内・海外での買い物の両方で、1回払いや分割払いなど、どんな支払い方法でも対象になることです。つまり、アメックスで決済さえすればショッピング・プロテクションか適用されるというわけです。
一見当たり前のことを言っているように感じられるかもしれませんが、年会費数千円のアメックス以外のクレジットカードだと、ショッピング保険の適用に以下のような条件がついていることが多くあります。
- 海外での決済のみ(国内での買い物は対象外)
- 国内での買い物は、分割払いやリボ払いなど金利手数料がかかるときだけ対象(1回払いだと対象外)
このことから、アメックス以外のクレジットカードは海外旅行中の買い物をメインに補償していると想像できます。国内での買い物だと金利手数料がかかる支払い方法でないとショッピング保険が適用されないのは、ちょっと活用しづらい気もします。
ショッピング保険を適用させたいためだけに金利手数料がかかる分割払いやリボ払いを選ぶのは抵抗がありますし、あまりよい選択ではありません。
その点アメックスなら、海外旅行中の買い物はもちろん国内での日常の買い物もサポートされるという点で好感が持てますし、活用できる場面がグンと広がります。
2.スマートフォンやタブレット、プレゼントなども補償
アメックスのショッピング・プロテクションが優れている2つ目のポイントは、スマートフォンやタブレット、他人へのプレゼントも補償されることです。
実は、他社ショッピング保険だと、ゴールドカードやプラチナカードであってもスマートフォンやタブレットをはじめ、以下のものは対象外となっていることがほとんどです。
- スマートフォンやタブレット
- 自転車
- コンタクトレンズ
- 宅配など商品を受け取る前の損害
- 他人にプレゼントしたもの
- 品物の配送中の事故
上記の品物は、他社ショッピング保険だと対象外であるものの、アメックスのショッピング・プロテクションならバッチリ補償されます。
本体価格が高額な上に持ち歩く機会が多いスマートフォンやタブレットが補償されるだけでも大きな魅力なのに、自転車やプレゼント、配送中の事故でも補償されるのもメリットです。
このことから、以下のような場面では、アメックスのショッピング・プロテクションの強みが最大限に発揮されます。
- スマホやタブレットを移動中に落としたために壊れてしまった
→携帯電話会社や機種メーカーですら補償してくれないのにOK! - 海外旅行中に買った品物が大きくて持ち帰れないので日本まで配送してもらう
→もしも配送中に壊れてしまったとしてもOK! - 奥さんや彼女さんに宝石や時計、カバンなどをプレゼント
→奥さんや彼女さんによる損害なのにOK! - 自転車が好きで、数十万円もしくはそれ以上の値段の自転車を買う
→万一盗難に遭ってしまってもOK!
このような活用ができるのは、アメックスのショッピング・プロテクションだけです。他社ゴールドカードやプラチナカードだと上記のような場面は対象外であることがほとんどだということを踏まえても、ショッピング・プロテクションはもっともサービスの行き届いた、利用しやすいクレジットカード付帯のショッピング保険だと言えます。
そのため、ショッピング保険が優れたクレジットカードを求めるなら、アメックスを持つ大きな理由になります。
ショッピング・プロテクションの使い方
ここまで、アメックスのショッピング・プロテクションは数多くあるクレジットカードのショッピング保険と比較してもかなり優れているということを説明しました。
ただ、「いくら条件が広いと言っても、保険金を受け取るための手続きが難しいのではないか…?」そんな不安を抱いている方も多いのでしはないでしょうか?
