ANAアメリカン・エキスプレス・カード(通称:ANAアメックス)は、陸マイラーにもっともオススメしたいクレジットカード。このカードは年会費は7,700円(税込)と、ほかのANAカードとくらべて高額…。
でもその代わり、無期限にANAマイルが貯められる希少カードなんです。
普段飛行機に乗らずにANAマイルを貯める人によって、ポイント有効期限は最大の壁。
ポイント有効期限内に特典航空券と交換できるだけのポイントが貯まらなければ、それまでの努力は水の泡ですからね。
また、特典航空券が手に入るだけのポイントが貯まったとしても、仕事や過程の都合で旅行に行けず、結局失効させてしまうといったことも実際によくあります。
その点、このカードならそういった心配はゼロ!
マイペースでポイントを貯め、予定が合ったタイミングでマイルを使って旅行に行けますよ(幸)
また、このカードを持っていればANA便のフライトマイルが10%アップする上、アメックスの強力な空港ラウンジサービスも付帯します。
なので、ANA国内線を利用しながらマイルを貯めている人にもオススメです。
年会費(税込) | 7,700円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
2,750円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高200万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、最大60,000マイル相当のボーナスポイントが!
年会費が1番低いポイント無期限のANAカード
冒頭でも説明したとおり、ANAアメックス最大の特徴は無期限にANAマイルを貯められること。
年会費は7,700円(税込)、ほかのANAカードよりも明らかに高額ではあるものの、マイルを無期限に貯められるカードの中ではもっとも年会費が低いクレジットカードなんです。
ただ気をつけなければならないのは、このカードは何もせずにいるとポイント有効期限が2〜3年と限られていること。
ポイント有効期限を無期限にするには、ポイント移行コースに登録する必要があります。
ここから、ANAアメックスを含めたANAカードのポイント有効期限と年会費を比較し、このカードが陸マイラーにとっていかにお得なカードであるか、説明します。
それから、先ほどチラッと触れたポイント移行コースについてもくわしく説明していきますね。
ANAカードのポイント有効期限と年会費をくらべてみた
航空会社のANAは、複数のクレジットカード会社と提携してたくさんのANAカードを発行しています。
ANAカードの種類についてザックリ説明すると、まず以下5つの国際ブランドが発行されています。
- ANA
- MasterCard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナース・クラブ
そして、上記5つの国際ブランドそれぞれに、一般カードやゴールドカード、プレミアムカードなどのランクに分かれています。
わかりやすくまとめると以下のような感じ。
なお、ワイドカードというのは、一般カード以上ゴールドカード未満の位置づけのANAカードです。
カードのランクが高くなるにつれて年会費が上がる代わりにフライトボーナスや旅行サービスがグレードアップします。
そのため、ANA便を利用する頻度が高くなるにつれて、年会費を踏まえて考えてもワイドカードやゴールドカード、プレミアムカードを持った方が得になるというわけです。
逆に、日常生活のカード決済だけでマイルを貯める陸マイラーにとっては、旅行サービスよりも年会費の低さとポイント有効期限が重要になります。
効率よくマイルを貯めるためには、コストとなる年会費は低い方が得ですからね。
またポイント有効期限が短いと、せっかく貯めたポイントを失効されてしまうリスクが上がります。
これだけたくさん発行されているANAカードですが、ポイント有効期限が無期限なのはアメリカン・エキスプレスとダイナース・グラブから発行されている5種類だけ。
VISAやJCBのANAカードだと、最高ランクのプレミアムカードを持ったとしてもポイント有効期限はハッキリ決められているんです…。
もしもカード利用で貯めたポイントを有効期限内にANAマイルに移行できないと、問答無用で失効してしまいます(泣)
そしてこのページで紹介しているANAアメックスは年会費7,700円(税込)、ダイナース・クラブでもっとも年会費が低いANAダイナースカードの年会費は29,700円(税込)。
このことから、ANAアメックスはもっとも低い年会費で持つことができる、ANAマイルを無期限に貯められるクレジットカードだと言えます。
もしも2〜3年のカード利用で貯めたポイントを特典航空券と交換できるのなら、ANAアメックスを持つ理由は半減します。
その場合、ANAアメックスよりもANA VISAワイドゴールドカードを持った方が効率よくマイルを貯めることができます。
ANA VISAワイドゴールドは、表面上の年会費は1万5,400円(税込)。
ただ、リボ払いの金利手数料を1円だけでもいいから支払うことにより、年会費を9,500円にまで引き下げることができるという特徴があります。
それでもANAアメックスの年会費7,700円(税込)よりも高額ですが、注目すべき点は高いマイル還元率!
