高速道路でETCカードを使いたい!そのためにアメックスを持ちたいと考えている人もたくさんいらっしゃいます。
アメックスは海外旅行や高級レストランで活躍するイメージが強いですが、追加カードとしてETCカードもバッチリ用意されています。なので、マイカーでの国内旅行や旅行先でのレンタカーで高速道路を利用するときもアメックスが活躍するわけです。
ETCカードはほとんどすべてのクレジットカードで用意されていますが、アメックスのETCカードだけのメリットは?と言えば、1枚のアメックスに対して最大5枚のETCカードが発行されること!
多くのクレジットカードはETCカードを1枚しか発行してくれないので、最大5枚のETCカード発行はアメックスの大きな特徴です。
このページでは、ETCカードの基礎的な内容とアメックスのETCカードだけの特徴について、くわしく説明します。
アメックスはほかのクレジットカードとくらべて年会費が高額ですが、アメックスに付帯している充実した国内旅行サービスとETCカードをセットで活用すれば、アメックスのETCカードを持つ価値が大きくなります。なので、ぜひ最後までご覧ください!
ETCカードの基礎知識
このページをご覧いただいている方は、ETCカードについてすでに知っておられるような気もします。ただ、確認の意味でETCカードについて簡単に説明したいと思います。
ETCカードがあれば、高速道路の料金所でわざわざ停車することなく通過でき、後ほど請求された高速料金をまとめて支払うことができます。
そのため、ETCカードを持つことにより以下のようなメリットがあります。
- 料金所で高速料金を支払ったり釣り銭を受け取る手間が省ける
- クレジットカードのETCカードなら、高速料金でポイントが貯まる
- ETCマイレージサービスに申し込めば、さらにポイントが貯まる
調子よく高速道路を走っているのにスピードを落として料金所で停車するのはストレスですし、財布から高速代をお札や小銭で取り出すのはかなり面倒です。また、受け取った釣り銭を車の中のどこに置くか?一瞬悩みますよね(笑)
ETCカードがあれば、こういった悩みはすべて解消されます。クレジットカードのETCカードなら後日まとめて高速料金を支払えて楽ちんです。また、どうせ高速料金を支払うなら、ポイントがついてお得なら言うことがありませんね。
ETCカードを持つにはクレジットカードが必要
ETCカードを持つには、クレジットカードが必要だと考えてもらった方が無難です。
クレジットカードを作らずにETCカードを持つ方法として、唯一ETCパーソナルカードがあります。ETCパーソナルカードならクレジットカードのような審査なしにETCカードだけを持つこともできます。ただ、前もって高額なデポジット(保証金)を支払わなければならないという使い勝手の悪さがデメリットです。
デポジットは、ETCパーソナルカードを利用するために必要です。そのデポジット金額は、1か月に利用する高速料金の4倍で、最低でも5,000円…。さらに、旅行などで高速道路の料金が高い月があれば、追加でデポジットをする必要まであります。
しかも、高速料金はデポジットから支払うのではなく、指定した口座からの後払いです。デポジットはETCパーソナルカードを解約するまで返金されません。
ここまで説明したように、ETCパーソナルカードはデポジットを支払わなければならないという大きなデメリットがあるので、基本的にオススメしません。
そう考えると、ETCカードを手に入れる現実的な方法は、デポジットなしに完全に後払いで利用できるクレジットカードのETCカードだけだと言えます。
ETCカードを使うには車載器が必要
高速道路の料金所をETCカードで通過するには、ETCカードだけでなく車に車載器がついている必要があります。ETCカードを車載器に差し込んだ状態で高速料金所を通過することにより、車種や時間帯に応じた料金が請求されるしくみになっています。
ETCの車載器は、ここ数年以内に買った車やレンタカーなら当たり前のようについています。ただ、車が古かったり車種によっては車載器がない場合があるので、チェックしておきましょう。車載器がない車は、カー用品店で車載器を買って取り付けることもできます。
ちなみに、車載器がなくても高速の料金所でETCカードを渡すという使い方もあります。この場合高速料金を後払いにでき、クレジットカードのポイントが貯まるというメリットはあるものの、料金所で停車しなければならないのでETCのメリットを活かしきれません。
ETCカードは他人の車で使ってもOK!