確かに、実際に損害があったときの手続きがあまりに面倒だったり難しかったりすると、いくらショッピング・プロテクションの補償内容が優れていたとしても意味がありません。
結論から言うと、簡単に用意できる書類をいくつか提出するだけで保険金が支払われます。壊れたことや盗難に遭ったこと証明できる写真や書類を提出するだけで年間最高数百万円もの補償が受けられることを考えると良心的だと言えますね。
ここからは、アメックスを手に入れた後に実際に「ショッピング・プロテクションを使いたい!」そう思ったときの手続きの流れを説明します。
1.保険会社に電話
アメックスで買った品物が盗難に遭ったり壊れてしまったら、まずは電話しましょう。ショッピング・プロテクションは、アメックスが損保ジャパン日本興亜という保険会社に保険業務を委託しています。ですから、アメックスではなく保険会社に電話します。
なお、ショッピング・プロテクションを利用するには事故から30日以内に連絡することが条件です。もし盗難や破損から30日以上経ってから連絡してもショッピング・プロテクションの補償を受けることはできないので注意しましょう。
2.必要な書類を送る
保険会社に電話すると、保険金の請求に必要な書類を郵送してくれます。
ショッピング・プロテクションの保険金請求には、保険金請求書とアメックスで買ったことを証明できる書類、そして実際に損害があったことを証明できる書類が必要になります。
具体的には以下の表のとおりです。
ショッピング・プロテクションの請求に必要な書類
必要書類 | 破損 | 盗難 | 火災 | その他 |
---|---|---|---|---|
保険金請求書 | ○ | ○ | ○ | ○ |
クレジットカード売上票 | ○ | ○ | ○ | ○ |
り災証明書・事故証明書 | – | – | ○ | – |
修理見積書または 修理代金領収書 |
○ | – | ○ | ○ |
写真または現物 | ○ | – | ○ | ○ |
盗難届 | – | ○ | – | – |
ショッピング・プロテクションを活用する機会が多いのは、破損や盗難になるかと思います。破損なら品物が壊れたことがわかる写真と、修理に必要な金額がわかる書類を用意すればOKです。
なお、品物が壊れたときに補償されるのは、修理代金と品物の時価、2つの金額の低い方になります。たとえば5万円で買ったスマホの修理代が10万円かかる場合、ショッピング・プロテクションで補償されるのは5万円以下になります。
また逆に、5万円で買ったスマホの修理代が2万円の場合、補償を受けられるのは2万円から自己負担金1万円を差し引いた1万円です。
そして盗難に遭った場合は、警察に盗難届を出したことを証明できる書類が必要です。海外でも国内と同じように現地の警察に届け出て盗難証明書を受け取る必要がありますが、状況によって盗難証明書の提出を免除される場合があります。なので、保険会社に電話したときに確認しておきましょう。
3.保険金が支払われる
保険会社に電話して、保険金請求に必要な書類を郵送などで提出すれば完了です。
あとは保険会社からショッピング・プロテクションの保険金が口座に入金されます。もっとも面倒なのは必要書類を用意するところかと思いますが、たったこれだけの手続きでで年間最高200万円や500万円といった高額な保険金を受け取ることができると思うと、手軽だと言ってしまっていいのではないでしょうか?
なお、先ほども説明したとおり、ショッピング・プロテクションは自己負担金1万円が必要です。そのため、実際に支払われる保険金は、品物の時価額や修理金額から1万円を差し引いた金額になります。
ショッピング・プロテクションが付帯しているアメックス
ここまでショッピング・プロテクションについてくわしく説明しました。アメックスのショッピング・プロテクションはほかのクレジットカードのショッピング保険とくらべても補償される条件が広く、万が一のときに利用しやすいのがメリットです。
このショッピング・プロテクションは、アメックスが直接発行している以下のカードに付帯しています。
ただし、カードの種類によって年間で補償される金額が最高200万円か500万円か異なる点に注意しましょう。
具体的には、ANAアメックスとデルタ・アメックスの2種類だけは年間補償金額が200万円と少なくなっています。
それ以外のアメックスは年間500万円までが補償されます。
- アメックス・グリーン
- アメックス・ゴールド
- ANAアメックス(年間200万円まで)
- ANAアメックス・ゴールド
- デルタ・アメックス(年間200万円まで)
- デルタ・アメックス・ゴールド
同じ選ぶならショッピング・プロテクションで年間500万円補償されるカードの方がいいに決まっていますが、ANAアメックスとデルタ・アメックスの年間200万円でも、カードの使い方によっては十分な場合もあります。
ショッピング・プロテクションで補償される家電やパソコン、スマホ、時計や財布、カバンのような品物を買うのが年間200万円以下だという方なら、無理にショッピング・プロテクションの補償金額が500万円のアメックスを選ぶ必要はないかと思います。
ショッピング・プロテクション・ワイドもある
ちなみにですが、ショッピング・プロテクションとは別に、ショッピング・プロテクション・ワイドというオプションの保険もあります。
ショッピング・プロテクション・ワイドは、保険代がかかる代わりに購入してから91日以上でも補償してくれる上、自己負担金も実質無料になる保険です。