このカードは基本的なマイル還元率は1%と、ANAアメックスと同じ。
でも、リボ払いの金利手数料を1円だけでいいので支払うなど工夫すれば、マイル還元率はMAX1.6%以上にアップします。
その反面、ポイント有効期限はキッチリ3年。
そのため、もしも3年以内にポイントを特典航空券と交換できるならANA VISAワイドゴールドの方がマイルが貯まりやすいカードだと言えます。
ただ、陸マイラーでマイルを貯め始めてから3年以内に特典航空券を手に入れるのって、かなり難しいです(汗)
実際、管理人も過去にANA VISA一般カードでANAマイルを貯めようと頑張ってカード決済したんですけど、ポイントはすべて有効期限切れで失効してしまいました…(泣)
ここまでの内容をまとめると、ANAアメックスはポイント有効期限が無期限の、もっとも年会費が低いANAカード。
陸マイラーにとってはポイントを失効させずに貯めることがかなり重要です。
その点、このカードは多くの陸マイラーに適したカードだと言えますね。
クレジットカードのポイント有効期限が2〜3年っていうと、けっこう長いように感じるやん?
けど、特典航空券を手に入れるには ANA国内線(東京から沖縄)の片道で9,000マイルが必要やで。
ANAカードで9,000マイル貯めようと思ったら、大体90万円の決済したらOK。
2〜3年で90万円のカード利用やったら行けそうやけど、問題は国際線…。
比較的日本から近いタイの特典航空券で往復35,000マイルやけど、このマイルを貯めるために必要なカード決済金額は、350万円っていうけっこう大きな金額。
(ちなみに、国際線の特典航空券は往復だけ!)
これって、けっこう有効期限内にマイル貯めるの、際どいと思わん(苦笑)
せやから、俺としてはポイント有効期限がないANAアメックスでマイルを貯めることをオススメしたいわけよ。
飛行機に乗らずにマイルを貯めて海外旅行を目指すなら、行き先やカード利用金額にもよりますが、多くの人にとってANAアメックスが適しているのではないかな?と管理人は思います。
入会3年目以降は「ポイント移行コース」必須
ここまでの内容で、ANAアメックスは多くの陸マイラーに適したカードだということをお分かりいただけたと思います。
クレジットカードの決済だけでANAマイルを貯めるときに重要なのはポイント有効期限。
そのポイント有効期限が、ANAアメックスなら無期限なんです(幸)
ただ、ANAアメックスのポイント有効期限は、カードを手に入れた状態だと2〜3年しかありません。
ANAアメックスのポイント有効期限は「2〜3年」。
なぜにこのようなアバウトな書き方なのかというと、このカードのポイント有効期限は、
「ポイントを獲得してから2年後、初めて迎える3月31日で失効」
するからです。
このカードのポイントは、毎月の利用金額に応じてポイントが付与されます。
そのポイントをANAマイルに移行せずにいると、獲得した月に関係なく3月末にまとめて失効するというしくみ。
ちょっとわかりづらいので、以下のとおり図にしてみました。
つまり、3月に獲得したポイントは約2年後に、4月に獲得したポイントは約3年後に失効するということですね。
そのため、このカードのポイント有効期限は「2〜3年」になります。
ポイント有効期限が2〜3年と限られているなら、ハッキリ言って年会費7,700円(税込)を支払ってまでANAアメックスを持つ理由は見当たりません。
でも、このカードはポイント移行コースに登録することにより、ポイント有効期限が無期限になるんです。
ポイント移行コースは、年間登録費6,600円(税込)が年会費とは別に必要。
そのため、ANAアメックスを持つためには毎年14,300円(税込)のコストがかかるというわけです。
「ただでさえ年会費が高いのに、ポイント移行コースのお金も必要なのか…」
