アメックスのカード表面には、Wi-Fiみたいなマークが表示されています。
これは、Wi-Fiではありません(笑)「リップルマーク」といって、コンタクトレス決済に対応しているという意味です。
コンタクトレス決済というのは、クレジットカードを店舗の端末にかざすだけで、暗証番号やサイン不要で支払いができる決済方法のこと。つまり、電子マネーと同じように利用できるわけです。
-コンタクトレス決済中の画像-
コンタクトレス決済と電子マネー(SuicaやiD、QUICPayなど)の使い方はとても似ていますが、大きな違いがあります。それは海外で使えるかどうか。
SUicaやiD、QUICPayは、国内だと幅広く利用できます。ただ、日本独自の規格なので海外ではまったくと言っていいほど利用できません。一方のコンタクトレス決済は国際規格なので、海外でも利用可能なんです。
そのため、コンタクトレス決済は海外旅行サービスが充実しているアメックスととても相性がいい決済方法だと言えます。
また、国内でコンタクトレス決済を利用するメリットは、暗証番号・サイン不要でスピーディーにカード決済ができること。
コンタクトレス決済に対応している日本のクレジットカードは少ないため、アメックスはとても貴重な存在だと言えます。
このページでは、アメックスのコンタクト決済の基本的な知識から実際に利用する方法までをくわしく説明します。海外旅行の機会が多い方や日常生活の支払いをアメックスにまとめたいと考えている方なら、このページを最後まで読めばコンタクトレス決済でカード利用がより便利になることは間違いありません。
アメックスのコンタクトレス決済とは?
まずはアメックスのコンタクトレス決済の基礎から説明しますね。
冒頭で説明したとおり、コンタクトレス決済というのはクレジットカードを直接店舗の端末にかざすだけで決済ができるしくみのことです。大きな特徴として、世界1,300ヶ所標準の規格なので海外で利用できること。
ここから、コンタクトレス決済は一体どういうものなのか?規格や安全性について説明します。
コンタクトレス決済は世界1,300ヶ所標準の規格
アメックスで利用できるコンタクトレス決済は、セキュリティが高いのが特徴です。近距離無線の国際規格「NFC Type A/B」やICカードの世界1,300ヶ所標準「EWV」といった、世界1,300ヶ所的に普及している信頼性の高いシステムに準拠しているので、個人情報を抜き取られたり不正利用される危険性は限りなく低くなっています。
ちなみに、日本の電子マネー(iDやQUICPay、Suica、楽天Edy、nanacoなど)はすべて、Felica(フェリカ)という規格で作られています。この規格は日本で広く普及しているものの海外ではまったくと言っていいほど使えないのがデメリットです。
日本でiPhone 7以降の機種でApplePayによる決済ができるようになったのは2016年10月から。これは、iPhone 7の機種が日本の電子マネーためにFelicaに対応したからです。
それ以前のiPhoneもコンタクトレス決済と同じNFC Type A/Bには対応していたため、実は海外では日本よりも早くからApplePayが利用できました。
海外だと店舗での会計で店員さんにクレジットカードを渡したとき、店員さんがカード番号などの情報をこっそり盗み取る可能性があります。でもコンタクトレス決済なら、店員さんにカードを渡さずに自分で端末にカードをかざすため、カード情報を盗まれる可能性が大きくダウンするわけです。
そのため、海外だとコンタクトレス決済は、普通のカード決済よりも信頼性が高い決済方法として普及しています。
なお、店舗でコンタクトレス決済を利用する方法については、後ほどくわしく説明しています。
コンタクトレス決済に対応しているアメックス
日本ではあまり知られていないものの、海外ではメジャーな決済方法であるコンタクトレス決済。このコンタクトレス決済に対応しているアメックスは、以下の4種類に限られます。
カード表面にリップルマーク(W-iFみたいなマーク)が表示されていれば、コンタクトレス決済に対応しています。
なお、ANAアメックス(クラシック/ゴールド)とデルタ・アメックス(クラシック/ ゴールド)は、カード本体がコンタクトレス決済に対応していません。
カード本体がコンタクトレス決済に対応していないアメックスでも、Apple Payに登録すればiPhoneでコンタクトレス決済を利用できます。ApplePayは電子マネーiDとQUICPayとして決済できるイメージが強いですが、コンタクトレス決済にも対応していますからね。
このことは、アメックス公式サイトでも以下のように説明されています。
Apple Payに登録するカードはコンタクトレス決済の対応マークなしでもお支払い可能です。
(アメックス公式サイト「コンタクトレス決済」)
なお、アメックスでApple Payを利用する方法は「アメックスはApplePayに登録できる!相性のいいカード3種類を紹介」でくわしく説明しています。