保険代が必要なので気軽には使えないというデメリットがある反面、高額な買い物で普通のショッピング・プロテクションの90日間という補償期間を延長したいときや、ショッピング保険・プロテクションの補償金額が年間200万円までと少ないANAアメックスとデルタ・アメックスの補償金額をアップできるというメリットがあります。
ちなみに、ショッピング・プロテクション・ワイドはアメックスを持っていなければ申し込むことができません。
保険料
ショッピング・プロテクション・ワイドの気になる保険料ですが、以下のとおり1年間に補償される金額により異なります。
- 5,000円(補償限度額200万円)
- 12,000円(補償限度額500万円)
上記の保険料を支払えば、アメックスで買った品物を購入してから1年間補償してくれますし、翌年以降も保険料を支払い続ければ、補償を受け続けることができます。
年間5,000円や12,000円というと微妙に高い印象を受けますが、ショッピング・プロテクション・ワイドでは自己負担金が実質不要なります。なので、もしも1年間に1度でもショッピング・プロテクション・ワイドの保険金を請求する機会があれば、実質的に保険料は無料だと考えることもできます。
具体的に説明すると、一旦は自己負担金1万円が差し引かれますが、後日お見舞金という形で1万円を受け取ることができるため、実質的に無料になるというしくみです。
また、保険料はアメックスでの決済に加え、カード利用で貯まったポイントで支払うこともできるのがユニークです。
申込み方法
ショッピング・プロテクション・ワイドは、普通のショッピング・プロテクションとは異なりあくまでオプションの保険です。そのため、加入したいときは自分から申し込みをする必要があります。
申し込みの方法は公式サイト、電話、ポイント交換の3種類があります。
1.公式サイト
ショッピング・プロテクション・ワイドの申し込み方法の1つが、公式サイトになります。
アメックス公式サイトの以下のページだと、インターネットだけで申し込みを完結することができます。23時間365日受け付けてもらえるので、平日の夜や休日でも申し込めるのがメリットです。
なお、繰り返しになりますがショッピング・プロテクション・ワイドは、アメックスを持っていないと申し込むことはできません。なので、まずはアメックスを手に入れてから申し込むようにしましょう。
2.電話
インターネットでの申込みが面倒だという場合、アメックスに電話して申し込むこともできます。ただ、電話だと平日の朝9時から午後5時までしか受け付けてもらえないことに注意が必要です。
しかし、インターネットで住所や名前を入力するのが面倒で、電話の方が手軽だと感じる方にとってはオススメです。
3.ポイント交換
最後は、アメックスのーを利用して貯めたポイントでショッピング・プロテクション・ワイドの保険料を支払う方法です。
アメックスを利用すると、メンバーシップ・リワードというポイントプログラムのポイントが100円につき1ポイント貯まります。そのポイントをショッピング・プロテクション・ワイドの保険料に充当できるというわけです。
カード利用で貯めたポイントを保険料に充当すれば、実質的に無料でショッピング・プロテクション・ワイドに加入することができるのと同じ意味を持ちます。保険料を支払うことなく1年間の補償を受けることができるので、お得感がありますね。
- 補償限度額200万円の場合…15,000ポイント
- 補償限度額500万円の場合…36,000ポイント
ショッピング・プロテクション・ワイドの保険料が5,000円(限度額200万円)と12,000円(限度額500万円)であることを考えると、メンバーシップ・リワードのポイントを1ポイント=0.3円として利用できることになります。
メンバーシップ・リワードのポイントは、ショッピング・プロテクション・ワイドの保険料に充当にほかにも、さまざまな航空会社のマイルに移行できたり、ホテルや旅行代理店での支払いにも利用できます。
中でも、航空会社のマイルへに移行すると1ポイント=1マイル(1.5円〜2円)ともっともお得に活用することができます。
なので、アメックスのポイントはなるべくマイルに移行することをオススメしますが、飛行機やホテル、旅行代理店を利用する機会がほぼなく、普段の買い物やレストランでの食事などのためにアメックスを持つ方にとっては、ショッピング・プロテクション・ワイドへの交換も有効です。
また、ショッピング・プロテクション・ワイドの保険料をポイントで支払えないアメックスもあります。アメックスの中にはポイント・プログラムがメンバーシップ・リワードではないカードもあります。
主にそういったカードは、カード利用で貯めたポイントを保険料に充当できないので注意しましょう。
具体的には、以下2種類のアメックスはポイントを使ってショッピング・プロテクション・ワイドの保険料に充当することはできません。
- デルタ・アメックス
- デルタ・アメックス・ゴールド
上記のうち、デルタ・アメックスとデルタ・アメックス・ゴールドは、ポイントプログラムがメンバーシップ・リワードではないため、ポイントを保険料に充当することができません。
ですので、上記3種類のアメックスだと、ショッピング・プロテクション・ワイドに入るためには公式サイトか電話で申し込み、保険料はカードで支払う方法のみとなります。
ショッピング・プロテクションを活用するためのおすすめアメックス