とガッカリされる人も多いと思います。
ただ、毎年14,300円(税込)のコストがかかったとしても、もっとも少ない費用で持つことができるポイント有効期限が無期限のANAカードだという事実は変わりません。
ANAダイナースカードは年会費が29,700円(税込)ですからね。
しかも、ポイント移行コースは最初の2年間は登録する必要がないため、コストを抑えることができます。
ポイント移行コースに登録しなくても、2〜3年以内ならポイントは絶対に失効することがありません。
ポイント移行コースは1年単位で登録・解除を繰り返すことができるので、、、
- 2〜3年のポイント有効期限が切れそうになればポイント移行コースに登録
- ポイントが貯まってANAマイルに移行してすぐにポイント移行コースを解除
これを繰り返せば、ポイント移行コースのコストは最小限に抑えることができるわけです。
このポイント移行コースの登録・解除をマスターすることが、ANAアメックスで効率よくマイルを貯めるための重要なテクニックです。
ちょっとややこしいけど、ANAアメックスはポイント移行コースに登録することによってポイント有効期限が無期限になるカード。
ポイント移行コースに登録せんとあかんのはガッカリする人も多いかもしれんけど、ANA VISAカードとかANA JCBカードは何をどうやってもポイント有効期限が延長できへんねん…。
そのことを考えたら、ANAアメックスは「お金でポイント有効期限を買える」っていう選択肢が用意されてるって意味ではかなり優れたカードやで。
ANAアメックスでお得にマイルを貯める
繰り返しになりますが、ANAアメックスは無期限にANAマイルが貯まるのが最大の特徴。
肝心のマイル還元率は1%、ANA特約店などでボーナスマイルが貯まる点は多くのANAカードとほぼ同じです。
ただ、ANAアメックスはANA航空券の購入で得られるボーナスポイントがほかのANAカードよりも多いという点でも優れています。
なのでこのカードは、飛行機に乗らずにANAマイルを貯める人に加え、ANA国内線の航空券を購入する機会が多い人にとってもオススメのカード。
もしもANA国際線の航空券を購入する機会が多いなら、このページで紹介しているANAアメックスよりも、上位ランクのANAアメックス・ゴールドがオススメです。
ANAアメックス・ゴールドは、年会費が34,100円(税込)と高額で代わりにANA便のフライトボーナスが25%と、通常のANAアメックス(10%)の2.5倍にアップ。
また、ANA航空券の購入に限ってはマイル還元率3%と、他社のANAゴールドカードよりも優れています。
航空券が高額でフライト距離も長い国際線なら、この2つのメリットを最大限に活かすことができるというわけです。
そのため、ANA国際線を利用する機会が多いなら、ANAアメックス・ゴールドは年会費31,000円+税以上にお得なカードとなります。
なお、ANAアメックス・ゴールドについては以下のページでくわしく説明しています。
話を通常のANAアメックスに戻します。
ここまで説明したANAアメックスのマイル還元率は以下のとおり。
- 基本的にはマイル還元率1%
- ANAカードマイルプラス加盟店(1.5%〜)
- ANAマイレージモール(1.3%〜)
- ANA航空券の購入(2.5%)
- 入会・継続マイルで毎年1,000マイル
陸マイラーにとって、特に意識したいのはANAカードマイルプラス加盟店とANAマイレージモールの2つ。
ANAカードマイルプラス加盟店は街中の実店舗で、そしてANAマイレージモールはインターネットでの買い物でボーナスマイルが得られるサイトです。
この2つをうまく活用すれば、より効率的にANAマイルを貯めることができるというわけです。