店舗がコンタクトレス決済に対応している必要あり
コンタクトレス決済は、対応しているアメックスを持っていることは言うまでもありませんが、店舗側がコンタクトレス決済に対応していなければ使えません。
アメックスで決済ができる店舗であっても、コンタクトレス決済には対応していない可能性がありますからね。むしろ、国内だとコンタクトレス決済に対応していないことがほとんどです(泣)
具体的には、コンタクト決済に対応している主な店舗は以下のとおりです。
- コンビニエンスストア(ローソン)
- マクドナルド
- 関西国際空港
- 海外の地下鉄やファーストフード店
セブンイレブン(コンビニ)にはコンタクトレス決済のマークがありますが、まだ対応していないようです。管理人が実際に試してみましたがダメでした(笑)おそらく、レジの端末はコンタクトレス決済に対応しているものの、ソフト面で対応しきれていない状態なのだと思います。
-セブンイレブンのレジ画像-
そのため、コンタクトレス決済を国内の日常生活で活用できるとすれば、現状はローソンとマクドナルドくらいになります。
ただ、今後は海外からの観光客のためにコンタクトレス決済が利用できる店舗が増えていくことを、管理人と一緒に期待しましょう(笑)
海外だと、コンタクトレス決済に対応していることで有名なのはイギリスの地下鉄。コンタクトレス決済を使えば、日本のSuicaのように改札を通過し、地下鉄に乗ることができます。
コンタクトレス決済は「クレジットカード払い」で利用する
国内では対応店舗が少ないとはいえ、日常的に使えるローソンやマクドナルドでの少額決済でも活用できます。また、海外旅行だと日本の電子マネーは使えないのでコンタクトレス決済は重宝するはず。
外貨の、それも小銭って、額面がイマイチわからないから使うのがストレスなんですよね(汗)
そんなときにアメックスのコンタクトレス決済を使えば、外貨にストレスを感じることなくスムーズに買い物ができるわけです。
そこでいざというときにコンタクトレス決済をスマートに使えるよう、ここからは利用方法を説明しますね。
0.事前登録や申込みは不要
リップルマークがついたアメックスを持っているなら、今すぐにでもコンタクトレス決済を使うことができます。つまり、事前登録や申し込みは不要。これはお手軽で嬉しいポイントです。
強いて言うなら、普段のカード決済で使う4桁の暗証番号を登録している必要があります。
ただ、暗証番号を登録していないカードだとコンタクトレス決済どころか通常のカード決済も不便なので、アメックスを手に入れると同時に暗証番号を登録するはず。
そのため、コンタクトレス決済を使うためだけの準備は不要だと言えますね。
1.コンタクトレス決済の支払い方法は「クレジットカード」
コンタクトレス決済は、店員さんにカードを渡さずに、電子マネーのように自分でカードをかざして決済します。ここで悩むのが、店員さんに「支払い方法はどうされますか?」と聞かれたときに、何と言えばいいのかということ。
答えは、クレジットカード払いです。
コンタクトレス決済ができる店舗は、クレジットカードを自分で端末に差し込む方式で、その端末に電子マネーをかざすところがあります。
この部分にアメックスのカードをかざせばOKです。カードを差し込むという動作がない上、決済が認証される時間も短いのでスムーズです。
管理人が初めてコンタクトレス決済を使おうとしたときのことです。ローソンの店員さんに、
「こ、こ、コンタクトレス決済でお願いします!」
と伝えると、
「何ですか、それ…?(汗)」と言われてしまいました…。
コンタクトレス決済は日本ではマイナーなため、店員さんでも知らないことが多いんです。外国人観光客が多いローソンやマクドナルドの店員さんなら知っているかもしれませんが。
かなり不安になりますが、2〜3秒できちんと決済されるので大丈夫です。
このように国内でのコンタクトレス決済はまだまだ普及していないのが現状です。
2.レジの端末にクレジットカードをかざす
店員さんにクレジットカード払いだと伝えたら、レジの端末にクレジットカードをかざします。なお、このときApple Payに登録済みのiPhoneをかざしてもOK。
たいていの場合、店員さんに「電子マネーなんですか…?」と聞かれます(笑)。不安になるかと思いますが、2〜3秒で決済は完了します。
ちなみにですが、ほとんどの店員さんがコンタクトレス決済について知らないため、決済後には「こんなことできるんですね!」と驚かれます(笑)
もちろん、コンタクトレス決済には暗証番号の入力やサインが不要です。このスピーディーさがコンタクトレス決済のメリットですね。
クレジットカード決済の扱いになるため、ポイントも通常のカード決済とまったく同じように貯まります。
国内でもコンタクトレス決済を使うことを推奨
ここまでコンタクトレス決済の使い方などについて説明しましたが、
「海外で使うならわかるけど、国内なら電子マネーで、別にいいんじゃない?」
と思った人も多いはず。