ETCカードは、他人と貸し借りして利用することは規約で禁止されています。しかし、自分が高速道路を利用するのなら家族所有の車はもちろん、友人の車やレンタカー、カーシェアリングの車など、他人名義の車で自分のETCカードを使っても全然OKです。
そのため、旅行先のレンタカーで高速道路を利用するときは、自分のETCカードを挿入するのが普通です。この場合、高速料金はカードの持ち主である自分に請求されます。レンタカーやカーシェアリングの会社が支払ってくれるわけではないので注意しましょう。
ETCカードを利用してもポイントが貯まる
先ほど、ETCカードはクレジットカードの追加カードとして持つのがもっとも現実的だと説明しました。クレジットカードとセットになったETCカードだと、利用することによりクレジットカードのポイントが貯まるというメリットがあります。
なので、ETCカードの利用で貯まるポイントはどうなのか?前もってよく確認するようにしましょう。
アメックスのETCカードだと、アメックス本体を使ったときと同じように高速料金100円につき1ポイントが貯まります。アメックスのポイントは、ザックリ説明すると1ポイント=1円として利用できるので、アメックスのETCカードを使えば、高速料金で1%の割引が受けられるのと同じ意味になりますね。
ETCマイレージが貯まる
ETCには、クレジットカードのポイントとは別にETCマイレージというものがあります。ETCマイレージのサービスは、事前に登録(以下の公式サイトから無料でできます)すれば、高速料金に応じてポイントが貯まるサービスのことです。
ETCマイレージは、高速料金の1〜10%(高速道路の事業者により異なります)がポイントとして還元され、貯めたポイントは高速料金の支払いに活用できます。具体的に貯まるポイントと交換単位は、以下の表のとおりです。
ETCマイレージサービスで貯まるポイントと交換単位
道路事業者 | ポイントの付き方 | ポイントの交換単位 | 還元率 |
---|---|---|---|
NEXCO東/中/西日本・ 宮城県道路公社 |
10円につき1ポイント | 1,000ポイント→500円分 | 5% |
3,000ポイント→2,500円分 | 8.3% | ||
5,000ポイント→5,000円分 | 10% | ||
本州四国連絡 高速道路株式会社 |
10円につき1ポイント | 1,000ポイント→500円分 | 5% |
3,000ポイント→2,500円分 | 8.3% | ||
5,000ポイント→5,000円分 | 10% | ||
阪神高速道路株式会社 ※8号京都線のみ対応 |
100円につき3ポイント+α | 100ポイント→100円分 | 3%+α |
名古屋高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α | 100ポイント→100円分 | 1%+α |
愛知県道路公社 | 100円につき1ポイント+α | 100ポイント→100円分 | 1%+α |
神戸市道路公社 | 50円につき3ポイント+α | 200ポイント→100円分 | 3%+α |
広島高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α | 100ポイント→100円分 | 1%+α |
福岡北九州 高速道路公社 |
100円につき1ポイント+α | 100ポイント→100円分 | 1%+α |
NEXCO東・中・西日本や本州四国連絡高速道路だと、ポイントをたくさん貯めることにより交換レートが上がります。最大で高速料金の10%が還元されるのは大きな魅力ですね。
ETCマイレージサービスは無料で登録できるので、定期的に高速道路を利用する機会があるなら、ぜひとも登録することをオススメします。
発行手数料や年会費がかかる場合がある
ここまで、ETCカードのメリットを中心に説明しました。ただ、クレジットカードのETCカードは年会費と発行手数料に注意が必要です。ETCカードの中には、クレジットカードの年会費とは別にETCカードの発行手数料や年会費が発生するものもあります。
アメックスのETCカードの場合、カード本体の年会費とは別に1枚あたり935円(税込)の発行手数料が必要です。(ETCカードの年会費は無料)この発行手数料は、ETCカードを更新するたびに必要です。ETCカードには5年の有効期限があるため、必ず5年ごとに更新しなければなりません。
ちなみに、アメックスのETCカードは2017年2月14日までは発行手数料無料で年会費550円(税込)でした。そして年1度でもETCカードを使えば年会費は無料とになるというしくみだったわけです。