ここからはANAアメックスを使って1日も早く特典航空券を手に入れるため、ANAアメックスのマイル還元率のしくみについてくわしく説明しますね。
基本的なマイル還元率は1%
ANAアメックスの基本的なマイル還元率は1%。ほかのANAカードと同じ水準です。
いつでもどこでも、このカードで決済すれば100円につき1マイル相当のポイントが付与されます。
もしも毎月10万円の生活費を決済すれば、1か月で1,000マイル分のポイントが貯まるわけです。
ANAアメックスの基本的なポイント還元率は、ほかのANAカードとくらべて可も不可もありません。
ハッキリ言って普通です。
ただ、ANAアメックスだけは国税や公共料金の決済で貯まるポイントは通常の半分に下がってしまいます。
ほかのANAカードだと国税や公共料金の支払いでもマイル還元率が下がらないことを考えると、これはANAアメックスだけのデメリットだと言えます…。
でも、得られるマイルが半減してしまうといっても、ポイントを無期限に貯められるのはかなり大きなメリット。
そのため、国税や公共料金の支払いもANAアメックスに集約することをオススメします。
なお、ANAアメックスの支払いでポイントが半減してしまう具体的な国税、公共料金については、以下でくわしく説明しています。
ただ、Suicaの利用でマイルを貯めたいと考えている人は要注意!
このカードをApple Payに登録してSuicaチャージをした場合はポイント付与対象外、まったくマイルが貯まりません。
なので、Suicaチャージだけはこのカードではなく、別のカードでポイントを貯めることをオススメします。
ANAアメックスのマイル還元率は、ANAカードとしてはハッキリ言って普通。
このカードの魅力はやっぱり、ポイント有効期限が無期限になるってトコやな。
ANAカードマイルプラス加盟店(マイル還元率1.5%〜)
マイルを効率よく貯めるために活用したいのがANAカードマイルプラス加盟店。
ANAカードマイルプラス加盟店というのは、このカードをはじめ多くのカード会社から発行されているANAカードを利用すると、通常よりも多くのマイルが貯まる提携店のことです。
このANAカードマイルプラス加盟店でANAアメックスを使うと、マイル還元率が通常の1%だけでなく0.3〜0.5%アップします。
加盟店は全国にたくさんありますが、日常生活でマイルを貯めるのに活用できそうなところとしては、、、
- ENEOS
- セブンイレブン
- イトーヨーカドー
- スターバックス
- マツモトキヨシ
主にこういったところがあります。
ANAカード特約店の大半はホテルや空港の駐車場など。
陸マイラーに直接メリットがありそうな加盟店が少ないのがやや残念ですが、上記のようなお店なら日常生活で利用する機会も多いので、マイルを効率よく貯められるはず。
ANAアメックスは、多くのクレジットカードと同じようにApple Payに登録し、iPhoneやApple Watchで利用できます。
このカードはANAマイルを貯めるため、日常生活のあらゆる支出で利用するのが理想的。
そのため、Apple Payで手軽に決済できるのは使い勝手がいいですね。
ただ、先ほど説明したANAカード特約店ではApple Payで支払いをしないことをおすすめします。
ANAカード特約店でボーナスマイルが貯まるのは、クレジットカード決済だけなんです…。
特にENEOSやセブンイレブンだとApple Payで決済したいと感じる人は多いと思いますが、ボーナスマイルを貯めるためにもクレジットカードで決済するようにしましょう。
ANAマイレージモール(マイル還元率1.3%〜)
ANAアメックスでANAマイルが通常よりも多く貯まる利用方法として、ANAマイレージモールもあります。