確かにアメックスをApplePayに登録するとQUICPayとして利用できます。コンビニやマクドナルドの支払いなら、QUICPayで支払えば十分な気がしますよね。
しかし、国内でもできるだけコンタクトレス決済を利用することをオススメします。その理由は、QUICPayだとボーナスポイントが受けられない恐れがあるから。
たとえば、過去にローソンでアメックスを使うとキャッシュバックが受けられるキャンペーンや、ANA特約店でANAアメックスを使うとボーナスマイルが得られる特典がありました。
でも、これらのキャッシュバックやボーナスポイントはカード決済が条件。QUICPayで決済すると対象外になってしまいました。
QUICPayだと、アメックス側にはどこの店舗で決済したのかわかりません(カード利用明細にも「QUICPay加盟店」と表記される)。そのため、キャッシュバックやボーナスポイントが付与されないわけです。
しかし、コンタクトレス決済は通常のクレジットカード払いとまったく同じ扱いです。アメックス側にも利用店舗名がわかりますし、カード利用明細にもきちんと店舗名が表示されます。
そのため、キャッシュバックやボーナスポイントをきちんと受け取るためにも、コンタクトレス決済に対応している店舗ではコンタクトレス決済を選ぶことをオススメします。
コンタクト決済を利用するためのおすすめアメックス
ここまで、コンタクトレス決済の基本的な知識や使い方、メリットについて説明しました。コンタクトレス決済のメリットをまとめると、以下のとおりです。
- 海外で電子マネーのように利用できる
- QUICPayなどの電子マネーのようにスピーディーに決済できる
- クレジット決済が対象となるボーナスポイント/ボーナスマイルが貯められる
このコンタクトレス決済に対応しているアメックスは複数ありますが、海外旅行サービスが充実しているアメックスだとコンタクトレス決済との相性がいいのでオススメです。
また、コンタクトレス決済を利用してボーナスポイントやキャッシュバックを無駄なく受けたいなら、日常生活でポイントを貯めるのに適したアメックスを選ぶのも選択肢の1つです。
以下では、コンタクトレス決済と相性がいいアメックスを、具体的に紹介します。
アメックス・ゴールドは海外旅行サービスがもっとも充実したカード
アメックス・ゴールドはアメックスの中でもっとも付帯サービスが充実したカード。
中でも海外旅行サービスの充実ぶりは、他社ゴールドカードを大きく引き離しています。
具体的には、補償金額が手厚い海外旅行保険や同伴者1名無料の空港ラウンジサービス、出発・帰国時往復の手荷物無料宅配サービス、自宅・空港間の送迎サービスなど、細かい部分までカバーしているサービスに好感が持てます。
そのため、年に数回は海外へ行く方なら、アメックス・ゴールドの海外旅行サービスを活用しつつ、現地でコンタクトレス決済も利用できます。
年会費(税込) | 31,900円 |
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家族カード 年会費(税込) |
13,200円←1枚目は永年無料 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高1億円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から8ヶ月以内のカード利用で最大30,000ポイントプレゼント!
アメックス・グリーンはオンラインショッピングの補償が充実
アメックス・ゴールドよりも年会費が低く、付帯サービスが抑え目のアメックス・グリーン。
そう言うとショボい感じがしますが、アメックス・グリーンでも他社ゴールドカードに匹敵する海外旅行やショッピングサービスが付帯します。
海外旅行の機会が年1回程度で、どちらかというと買い物でアメックスを使いたいという方なら、アメックスゴールドよりも年会費が抑えられているにも関わらず、必要なサービスが揃ったこのカードがオススメです。
月会費(税込) | 1,100円 |
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家族カード 月会費(税込) |
550円 |
入会資格 | 満20歳以上で安定した収入があること |
限度額 | 審査により個別に決定 |
海外旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内旅行保険 | 最高5,000万円(利用付帯) |
ショッピング保険 | 最高500万円 |
ポイントプログラム | メンバーシップ・リワード 100円=1ポイント |
マイル移行可能な 航空会社 |
ANAなど17社 |
支払い方法 | 1回払い (リボ払い・分割払い・ボーナス1回払いは、 入会後6か月以降に申し込みにより利用可) |
発行日数 | 2〜3週間 |
当サイトを経由してカードをお申し込みいただくと、入会から3ヶ月以内のカード利用で最大15,000ポイントプレゼント!