ここまでアメックスに付帯しているショッピング・プロテクションと、アメックス会員なら有料で入ることができるショッピング・プロテクション・ワイドについてくわしく説明しました。
カードごとのショッピング・プロテクションのちがいは、年間で補償される金額が200万円か500万円かのちがいだけで、ほかのアメックスで決済しなければならない点や購入から90日間補償されるという点などはすべて同じです。
そのため、ショッピング・プロテクションを目的にアメックスを持つなら、補償金額が500万円のカードがオススメです。
その上で、ショッピング・プロテクションが活用できる買い物の機会が、国内・海外のどちらで多いかによって選ぶカードが変わります。
1.アメックス・グリーン
ショッピング・プロテクションを主に国内での買い物で活用したいなら、アメックス・グリーンがオススメです。
このカードはもっともスタンダードなアメックスで、ショッピング・プロテクションに加えてインターネットショッピングやカードの紛失・盗難でのセキュリティも充実しています。
なので、国内での時計やカバン、家電のような買い物でショッピング・プロテクションを適用させるだけでなく、レストランやコンビニ、ガソリンスタンドなどの日常的な支払いでも便利で安全です。
なお、このカードはアメックスの中ではスタンダートと言っても、他社ゴールドカードに匹敵するサービスです。具体的には、海外旅行保険や海外での電話サポートなど、他社ゴールドカードに付帯しているサービスはほぼ網羅しています。
そのため、一人や友人との海外旅行でもショッピング・プロテクションはもちろん、さまざまなトラブルて役立つカードです。
ただ、家族での海外旅行や、一人や友人と一緒だったとしても年に数回海外へ行くという方には、このカードよりも次で説明するアメックス・ゴールドの方が適しています。
月会費(税込) | 1,100円 |
---|---|
家族カード 月会費(税込) |
550円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
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2.アメックス・ゴールド
アメックス・ゴールドは、年に数回一人や友人と一緒に海外へ行く方、家族での海外旅行の機会が多い方に適したカードです。
そのため、海外での買い物でショッピング・プロテクションを活用したいという方には、このカードがオススメです。
このカードは、上記で説明したアメックス・グリーンよりも海外旅行に関するサービスがより充実しています。
また、家族カードが1枚に限り年会費無料となるので、奥さんと一緒にこのカードを持つことによりスーツケースを2つ無料で配送できたり、空港ラウンジを家族4人で無料利用できたりします。
アメックス・ゴールドがあればスーツケースのような荷物への煩わしい負担が減るので、お子さんに最大限気を配ることができますし、結果としてご家族全員がいつも以上に海外旅行を楽しむことができます。
また、現地のトラブルに電話で対応してくれるオーバーシーズ・アシストは、アメックス・グリーンよりも幅広く対応してくれるサービスです。
このサービスがあれば、家族旅行はもちろん海外旅行の機会が多い方でも盗難や予約したホテルでのトラブル、飛行機の乗り遅れなどに専門スタッフが対応してくれます。
そのため、海外でショッピング・プロテクションを活用したいなら、海外旅行サービスがもっとも充実したアメックス・ゴールドがオススメです。
年会費(税込) | 31,900円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
13,200円←1枚目は永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から8ヶ月以内のカード利用で最大30,000ポイントプレゼント!
3.ANAアメックス・ゴールド
ANAアメックス・ゴールドは、付帯サービスはアメックス・グリーンやゴールドには劣るものの、ANAマイルを貯めることに特化したアメックスです。
そのため、ANAやスターアライアンス便の搭乗でANAマイルを貯めている方には、このカードがオススメです。
このカードはANAマイルのフライトボーナスが得られるだけでなく、カードで買い物をすれば100円につき1マイルのANAマイルが貯まるのも特徴。
そのため、買い物でANAマイルを貯めながらショッピング・プロテクションが適用されるという一石二鳥なカードなわけです。
最初にこのカードの付帯サービスはアメックス・グリーンやゴールドよりも劣ると説明しましたが、そもそもの話としてアメックス・グリーンとゴールドは、付帯サービスがかなり充実しています。
そのため、ANAアメックス・ゴールドであっても他社ゴールドカードを上回るサービスは付帯しているので、海外旅行でもこのカード1枚で十分対応できるだけのサービスが受けられます。
年会費(税込) | 34,100円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
17,050円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1マイル |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込み&3か月間の利用金額で最高122,000マイル相当のポイントプレゼント!