ANAマイレージモールというのは、ボーナスマイルが貯まるインターネット上のショッピングモールのこと。
具体的には、インターネットで買い物をするとき、ANAマイレージモールを経由することによってカードのポイントに加えてボーナスのANAマイルが貯まります。
なので、インターネットで買い物をするときは、まずはANAマイレージモールに参加していないかチェックです。
ANAマイレージモールに参加している主なサイトは、以下の表のとおり。
ANAマイレージモールに参加している主なサイト
サイト名 | 追加で貯まる ANAマイル |
---|---|
楽天市場 | 200円につき1マイル |
Yahoo!ショッピング | 300円につき1マイル |
ポンパレモール | 300円につき1マイル |
LOHACO | 100円につき1マイル |
セブンネットショッピング | 100円につき1マイル |
ヤフオク! | 300円につき1マイル |
ベルメゾンネット | 100円につき1マイル |
Amazonが含まれていないのは残念ですが、多くの人が利用する楽天市場とYahoo!ショッピングが含まれているのが注目すべきポイント(嬉)
楽天市場やYahoo!ショッピングでネットショッピングをするときは、必ずANAマイレージモールを経由してボーナスマイルをもらいましょう。
なお、ANAカード特約店とANAマイレージモールに参加しているサイトは、ANA公式サイトの「マイルやコインを貯める」で確認することができます。
ANA航空券の購入(マイル還元率2.5%)
陸マイラーの人にとってはほとんど(まったく?)メリットがありませんが、このカードはANA航空券の購入に使うとマイル還元率が2.5%にまで飛躍的にアップするのも大きな特徴。
ANAカードは、このANAアメックスに限らずANA航空券の購入でマイル還元率がアップします。
ただ、この還元率はANAカードの種類によってマイル還元率が変わるんです。
具体的には以下の表のとおり。
ANA一般カード | ANA航空券購入時の マイル還元率 |
---|---|
ANAアメックス | 2.5% |
ANA VISA一般カード | 1.5% |
ANAマスター一般カード | 1.5% |
ANA JCB一般カード | 1.5% |
そしてこのANAアメックスは、ANA航空券の購入だともっとも還元率が高くなるANAカード。
なので、このカードは陸マイラーだけでなく、ANA購入券を購入する機会が多い人にとってもメリットが大きいと言えます。
これはすべてのANAカードに共通して言えることですが、ANA航空券購入のボーナスマイルは、以下のとおり限定されていることに注意しましょう。
- 国内のANA公式サイトでの予約
- 国内のANAカウンターで購入
つまり、日本国内でANAから直接購入した航空券がボーナスマイルの対象になるというわけです。
そのため、H.I.S.やエクスペディア、楽天トラベルなどの旅行予約サイトでANA便を予約した場合は、ボーナスマイルの対象にはなりません。
ちなみに、ANAカード特約店やANAマイレージクラブでのマイル還元率は、どのANAカードでもまったく同じ。
そのため、これらのマイル還元率アップはANAアメックスだけのメリットというわけではありません。
ANAアメックスだけのメリットと言えるのは、ANA航空券を購入したときのマイル還元率2.5%。
陸マイラーにとってはメリットがありませんが、ANA国内線を利用する機会が多いならANAアメックスを持つ大きな理由になりますね。
ANAアメックスは、ANA航空券を購入するときのマイル還元率が1番高いANAカード。
けっこう地味なメリットやけど、、、
- 国内旅行とか帰省でANA国内線をよく利用する
- 出張で使うANA国内線を自費立て替えすることが多い