要するに、以前のアメックスのETCカードは年1回以上ETCカードを利用する人なら無料で持つことができました。しかし今では必ず発行手数料がかかるため、ETCカードを利用する機会が多い人にとっては改悪されたことになります。
アメックスのETCカードは最大5枚まで発行可能
ここまで、アメックスのETCカードを例に挙げながら、一般的なETCカードについて説明しました。
クレジットカードの追加カードであるETCカードは、高速道路の料金所で停車しなくてもよいだけでなく、クレジットカードのポイントやETCマイレージが貯まってお得に利用することができます。
ただ、これらは別にアメックスのETCカードでなくても当てはまる内容です。その上でアメックスならではのETCカードの特徴は、冒頭でも説明したとおり1枚のアメックスで最大5枚まで発行できることです。
ETCカードは、クレジットカード1枚につき1枚しか発行してくれないのが普通です。三井住友カードやJCBカードをはじめ、多くのクレジットカードは2枚以上のETCカードを発行してくれません。
なので、車を複数所有していたり、自家用車と旅行・出張でのレンタカー用のように複数のETCカードを使い分けたいと考えているなら、アメックスを持つ大きな理由になります。
そのため、本カードと家族カード1枚を持っているご家庭なら、発行してもらえるETCカードはトータルで6枚(本カードの5枚+家族カードの1枚)となります。
決して本カードと家族カードそれぞれに5枚、合計10枚のETCカードを持てるわけではないで注意。
ここで説明したとおり、アメックスは1枚のカードに対して5枚のETCカードが発行されるという点で希少です。ちなみにですが、アメックス以外でETCカードを5枚発行できる主なカードとして、Yahoo!JAPANカードとダイナースクラブカードがあります。
ETCカードは9種類のアメックスで発行できる
アメックスと一言で言っても多くのカードが発行されていますが、ETCカードはアメックスが直接発行している以下の7種類のカードすべてで発行できます。
上記9種類のアメックスのETCカードは、すべてまったく同じ機能です。ETCカードは国内の高速道路を利用するためのものなので、アメックスの国内旅行や出張で活用できるサービスと相性がよいと言えますね。
ETCカードを持つためのおすすめアメックス
先ほど、ETCカードは9種類のアメックスで発行できるものの、国内旅行サービスと相性がよいと説明しました。
国内旅行についてもっと具体的に考えてみると、
- マイカーで高速道路を使って国内旅行に行く
- 飛行機を使った国内旅行で、旅行先のレンタカーで高速道路を使う
こういった場面が考えられます。そこでここからは、マイカーや飛行機、それぞれの国内旅行と相性のよいアメックスを紹介します。
1.アメックス・グリーン
マイカーで高速道路を使った国内旅行の機会が多いなら、スタンダードなアメックス・グリーンがオススメです。
アメックス・グリーンは国内旅行保険が付帯し、H.I.S.やエクスペディア、日本旅行の利用で割引を受けることができるという特典があります。そのため、インターネットや実店舗で国内ホテルの予約で割引を活用してからマイカーで高速道路を使えば、多くの場面でメリットがあります。
また、このカードはもっともスタンダートなアメックスなので、日常生活の中で高速道路を使いたい方にも適しています。
月会費(税込) | 1,100円 |
---|---|
家族カード 月会費(税込) |
550円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
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2.ANAアメックス
ANAの国内線での国内旅行の機会が多く、現地のレンタカーで高速道路を使いたいならANAアメックスがオススメです。
ANAアメックスはANA航空券の購入やフライトでボーナスマイルが得られるのが特徴です。
なので、国内線の往復はもちろん、現地の高速料金や買い物など、あらゆる支払いでANAマイルを貯めることができます。
貯めたANAマイルで国内線の特典航空券と交換すれば、国内旅行の旅費を抑えることもできますね。
年会費(税込) | 7,700円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
2,750円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高200万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
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