こういった人やったら、マイルが貯まりやすいからANAアメックスを持つ価値があるで。
ちなみに、さっきもちょっと説明したけど、ANAアメックス・ゴールドになったらANA航空券を購入したときのマイル還元率は3%までアップするで。
入会・継続マイル(毎年1,000マイル)
そしてANAアメックスたけでなく、多くのANAカードと共通の特典として「入会・継続マイル」があります。
これは、カードに申し込んで会員になったとき、そしてカード会員でいると毎年必ずボーナスマイルとして1,000マイルがもらえるというもの。
ANAアメックスは年会費が7,000円+税と高額な上、ポイント移行コースの登録料も支払うことを考えると、入会・継続マイルで実質的なコストを抑えることができるのは魅力ですね。
デポジットでマイルを確実に貯められる
管理人としては、「デポジット(事前入金)」もANAアメックスでANAマイルを貯める大きなメリットなんじゃないかな?と思っています。
デポジットというのは、カード利用代金を前払いすることにより限度額以上にカード決済ができるしくみのこと。事前入金とも言います。
クレジットカードは、限度額の範囲内でしかカードを利用することができません。
そのためもしも高額な出費が続くと、利用金額が限度額に達してしまいほかのクレジットカードや現金払いで決済するしかありません。
つまり、ANAマイルを貯めることができないということです(泣)
でも、ANAアメックスならカード利用金額が限度額に達してしまっても、アメックスに前払いすればいくらでも決済できるというわけです。
デポジットによるカード決済でもポイントが貯まるので、限度額が理由でマイルを取りこぼしてしまうことはありません。
次のような代金も、気にせずANAアメックスで決済できます。
- 数十万円にのぼる家族旅行の費
- 数百万円の結婚式の費用
このデポジットのしくみが利用できるクレジットカードは、アメックス以外だとほとんどありません。
なので、デポジットを活用して限度額を気にせずマイルを貯めたいという人にとっては、ANAアメックスは唯一の選択肢です。
なお、アメックスのデポジットについて以下のページでくわしく説明しています。
フライトが快適になるアメックスの付帯サービス
ANAマイルが貯まれば、いよいよマイルを特典航空券と交換してANA便を利用することに!
ANAアメックスは、そういったときに便利なサービスも付帯しています。
フライトが快適になるアメックスの付帯サービス
まずは空港ラウンジサービス。
このカードを持っているだけで、国内主要空港+ハワイ・ホノルルの空港ラウンジを無料利用できます。
空港ラウンジはソファーに座りながら無料のコーヒー・ジュースを飲みながらくつろげるスペース。
電源コンセントや無料Wi-Fiも利用できることがほとんどなので、フライト前にスマホを充電しながら時間潰しもできます。
と、ここまでの内容だと多くのゴールドカードに付帯している空港ラウンジサービスと同じ。
ANAアメックスがほかのカードよりも優れている点は、同伴者1名も空港ラウンジを無料利用できること。
多くのカードに付帯している空港ラウンジサービスは、カード会員本人しか無料で利用できず、同伴者は1,000円前後の料金を支払う必要があります。
なので、ANAアメックスを持っていれば旅行や会出張で一緒にいる人と2人で無料で空港ラウンジを利用できるというわけです。
なお、アメックスの空港ラウンジサービスについては、以下のページでくわしく説明しています。
国内の主要空港に設置されているANAラウンジは、ANAアメックスを持っていても利用できません。
ANAラウンジというのは、ANAが優良顧客のために空港に設置しているラウンジのことです。
通常のクレジットカードで無料利用できるラウンジ(「カードラウンジ」といいます)よりもはるかに豪華で、ジュース・コーヒーが無料で飲み放題なのは当たり前、軽食やアルコールまで用意されています。
ANAアメックスなら「ANAカード」な上に付帯サービスが手厚いアメックスなので、ANAラウンジが利用できるのでは?という期待も膨らみますが、残念ながら不可能…。
持っているだけでANAラウンジを無料で利用できるクレジットカードはANAカードの中でも年会費プレミアムカードだけ、しかも国内線のみで国際線は利用できません。
ANAプレミアムカードは国際ブランドによって年会費がちがいますが、もっとも低いANA JCBプレミアムでも7万7,000円(税込)。
ANAアメックス・プレミアムに至っては16万5,000円(税込)(驚)
ANAラウンジを利用するためだけに持つのは、ちょっともったいない金額です(悲)
国内レンタカーが5%OFF
北海道や沖縄への国内旅行や航空機や電車での出張では、旅先でレンタカーを利用することが多い方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ANAアメックスを持っていれば、アメックスが提携している以下のレンタカーを会社5社で、通常料金の5%割引を受けることができます。
- オリックスレンタカー
- トヨタレンタカー
- 日産レンタカー
- ニッポンレンタカー
- タイムズカーレンタル
上記5社は全国に展開しているところばかりなので、旅先でレンタカーを借りたいときは大いに活用できそうです。
ただし、車種や時期によっては割引が受けられない可能性もあるので注意しましょう。
なお、アメックスのレンタカー割引については、以下のページでくわしく説明しています。
空港パーキングで最大40%OFF
空港まで自家用車で向かう方にとって、ANAアメックスの空港パーキングは役立つサービスです。
空港パーキングとは、成田空港や関西国際空港、羽田空港、福岡空港の4つの空港に近い駐車場の料金を20~40%、金額にして100~1,500円の割引を受けることができます。
ただし、このサービスを利用するには、前もって駐車場を予約しておく必要があります。
もし空港までの往復で自家用車と空港近くの駐車場を利用しているなら、空港パーキングが活用できます。
なお、アメックスの空港パーキングについては、以下のページでくわしく説明しています。
海外旅行からの帰国時、手荷物を無料配送
ANAアメックスには、手荷物無料宅配サービスも付帯しています。
手荷物無料宅配サービスとは、海外からの帰国時、スーツケースを1個に限り自宅まで無料配送してくれるサービス。
海外からの帰りは、長時間飛行機に乗って疲れているところにスーツケースを持って電車やバスで帰宅しなければなりません。
このようなとき、スーツケースを配送してもらうことができれば、負担が軽減されます。
なお、このサービスは海外への行きは対象外となっているため、宅配サービスを利用する場合は有料で申し込む必要があります。
なお、アメックスの手荷物無料配送サービスについては、以下のページでくわしく説明しています。
海外旅行保険は使い物にならない。。。
このカードには、「一応」海外旅行傷害保険も付帯しています。
海外旅行傷害保険というのは、海外旅行中の現地での病院代や持ち物の紛失・盗難による損害を補償してくれる保険のこと。
このカードの海外旅行保険は、表面上は「最高5,000万円」と手厚い雰囲気が出ていますが、実際は実用性が低すぎてないに等しいレベルだという点に注意。
その理由は、、、
- 5,000万円が補償される可能性があるのは、海外旅行中の死亡や後遺障害が残る事故に遭ったときだけ
→絶対ないとは言い切れないけど、可能性低すぎ… - もっとも利用する可能性が高い病気・ケガの補償は100万円だけ
→海外での医療費は最低でも300万円は必要。これだと足りない!
主にこの2つ。
つまり、最低限必要な補償金額がカバーできていないんです(泣)
普段の生活でANAマイルを貯めるには何の不都合もありませんが、特典航空券で海外旅行に行くときは、ほかの海外旅行保険が充実したクレジットカードや有料の海外旅行保険で対策することを強くオススメします。
なお、ANAアメックスの具体的な旅行傷害保険の補償内容と金額は、以下の表のとおり。
ANAアメックスの旅行傷害保険の対象範囲と補償金額
保険が適用 される場所 |
保険の種類 | 保険の内容 | 保険金額 | |
---|---|---|---|---|
本人 | 家族 | |||
海外・ 国内とも |
傷害死亡 | 事故やケガで亡くなったとき | 最高3,000万円 | 最高1,000万円 |
傷害後遺障害 | 事故やケガで後遺障害を負ったとき | 最高3,000万円 | 最高1,000万円 | |
海外のみ | 傷害治療費用 | ケガで現地の病院でかかった費用 | 最高100万円 | |
疾病治療費用 | 病気で現地の病院 | 最高100万円 | ||
賠償責任保険 | 他人にケガを負わせてしまったり他人の持ち物を壊してしまったとき | 最高3,000万円 | ||
携行品損害保険 | 旅行中のデジカメや衣類のような持ち物が盗難に遭ったり壊れたりしたととき | 年間100万円 | ||
救援者費用 | 旅行中に行方不明となったり大ケガを負ったりして日本から家族が駆けつけなければならなくなったときの費用 | 最高200万円 |
アメックスの海外旅行保険の弱点とその対策については、以下のページでくわしく説明しています。
アメックス・グリーンはANAマイルへの移行が年間4万マイルまで
ANAマイルを貯めるためのクレジットカードとして、ANAアメックスとアメックス・グリーンが比較されることがよくあります。
アメックス・グリーンというのはアメリカン・エキスプレスが発行しているもっともスタンダードなクレジットカード。
月会費1,100円(税込)とANAアメックスよりも高いものの、有効期限なしにANAマイルを還元率1%で貯められるという点で共通しています。
しかも、アメックス・グリーンはカード利用で貯めたポイントをANAマイル+JALマイル+外資系の航空会社15社=合計17社のマイルに移行できるというメリットが。
(ただし、外資系の航空会社のマイル移行はマイル還元率0.8%に、JALマイルへの移行は還元率0.4%にダウンしてしまうことに注意)
そのため、
「ANAアメックスよりもアメックス・グリーンでマイルを貯め方が得なんじゃないかなー?」
と迷っている人もいるのでは?
確かに、カード利用で貯めたポイントをANAだけでなくいろいろな航空会社のマイルに移行できることに魅力を感じるならアメックス・グリーンの方がオススメです。
マイル移行できる航空会社が多ければ、行き先や利用したい便に合わせて柔軟にポイントを活用することができますからね。
ただ、アメックス・グリーンのポイントはANAマイルに移行できるのが年間4万マイルまでという制限があるのが致命的なデメリットです。
そのため、特典航空券が4万マイル以上必要なときはポイントを2年以上にまたいで移行する必要があり、実用性がかなり低くなります。
その点、ANAアメックスはこういったマイル移行上限はありません。貯めたポイントは5万マイルでも10万マイルでもまとめて移行可能です。
なので、管理人としては、、、
- ANAマイルを貯めると決めている→ANAアメックス
- キャセイパシフィックやデルタ航空といった、ANAマイルでは利用できない航空会社の利用も視野に入れたい→アメックス・グリーン
このような基準で選ぶのがいいと考えています。
なお、ANAアメックスとアメックス・グリーンは、以下のページでくわしく比較しています。
まとめ
ここまで、ANAアメックスを日常生活の決済で活用してマイルを貯めるという視点で、このカードについてくわしく説明しました。
ANAアメックスの最大の特徴は、有効期限なしにANAマイルが貯められる希少カードだということ。
陸マイラーにとってはいかにポイントを失効させずに特典航空券を手に入れるかが重要になります。
なので、その意味ではこのカードは陸マイラーにもっとも適したカードだと言えますね。
ただ、2〜3年以内に特典航空券を手に入れるだけのマイルを貯めることができる人にとっては、このカードの年会費7,700円(税込)はややもったいない出費になってしまいます。
カード利用金額がかなり多い人やANA国内線の利用でもANAマイルを獲得できる人なら、年会費が低いANA VISA一般カードなどの方が結果的に得に。
とは言え、多くのANAカードのポイント有効期限2〜3年で特典航空券を手に入れられる人は、かなり少ない気がします。
このことから、ANAアメックスは多くの陸マイラーにオススメのカードだと言えます。
年会費(税込) | 7,700円 |
---|---|
家族カード 年会費(税込) |
2,750円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高3,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高2,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高200万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANA |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、最大60,000マイル相当のボーナスポイントが!
このカードはポイント移行コースを活用してこそ持つ意味があるで。
せやから、そのしくみをぜひとも理解してください。